柿崎一郎のレビュー一覧
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タイの歴史を大まかに知るのに適した本。
あとがきにもあるように、著者の得意分野である道や鉄道の話がいかされているのが理解を助けてくれて大変よかった。Posted by ブクログ -
タイの歴史を学ぶことはメコン流域の歴史を知ることだな、と思った。当該地域全般がよくわかる。特に、列強諸国の取扱い方(つまり外交)にたけた様子も理解した。
鉄道等(国際)インフラについて記述も詳しい。Posted by ブクログ -
そのなのとおり、タイの歴史を物語を読むが如くざっとしることができる。
好きだけど殆ど知らなかったタイの歴史。
スコータイ、アユタヤ、シャム。時代によってヒーローがいるところが気になった。
近代ではあるが、外交が巧みであることに驚いた。大国とは呼べないかもしれないが、大国との付き合い方がうまい。
また...続きを読むPosted by ブクログ -
全くタイに触れたことのない人にはハードルが高いと思うが、一定タイに住んで、タイ人と触れ合った上で読むと、周辺国への意識の背景など気づくところが多いのでは。Posted by ブクログ
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「微笑の国の真実」というサブタイトル。しかし、19世紀以降、西欧諸国が東南アジアに進出してきたあたりからの「世渡り上手な国」の実情を知ると、「ほくそ笑み」の国と呼ぶ方が相応しいように思えてくる。タイの歴史の主なポイントは次のとおり。
1.中国の揚子江以南(四川から雲南)に出自を持つタイ族は11~12...続きを読むPosted by ブクログ -
2016/10/13 かねてより高齢・体調不良で心配されていたプミポン国王が亡くなった。カリスマ的な国王が亡くなった事での政治的混乱が心配されていたが今のところ平静を保っている。しかし2013年から続く軍事政権の民政への移行の遅れも取りざたされている。
というわけでタイと言えば、微笑みの国、ムエタ...続きを読むPosted by ブクログ -
タイを含めインドシナの国々へ、いつか行ってみたくて、
その成り立ちや構造の仕組みを理解する一助とすべく。
外国との関わり合いのなかでうまく立ち回ってきた、アジアの優等生、という著者の評価は、
たしかにあの笑顔のタイ人たちに、とてもよく当てはまる言葉だと感じさせます。
カンボジアやミャンマー、ラオス...続きを読むPosted by ブクログ -
タイの通史が分かりやすくまとめられており、世渡り上手に立ち回って独立を維持してきた歴史を描いている。高校の世界史だと東南アジア史はほとんどやらないから、ありがたい一冊。タクシン政権の崩壊までしかカバーしていないが、現在の情勢を理解する一助になる。Posted by ブクログ
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タイの歴史を概観できる良書。登場人物の名前や地名がなかなか覚えられなくて読むのに苦労した。たびたびクーデターが起こり政情不安定な印象だが、それも民意の現れと見ることもできる。それぞれの国でそれぞれの歴史を踏まえてそれぞれの今がある。歴史を学ぶことは面白い。Posted by ブクログ
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「物語~の歴史」シリーズ初の東南アジア本。
何となく「西側諸国所属の東南アジアの優等生」のようなイメージがあったタイだったが、最近のタクシン・反タクシン派の争いや、クーデタのニュースを見るにつけ、実際のところどんな国何だろう、と興味を持って読んでみた。
読んでみると、近代以降、想像していた以上に...続きを読むPosted by ブクログ -
夏休みのタイ旅行を楽しむために購読。タイの歴史がよくまとめられた良著。でもタイ人の名前が全然憶えられなくて僕の理解は今ひとつ。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
日本と同時期に近代化を歩みはじめ、東南アジアで唯一独立を守ったタイ。
時代に翻弄されながら生き残ったタイ民族一〇〇〇年の興亡史。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ ...続きを読むPosted by ブクログ -
中公新書の『物語○○の歴史』シリーズ最新刊です。本書は「タイの人たちが学ぶような『教科書的』なタイ一国の概説書」を目指したものであり、日本語におけるタイ一国を概観した通史としては初めてのものだと述べています。内容は、同シリーズで同じく東南アジアを扱った『物語ヴェトナムの歴史』がヴェトナム戦争前のホー...続きを読むPosted by ブクログ
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タイに関しての概略を解説した、初歩的なガイドブック。
構成は、「第1章:言語編」「第2章:文化・社会編」「第3章:地理編」「第4章:歴史編」となっている。言語編と歴史編に多くのページ数を割いているのが本書の特徴の一つかと思う。
また、発行が2022年6月と比較的新しい。「文化・社会編」については、割...続きを読むPosted by ブクログ -
諸外国との関係のバランスをとって上手いことやってきたというのがタイの歴史のイメージでした。本書を読んだ印象は、実際にそうだとしても、強力な政治力のもとでコントロールしたというより、状況に応じて右往左往しながらやっていたら結果そうなったというものでした。
政局の話題がメインになっていて、なかなか物語...続きを読むPosted by ブクログ -
この本の前にベトナムの歴史を呼んだ。
その繋がりで東南アジアの歴史に興味を持つ。
カンボジア、ラオス、ビルマ、そしてタイ。
さてタイという国のことを
今どれだけ知っているか。
友達がよくタイに遊びに行ってる。
日本企業の工場があるだろう。
欧米のどこかの国の植民地だった?
う〜ん・・・ほとんど知ら...続きを読むPosted by ブクログ -
クメールが最初は大国を築いていて、タイはその後。
スコータイ誕生。
北部チェンマイは、タイの主軸にはならず、北部の国としてその前からある。
スコータイをアユッタヤーが呑み込み、さらにバンコクへ。インドシナ半島全域の巨大国家。
いつしかカンボジアのクメールは滅び、二度ほどタイを征服した強敵ビルマも後に...続きを読むPosted by ブクログ