村井直志のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
実際におきた企業の不正会計についてわかりやすく説明されていて面白い。
経理担当者の長期固定化によるトホホな不正や循環取引のようなベタなもの、「策士だなおい!」としかいいようがないスキームを考える輩などなど、扱われている不正会計がバラエティに富んでいて「次の会社は何したの!」と不謹慎なワクワク心が煽られた。
売上高や利益率がわかる損益計算書は重要だけど、バランスシートは反面(上層部に)蔑ろにされがちだとこれまで仕事をしていて感じることが多々あったので、不正会計を防ぐうえでのバランスシートの重要性が文中で何度となく説かれていて頷くばかりだった。
第二部は教科書的でイマイチ。 -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
今月の会計本のテーマはドレッシング(粉飾)です。
あまり馴染みのない領域なだけあって、
初心者の僕にはやや読みにくかったです。
特に会社名や人物名が
イニシャル表示されていて(A社とかS氏と、か)、
これってだれだっけ?と度々なってしまいました。
まぁこういうテーマなだけに致し方ないのかもしれません。。
とは言え、豊富な実例に基づき、
色々なパターンのドレッシングを解説してくれています。
著者が公認会計士だけあって、企業の報告書を読んだだけで、
ここまでのストーリーを構築していけるのかと驚きました。
本の中では、ドレッシングの内容の解説だけでなく、
「ドレッシングを防ぐためには、
どうすべ -
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
ネタバレ引当金、税効果会計、減損会計などなど、決算を締めるにあたり必要な「会計上の見積り」について、実在の企業の決算書をベースに解説しています。
ソニー、IHI、三洋電機など、事例が具体的なんで、わかりやすいです。
確かに決算書の大半は「見積り」によって成り立ってるんで、思い込みで出来上がってる、というのもある意味納得です。
ただ、著者は会計士なので、どうしても視点が監査法人寄り、主張が?な部分もちょこちょこあります。
例えば、ユニクロのポイント引当金のくだり。
「重要性の増してきたポイント引当金を計上するのを回避するため、ポイントカードの発行をやめた」とあります。
ほんとにそうかなー -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
● つまり、楽天はTBSの株価が「退職給付会計」によって下がったのに乗じて、TBS株式をバーゲン価格で、しかも大量に買い付けた、と考えることができます。
● 同じ税引前利益ならば、同じ当期利益になるように、税金を適切に期間配分し、当期利益と税金を合理的に対応させることを目的とする税効果会計は『税法と会計の橋渡し役』みたいだな。
● ちなみに、こうした税法と会計・監査ルール上での取り扱いの差は、税効果会計導入当時の税法ルールで繰越欠損金の有効活用期限が5年であったことにより会計・監査ルールが規定された、という経緯に大きく関係しているものと思われます。