【感想・ネタバレ】吉祥寺少年歌劇(2)【特典付】のレビュー

あらすじ

【志村貴子氏、激賞!!!】
男子のみで構成される伝統の歌劇団ーー「吉祥寺少年歌劇」。
入学から退団までを駆け抜けた1巻へのアンコールに応え、
描かれなかった“幕間”を辿る新シリーズ登場!!

「許されるならどうかもう少しだけ、
僕はこの舞台に在りたい。」

81期生の白井寿は、歌舞伎の家の跡継でありながら
吉祥寺歌劇の舞台を夢見てしまった。

家や世間が望む運命に抗い、自分だけの夢を掴み取るためには、
必ずや学年首席にならねばならない。

けれど目の前には、進藤瑞穂という圧倒的な歌声の持ち主がいて……。

ほか、80期生の首席ペアである花形と清月の予科生(1年生)時代や、
瑞穂が胸に秘める家庭環境も明らかに。
舞台芸術を愛するすべての人に捧ぐ、待望の第2巻!
【紙&電子共通応援書店ペーパー収録】

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「男子のみ」で構成される伝統の歌劇団、吉祥寺少年歌劇。
そこへ入団するために付属の音楽学校へ入学した進藤瑞穂(しんどう みずほ)は男役になることを目指していたのですが、娘役と判定されショックを受けます。
ですがライバルであり仲間でもある同期や先輩達の言葉によって、自分の道を見つけ夢の舞台を目指すのです!!

主人公の瑞穂は男役に憧れ入学したにも関わらず適正面談で娘役と判定されます。
逆に同期のサワは娘役に憧れていましたが、その体格から娘役を諦め男役を目指します。
ふたりはそれぞれ理想と現実の狭間で揺れ動き、どう心に折り合いをつければよいのだろうと苦しむのです。
そんなふたりに対し先生は
「骨や筋肉や肌質や…身長は理想通りには備わらないことの方が多いものです」
と話し、だからこそ自分の素質を美しく磨いていくことが大切であると伝えます。

歌舞伎の家に生まれながら音楽学校へ入学してきた白井寿(しらい ことぶき)。
娘役を嫌がる瑞穂に「そんなことならやめてしまえ」と言ったり、実力も才能もあり何もかもが完璧と思われていましたが、そんな彼もまた立ちはだかる壁の大きさに打ちのめされるのです。

どのキャラクターもそれぞれの物語が丁寧に描かれており、様々な想いを抱きながら舞台に上がることを目指し壁にぶつかり苦しむ姿はとてもリアルで心が震えました。
本当に吉祥寺少年歌劇が存在しているのでは!?とすら思えてきます。

こちら1巻完結となっておりますが、もっと読みたい!!と思わずにはいられません。

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感情タグBEST3

匿名

購入済み

1巻を

読んで、とってもハマりました!続刊が出るなんて、とっても嬉しいです。1巻では語られなかった、幕間を読めるなんて!そして、作者さんの頭の中にはもっと膨大な設定や細かい物語があるんだろうな〜、是非読みたい!と思っていたら、また次巻も刊行されていて嬉しすぎます!次巻も楽しみです!

#切ない #感動する #エモい

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

1巻で疾風のごとくラストまで駆け抜けたストーリーだったので、2巻以降なにを描くんだ?!と思っていたら「幕間」として各キャラのサイドストーリーが掘り下げられていました。
瑞穂はただのネアカじゃなかったんだなぁとか、平先生面白そうなキャラだなぁとか、新しい側面を見せてくれて、蛇足じゃない続編だと思います

0
2025年07月12日

購入済み

吉祥寺少年歌劇の2巻です。
彼らの過去がそれぞれの視点で描かれる、補完的な短編集でした。思春期の少年たちが閉ざされた環境の中で迷いながら切磋琢磨し成長する様子が描かれます。to be continued の記載があったので1巻の時系列よりあとの物語もこれから描かれるのでしょうか。

#泣ける #切ない #感動する

0
2024年09月06日

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