【感想・ネタバレ】新標準の就業規則 多様化に対応した〈戦略的〉社内ルールのつくり方のレビュー

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Posted by ブクログ

これで下田さんの就業規則本を読むのは3冊目かな。はじめての著作は、社労士事務所に入って半年くらいした時に、何気に本屋に入って、今まで全く目にすることがなかったコーナーにあるのを見つけて、すごく衝撃を受けたものだった。
で十数年の時を経て今回の著作は、作り方のスタンスの主張が変わっている。二作目の前作もこういうことは言っていたが、今回新たに打ち出している。もっとも、規定例を見る限りは、そこまで変わってはいない様に思うのだけれど、要は作り方、なんだろうな。特に服務規律は、今まではとにかく会社にリスクが及ばない様に細かく具体的に何個も、会社が従業員の意見に関係なく、作っていたところを、まずは従業員も巻き込んだ作成方法として、最終的に似たようなものになったとしても、自分たちが参加して作った規定は捉え方が変わってくるはずだよな。

ところどころコラムがあって、そこに書かれている話で、「人には良心があるのだが、良の字を良いことと捉えるのではなく、本来の、と捉えるのが良い」という話には深く頷かされた。まぁこれは確か前作でも書かれていたように思うがすっかり頭から抜けていたので、誰かに話す機会を増やして定着させなければいけない。

就業規則の作成についてはだいぶ関わってきたから、もうそんなに一から真新しい知識を得られたわけでは無いのだが、それでもいくつかはなるほどと思える内容もあったから、買ってみて良かった。

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2021年08月12日

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