【感想・ネタバレ】おこだでませんようにのレビュー

あらすじ

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

怒られてばかりいる子の心の中を描いた絵本。

「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?

※この作品はカラーです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短冊の願い事を見て先生はしばらくだまっていた…のくだりのところから、何回読んでも喉が詰まるほど切ない思いが込み上げてきて毎回読み聞かせを中断してしまう。息子たちが不思議そうに見るので、なんとか涙を堪えながら震える声で読み進めるが、結局読み終わる頃には号泣。。息子も自分の思いをはっきり口にせず我慢するところがあるので、どうかこんな辛い思いをしないよう、どんな時も息子の気持ちに敏感に寄り添っていこうと思う。
そして、自分はいつも怒られてばっかり、またどうせダメなんだ、なんていう思いをしている世の中の子供たちが、どうか辛い気持ちに気づいてくれる大人に出会えますように。

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【ネタバレ注意】う~、涙が出る、これは。僕はいつも怒られている小学生。夕方、母親を待つ間妹と遊んで、頑張っても怒られる。友人から仲間外れにされても怒られる。カマキリをつかまえてクラスの女子に見せただけで怒られる。掃除の時大きな声で歌っていたら怒られる。七夕の短冊に「おこだでませんように」と書いたのを見つけた先生。そこから一気に話しが変わる。先生が泣き、母親も優しくなる。自分では「何故、僕とお話ししないんだ!」と母親、先生に対して憤りを感じた。ちょっと乱暴なだけで、基本優しい奴なんだよ。僕はいい奴だよ。⑤↑

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは子どもと関わる全大人が読むべき絵本です。

今年の七夕、我が子が短冊に書いたお願いが「かみさまにおこられませんように」でした。
タイトルを見て共感できる箇所があるかも?と軽い気持ちで借りたのですが、私の心に刺さりまくり。
寝かしつけの際に読み聞かせながら涙が止まらなくなり、「ティッシュで拭いて?もう泣かないでー?読むの終わりにしよう」と慰められるほどでした笑

主人公は小学生になったばかりの男の子。
家には小さな妹がいます。
何か企みがあって悪さをしてるんじゃない。自分なりに一生懸命やってるし、前に何をしたらほめられたのかも覚えてる。それなのに、怒られてばっかり。

この絵本を読むと、大人がいかに子どもの一部分だけを切り取って見て、大人の都合で叱っているのかを思い知らされます。
もちろん暴力はいけないけれどその理由を説明する機会は設けなくてはいけません。

後半、主人公の男の子も短冊に「おこだでませんように」と書いたと分かって涙腺崩壊です。
自分の行動や気持ちを説明する言葉を持たない子どもとの向き合い方を今一度考えなければと思わせてくれました。

ちなみに読み終えた後の我が子はケロリとした顔で「おやすみー」と言い、すぐに寝入りました。星4つなのは、つまり子どもより大人に刺さる絵本だからです。

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2024年09月07日

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