柿崎一郎のレビュー一覧

  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

    匿名

    購入済み

    日本との関係も深く重要な東南アジア諸国。そのうち大陸部(インドシナ半島)の要であるタイの歴史を知るにはちょうど良い本だと思う。タイ族が中国南部から現在のタイへと移住してくる経過、第二次世界大戦時の危機などは知らないことも多く興味深く読むことができた。戦後は政治経済史偏重だが、クーデタが頻発し複雑なタイ政治についておおまかな知識をつけることができた。
    本書はタクシン首相がクーデタにより失脚した2006年までの通史だが、その後のタイは14年に再びクーデタが起こり、16年にはラーマ9世の崩御、そして20年以降は新未来党や前進党の台頭と解党などまだ政治的な安定性は確保できていないように見える。ここ20

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    2025年01月28日
  • 一冊でわかるタイ史

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    とてもわかりやすくタイのことが知れた。
    歴史音痴の私が読んでも、とにかくわかりやすかった。
    なんとなく疑問に思っていた、
    タイの多様性について、
    歴史をしることでとても納得したし、
    タイの柔軟さやしたたかさなど、見習うべきところが多々あると感じた。
    日本といざこざがあったにもかかわらず、
    柔軟さ、したたかさにプラスして、
    プミポン国王の尽力で、関係が保たれたことは
    知っておくべきことだと感じた。

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    2023年09月12日
  • 一冊でわかるタイ史

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    タイに深く関わってない自分には地名、歴史上の人物を読んでもピンとこなかったが、わかりやすく整理されていて読みやすい内容だった。

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    2023年02月18日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    タイの歴史を大まかに知るのに適した本。
    あとがきにもあるように、著者の得意分野である道や鉄道の話がいかされているのが理解を助けてくれて大変よかった。

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    2020年06月22日
  • タイ謎解き散歩

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    タイ全土、各地域の見どころを歴史的背景から解説する一冊です。一般的な観光は飽きたタイリピーター向けの散歩本です。

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    2016年10月16日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    タイの歴史を学ぶことはメコン流域の歴史を知ることだな、と思った。当該地域全般がよくわかる。特に、列強諸国の取扱い方(つまり外交)にたけた様子も理解した。
    鉄道等(国際)インフラについて記述も詳しい。

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    2014年12月21日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    そのなのとおり、タイの歴史を物語を読むが如くざっとしることができる。
    好きだけど殆ど知らなかったタイの歴史。
    スコータイ、アユタヤ、シャム。時代によってヒーローがいるところが気になった。
    近代ではあるが、外交が巧みであることに驚いた。大国とは呼べないかもしれないが、大国との付き合い方がうまい。
    また、温厚な国だと思っていたがしょっちゅうクーデーターが起きていてもはや笑える。

    うらやましいなと思ったのが下記の内容。

    農村地区は貧しいので都会や国外にでていった子供の仕送りに頼る。だけど、その子供が仕事に失敗してもそこに戻ればいい。なぜならば、米が豊かにできるので貧しいかもしれないが食べることに

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    2013年03月12日
  • 一冊でわかるタイ史

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    2024年3月にタイ・バンコクへの出張が決まり、4日間という短い期間の滞在とはいえ、タイの歴史を学ばなければ!と手に取った本。著者はタイの研究者でありながら、本はとっても読みやすく3日漬け学習に便利。最後には年表もあって、日本人にとってわかりづらく覚えづらいタイの名前もなんとなく頭に入れる事ができた。一部漢字にフリガナが振ってあるところを見ると、子供向けといえる。それだけ分かり易く読みやすかった。

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    2024年02月07日
  • 一冊でわかるタイ史

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    今まで読んだタイの歴史に関する本の中で1番わかりやすかったと思います。機会があれば友人に進めたいと思います。

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    2023年11月28日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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     全くタイに触れたことのない人にはハードルが高いと思うが、一定タイに住んで、タイ人と触れ合った上で読むと、周辺国への意識の背景など気づくところが多いのでは。

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    2017年12月23日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    ネタバレ

    「微笑の国の真実」というサブタイトル。しかし、19世紀以降、西欧諸国が東南アジアに進出してきたあたりからの「世渡り上手な国」の実情を知ると、「ほくそ笑み」の国と呼ぶ方が相応しいように思えてくる。タイの歴史の主なポイントは次のとおり。
    1.中国の揚子江以南(四川から雲南)に出自を持つタイ族は11~12世紀頃、漢民族の居住域の拡大により南下・西進。チャオプラヤー川の流域に大ムアン(くに)を形成する。
    2.アンコール朝(クメール族)が支配していたヨム河畔のスコータイをタイ族が奪う。こうして生まれたスコータイ朝(1240年頃~1438年)は、初めて現在のタイ領をほぼ支配下に置いたマンダラ型国家となった

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    2018年01月07日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    2016/10/13 かねてより高齢・体調不良で心配されていたプミポン国王が亡くなった。カリスマ的な国王が亡くなった事での政治的混乱が心配されていたが今のところ平静を保っている。しかし2013年から続く軍事政権の民政への移行の遅れも取りざたされている。

    というわけでタイと言えば、微笑みの国、ムエタイ、観光・遺跡、マッサージ、歓楽街、"親日"的、山田長政、日本への不法入国者などなど良くも悪くも色々なイメージが付きまとうが、ちゃんと歴史を勉強したことがなかったので、本書を手に取ってみた。

    列強の植民地時代・2回の世界大戦を乗り切った「世渡り上手」な外交は、一方的な「親日国」

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    2016年12月17日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    ネタバレ

    タイを含めインドシナの国々へ、いつか行ってみたくて、
    その成り立ちや構造の仕組みを理解する一助とすべく。

    外国との関わり合いのなかでうまく立ち回ってきた、アジアの優等生、という著者の評価は、
    たしかにあの笑顔のタイ人たちに、とてもよく当てはまる言葉だと感じさせます。
    カンボジアやミャンマー、ラオス、マレーシアとの違いはどこにあるのか、といえば
    それらの歴史に根ざしたアイデンティティにもないことはないのかも、と思いました。

    また、先進国の中に名を連ね、近隣諸国や西欧各国との関係性を見直すべき地点に立っている、という点で、
    日本との共通点が見出せます。

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    2016年01月07日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    タイの通史が分かりやすくまとめられており、世渡り上手に立ち回って独立を維持してきた歴史を描いている。高校の世界史だと東南アジア史はほとんどやらないから、ありがたい一冊。タクシン政権の崩壊までしかカバーしていないが、現在の情勢を理解する一助になる。

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    2014年06月03日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    タイの歴史を概観できる良書。登場人物の名前や地名がなかなか覚えられなくて読むのに苦労した。たびたびクーデターが起こり政情不安定な印象だが、それも民意の現れと見ることもできる。それぞれの国でそれぞれの歴史を踏まえてそれぞれの今がある。歴史を学ぶことは面白い。

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    2014年02月15日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    「物語~の歴史」シリーズ初の東南アジア本。

    何となく「西側諸国所属の東南アジアの優等生」のようなイメージがあったタイだったが、最近のタクシン・反タクシン派の争いや、クーデタのニュースを見るにつけ、実際のところどんな国何だろう、と興味を持って読んでみた。

    読んでみると、近代以降、想像していた以上に波乱万丈の歴史を持ちながら、大国間でのバランスを保ち、一方では国民国家の確立を目指しながら、他方では経済成長も目指すという要領の良い一面が垣間見えた気がする。

    その一方で、選挙の度に頻発するクーデタと、未だ憲法すら作っては捨ててを繰り返している(!)という、優等生とは到底言えない側面にも少なからず

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    2012年08月19日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    夏休みのタイ旅行を楽しむために購読。タイの歴史がよくまとめられた良著。でもタイ人の名前が全然憶えられなくて僕の理解は今ひとつ。

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    2012年07月25日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    日本と同時期に近代化を歩みはじめ、東南アジアで唯一独立を守ったタイ。
    時代に翻弄されながら生き残ったタイ民族一〇〇〇年の興亡史。

    [ 目次 ]


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    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月02日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    タイの通史をざっと勉強するには好適の本だと思う。新書なので分量も適当。現在のタイの成り立ちを理解するのに役立つ。

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    2011年07月25日
  • 物語 タイの歴史 微笑みの国の真実

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    中公新書の『物語○○の歴史』シリーズ最新刊です。本書は「タイの人たちが学ぶような『教科書的』なタイ一国の概説書」を目指したものであり、日本語におけるタイ一国を概観した通史としては初めてのものだと述べています。内容は、同シリーズで同じく東南アジアを扱った『物語ヴェトナムの歴史』がヴェトナム戦争前のホー・チ・ミン登場までしか書いてないのに対し、本書は2006年の反タクシン首相派のクーデタまで、最新の出来事までを扱っておりまさに「通史」となっています。古代から現代までの配分も丁度よく、タイを知る上で初学者がまず手に取るべき本であることは間違いないでしょう。

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    2009年10月04日