嶋中雄二のレビュー一覧

  • 2050年の経済覇権 コンドラチェフ・サイクルで読み解く大国の興亡

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    ネタバレ

    ここ数年、インデックス投資に於いても投資対象はS&P500やNASDAQだけで良い!って論調があります。その理由として、米国には下記観点の優位性があるからだそうです
     ・経済大国
     ・軍事力
     ・技術が集まる
     ・人口増加

    本書は技術革新などによって経済サイクルが50年周期に訪れるといわれるコンドラチェフサイクルを、経済・軍事・技術・人口さまざまなマクロデータを基に、2050年の経済覇権はどのようになるのか?を考察する本です。

    本書の結論から言うと、2050年まで米国一強であり続けることは『無い』ですね。
    本書は「予測」というより、コンドラチェフサイクルとマクロデータからの考察なの

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    2021年03月07日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    日経新聞の書評を読んで、面白そうだったので読んでみました。
    景気循環の波については一応勉強したこともありましたが、現実の経済データを使い、グラフでそれが実際に存在することを示してくれているのでとても説得力を感じ、そこから導き出されている未来予測にも説得力を感じました。
    ちょっと見には脳天気にも見えるほどの楽観的な将来展望ですが、説得力があるので信じられ、読んで元気が出ます。人口減や高齢化に負けない日本という予測、ぜひ当たってほしいものです。

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    2018年05月15日
  • 先読み!景気循環入門

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    景気循環というと、個人的にはややマユツバものというイメージがありました。
    確かに景気は上がったり下がったりする事実は分かるけど、それが物理現象のような正確な規則性をもって美しい波を描くとは俄かに信じ難く、経済って不確定要素に影響されたり、構造的な要因で前提条件が変われば景気の波の周期や幅も変わると考える方が自然なんじゃないかと。

    この本を読んでそのイメージは少し改まりました。

    景気循環といっても「いざなぎ景気」みたいな比較的短期の波を指すだけではなく、周期が長いものから短いものまで複数の循環サイクルを考慮する必要がある。
     コンドラチェフ・サイクル:50〜60年周期の長期波動(社会資本投資

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    2019年01月06日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    2019年10月の消費税増税、東京五輪後の落ち込みはあれど、日本経済は2025年の大阪万博まで、良い循環の中にいるとのこと。

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    2018年09月30日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    来年までを一つの目途にいろいろ考えて老後に備えようかと思ったりする。答え合わせはなかなか難しいところかと思いますが。

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    2018年06月03日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    2022年57冊目。250ページ、累計15,617ページ。満足度★★★☆☆

    著者が4年4ヵ月ぶりに出した11冊目の単著(2018年4月発刊)

    景気循環論の世界の権威・篠原三代平とハイエク理論やマネタリズムに造詣深い西山千明氏に師事した著者の本は初期の著作から何冊読んでいるが、本書が最新作

    2019年に購入後、寝かしている間に、東京オリンピックが延期されて開催され、大阪万博の開催が決定、さらには新型コロナが発生するなどの情勢変化がある

    短期(キッチン・サイクル)・中期(ジュグラー・サイクル)・長期(クズネッツ・サイクル)・超長期(コンドラチェフ・サイクル)のうち、クズネッツとコンドラチェ

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    2022年09月19日
  • これから日本は4つの景気循環がすべて重なる。

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    景気が循環することは知られているが、短期から長期にいたる様々な分野のサイクルが、すべて底を打って上昇を始めるゴールデンクロスを迎えているのが今の日本の状況であることを説明している。そのサイクルとは、①キッチン(短期、在庫投資) ②ジュグラー(中期、設備投資) ③グスネック(長期、建設投資) ④コンドラチェフ(超長期、インフラ・技術革新)である。その他、ソロス・チャートやマッカラム・ルールなど、経済をテクニカルに見て、解説している。細部まで理解はしていないが、説得力ある内容となっている。
    「少しショッキングな話をしますと、2013~2020年度の日本の実質GDP成長率が年率平均2.0%、名目成

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    2018年10月24日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    景気循環研究の専門家が、今後の経済について述べた本。オリンピック景気が続く2020年までは好況で、その後落ち込むが、2025年に向け再び経済は上向くと結論付けている。理論は十分に理解していないが、理論と実態を歴史的に分析しており、説得力があった。
    「(都市の無電柱化)東京23区:8%、大阪市:6%、ロンドン:100%、パリ:100%、香港:100%、台北:95%、シンガポール:93%、ソウル:46%、ジャカルタ:35%」

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    2018年10月19日
  • 第3の超景気 ゴールデン・サイクルで読み解く2025年

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    ゴールデンサイクルは2017年2018年まで。
    コンドラチェフサイクルは2028年まで上昇する。
    2021年以降は、景気後退。
    東京オリンピックの次は大阪万博。
    2012年から2025年までが第3の超景気。

    構造論も循環する。

    資源制約の天井にぶつかるとスタグフレーションを招く=ハイエクの過剰投資説が妥当する。景気の谷ではケインズの過少消費説が妥当する。

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    2018年07月23日
  • 先読み!景気循環入門

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    ジェグラー「恐慌に先行する兆候は大繁栄というシグナルである」。
    複合循環 超長期=コンドラチェフ=社会資本投資による 長期=グズネッツ=建設投資による 中期=ジェグラー=設備投資による 短期=キッチンサイクル=在庫投資による。

    季節変動は12か月移動平均によって予測する。これを除いたものが季節調整値。

    先行・一致・遅行のDI。それを基にしたCI。
    OECD総合(景気先行指数)は日本の輸出数量に先行する。
    ユーロ圏は米国景気を後追いする傾向が強い。景気回復の先導はドイツの輸出産業。

    過少消費説と過剰投資説。
    景気の山では過剰投資説、景気の谷では過少消費説が説得力がある。
    乗数効果と加速度原

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    2018年07月18日
  • これから日本は4つの景気循環がすべて重なる。

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    日本では今後短期、中期、長期の景気サイクルがすべて一致して上昇基調に入るという経済予想。

    ただ、今後の日本は少子高齢化という大きな変動期に入るため、この人口動態の変化がこれらのサイクルにどのように影響するのかはわからなかった。

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    2014年04月05日