桐生正幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■カスタマーハラスメントの定義
顧客等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの。
■カスハラ加害者の5つのタイプ
①思い込み・勘違い
責任転嫁から引っ込みがつかなくなる
②歪んだ正義感
アドバイスと称したハラスメント
③ストレス発散
個人をターゲットにする
④攻撃的
土下座や謝礼など過剰な要求
⑤強い執着
精神状態からくるハラスメント
■攻撃する人の特徴
①回避・防衛
この攻撃行動を取る人は、「自分が危害を加えられている」という被害意識を持つ傾向が強い。心理的側面としては「猜疑心」や「被差別感」といった人格特性があり、負の情動などを持ちやすいことが指摘されている。
②影響・強制
この手の攻撃で典型的なのは、自分の意見を通すために戦略的に攻撃行動を使う人。心理的側面としては「自己主張」「競争心」「支配性」などが強いことが指摘される。自分の利益に拘る人、妥協などを嫌う人が、他人と対立した際、自分の要求を押し通すためにこの攻撃行動を使うことが多いと考えられる。
③制裁・報復
「自分が正義」「責任は相手にある」と信じる傾向の強い人が取る攻撃タイプ。心理的側面としては「偏った信念」「融通性に欠ける」「やられたらやり返す」「執拗に思い続ける」といったことが指摘される。法律や社会的ルールとその人個人のルールがごっちゃになっていて、違反する人を制裁し復習したいという思いから攻撃行動を取る。
④同一性・自己提示
体面やプライドへのこだわりが強い人、たくさん注目されたい人が取る攻撃タイプ。心理的側面としては「名誉や信用を守る」「自分のイメージを良くする」といったことが指摘される。
■カスハラ加害者の傾向
・感情の傾向
自尊感情が高い、社会への不満が高い
・性格の傾向
完全主義的な傾向が強い、不寛容性が高い、攻撃性が高い
・話し方・言葉遣いの傾向
大声、話し方が威圧的・一方的、身振り手振りが激しい
・女性の傾向
一方的な話し方、謝罪を求める内容の話
・年令による傾向
50代は大声で攻撃的、40代は揚げ足をとる、30代は淡々と静か
■消費者の8つの権利
①生活のニーズが保証される権利
②安全への権利
③情報を与えられる権利
④選択をする権利
⑤意見を聴かれる権利
⑥補償を受ける権利
⑦消費者教育を受ける権利
⑧健全な環境の中で働き生活する権利
■消費者の5つの責任
①批判的意識を持つ責任
②主張し行動する責任
③社会的弱者への配慮責任
④環境への配慮責任
⑤連帯する責任 -
Posted by ブクログ
『悪いヤツらは何を考えているのか ゼロからわかる犯罪心理学入門』というタイトルから「犯罪者の心理分析」的な内容を想像されるでしょうが、この本は「犯罪とは何か」「犯罪が起きる条件」「犯罪者は何故罪を犯すのか」「猟奇殺人者」「洗脳とマインドコントロール」「刑事はどのように捜査するのか」「防犯」「家庭内犯罪」「性犯罪」「ストーカー」「子供を狙う犯罪」「特殊詐欺」等、広い事柄を網羅した内容になっています。
コラムでは犯罪映画の紹介がされています。
フィンランドやシアトル、ノルウェーのハルデン刑務所の開放性に驚きを隠せません。
シアトルのシェルターについてとても勉強になりました。
犯罪史に残る猟奇殺人者ばかりが印象に残りますが、この本の白眉は、教師や警察官、高齢者の犯罪のような、一見地味ですが社会問題になっている犯罪を取り上げた所です。 -
Posted by ブクログ
<感想>
初心者向けで平易な表現で有名な事件が紹介されている。事例が多かったので個人的には面白かった。
犯罪史上、有名な犯罪者の図鑑的な印象。聞いたことのある名前や事件がコンパクトに解説されていて網羅的に学べるが、一つ一つの犯罪や犯罪者の掘り下げは無いのである程度の知識がある人には退屈かもしれない。
<アンダーライン>
★★★犯罪は犯罪者だけでは成立しない
★★アメリカなどでは、大量殺人の加害者は犯行後に自殺する者が4割近くいます。このことから、大量殺人は、特殊な「自殺(拡大自殺)」の意味合いもあると指摘されています。
★★「誰かと話したかった」という犯行動機
★★★ストーカーにもいろいろなタイプがいますが、共通しているのは「自分が大好き」ということ。
★★ストーカーが陥りやすい心理
「自分は特別だと認めてほしい」「良心の呵責を感じない」「恋愛の妄想にのめり込む」「無視されたと感じやすい」「ストレスを感じると相手をすぐに攻撃する」
★★★★人は「維持する社会的地位がなく、問題解決の方法が殺人しかなく、残虐だと感じず、動機があれば人を殺す」 -
Posted by ブクログ
いろんな学問の触りを簡単に読めるシリーズ物の一つ。以下のような感想を持てるくらいにざっくりで分かりやすかったので、他のシリーズと合わせて、大学、学部選びの際に大学での学びの感触が掴めると思った。
犯罪心理学は統計手法を用いた分析が中心で、犯罪を未然に防ぐというよりも過去の犯罪傾向から犯罪者心理を推測して再発を防ぐことに主眼があると感じた。
犯罪者心理の原理原則が体系化されて新しい仕組みが導入された時の犯罪リスクを推測し未然に防げる学問になると面白いと思ったが、目まぐるしく変化する現代において、それは難しいのかもしれない。
カスハラの研究についても、提案されている内容が企業側の視点だけで消費者まで考えが及んでいないようでまだまだ発展途上と感じた。