木村尚義のレビュー一覧
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ネタバレチェック項目8箇所。「なかなか思いつかない、鮮やかな答えでしょ。普通と違うやり方をして、誰もひらめかないような答えを導き出す。これが『ラテラル・シンキング』っていうやつなのよ」。「ラテラル・シンキングの一番の特徴はね、答えがひとつじゃないってことなの。反対に基本的にひとつの答えしかないのが、ロジカル・シンキング」。ロジカル・シンキング⇒決められたルート、枠にはめて考える、ミクロ視点、ラテラル・シンキング⇒自由なルート、枠をもうけない、マクロ視点。「過剰にムダを省くと、余裕がなくなって疲弊していく場合が多いの。一言で言うと、今の日本のビジネスは『遊び』が足りなくなっているのよ」。「『遊び』がないと、ちょっとしたズレで事故が起こりやすくなるの。たとえば、自動車のハンドルやブレーキにも『遊び』があるでしょ。もしなかったら、運転している人がくしゃみをして、ハンドルが少し回ってしまっただけで、車が曲がって衝突事故が起こってしまうでしょう」。「ラテラル・シンキングではね、空想上のタイムマシンに乗るの。たとえば三〇年後の世界に行ったら、そこには何があるのか。三〇年前に戻ったときに、あなたは今の世界をどうやって説明するのか。現在という枠を越えて考えたり、想像をめぐらせたりすることは、いろんな発想の訓練になると思うわ」。「仕事で新しいことを考えるときには、その『面白そう』っていうのが、一番大事なのよ。『売れる』とか『儲かる』とかじゃなくてね!」。「ラテラル・シンキングは、常識にとらわれない分、悪い抜け道にも使われる可能性がある。諸刃の剣なの。絶対に法律にふれるようなことをしたり、使い方を誤らないようにしてね。誰かを騙したり、傷つけたりすることには使わないで」
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ネタバレあらすじ
既成概念にとらわれず、あらゆる可能性から自由な発想を生み出す「ラテラルシンキング(水平思考)」の真髄を漫画で分かりやすく解説した一冊。正解が一つとは限らない問題に対して、前提を疑い、枠組みを広げることで最短かつ効果的な解決策を導き出す知恵が詰まっている。ビジネスや日常の行き詰まりを打破し、柔軟な発想で物事を好転させるための実践的な思考プロセスが、具体的なエピソードとともに描かれている。
感想
物事を論理的に積み上げて考えるロジカルシンキングとは異なり、前提そのものを問い直す「ラテラルシンキング」の面白さと可能性に強く惹きつけられた。
作中で特に印象深く、鮮やかに腑に落ちたのがアーチェリーの例え話だ。的に矢を当てるという目的に対して、私たちは無意識のうちに「決められた距離から正確に狙う」というルールに縛られてしまう。しかし、「的を大きくする」「近くから撃つ」「矢を直接刺す」といった発想は、まさに固定観念の枠を軽やかに飛び越える視点そのものだった。目的を達成するための手段は一つではなく、前提を疑うことで全く新しい道が拓けるのだと、頭を柔らかくほぐされた思いがした。
また、巻末で著者が述べていた「人から話を聞いたときに『なるほど、そういう手ややり方があったか』と思えること」という姿勢にも深く首肯させられた。他者の異なるアプローチを否定せず、新しい視点として柔軟に面白がれることこそ、思考の幅を広げる第一歩なのだろう。
さらに、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という考え方にも大きな共感を覚えた。目先の答えやテクニックだけを渡すのではなく、自分で枠組みを疑い、自ら発想を生み出す力を育てること。この思考の枠組みそのものを身につけることこそが、変化の激しい時代を生き抜く最大の武器になると実感した。日常の課題に直面したときこそ、凝り固まった常識を疑い、自由な発想で楽しむ姿勢を持ち続けたい。 -
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世間で成功したアイデアをクイズ形式で紹介する本。問題は全部で70問(付録も入れると76問)。最初にテーマを提示して、Q&A、最後にテーマについての発想のポイントを解説してくれます。この本を読むと、世間で大ヒットした商品は柔軟な発想から生み出されていることに気づきます。画期的な新技術を生み出すのは難しい。でも、柔軟な頭さえ持てれば、誰でも新商品や新サービスを創造できる。本にははっきりと述べられていませんが、おそらく柔軟な頭を手に入れるためには、ベースとなる考え方が必要な気がします。この本は、そのベースとなる考え方を教えてくれるものです。繰り返し読んで、自分のまわりの出来事を一つ一つ考えてみると、新たなサービスや商品を生み出せるかもしれませんね。
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ネタバレチェック項目8箇所。本書では、ラテラルシンキングで実績をあげた、名だたる10人をピックアップしてそれぞれの思考法を紹介します。コンピュータ会社の重役達も「コンピュータを大衆向けに」というイメージは持てずにいました、そんな中アップルⅡように大衆向けの表計算ソフトウェアが発売されました……その表計算ソフトウェアは、大ヒットとなります、なぜ、表計算をたくさんの人が求めたのでしょう? 電化製品というものはコンピュータに限らず、部品の大きさによって製品の大きさが決まるものです、すべての製品が揃い、それを組み立てて初めて、サイズが決定するのです、しかしマックではそれを逆に考えました、先に大きさを決めてから、それに収まるように部品を採用したのです。秀吉は差を埋めるのではなくてさが埋められないのなら、スタートラインを一緒にしてしまえと考えます、新たな伝統を作ってしまうのです。江戸時代に入った後、秀吉の七回忌では家康による盛大なイベントも執りに行われ、豊国神社を奉納して大いに盛り上がりました、ところが大阪冬の陣に続いて夏の陣で徳川家康が豊臣家を滅ぼすと、途端に豊国神社を家康自身が封じてしまうのです、その後秀吉は天下人ではなく信長の家臣として忠節を尽くした、庶民の英雄という見方が強くなります、しかし明治時代になると出世の神様として豊国神社は復活し、秀吉は再評価されます。愚痴はなぜ出るのでしょうか? それは「どうせできっこない」と思っているそのことを、どうしても叶えたいから、現実になってほしいと強く思うからこそ、だから無理にあきらめようとして愚痴が出るのです。大ヒットした「もののけ姫」ですが、実はジブリ得意のある成功法則を使わずして、成功を掴んだ作品でもありました、そう、もののけ姫では宮崎の得意技「空を飛ぶ」シーンがないのです、過去の成功を捨てて臨み、見事大成功へと導いたのでした、従来の成功手法を使い続けると手堅い半面、マンネリ化というデメリットもあります。もしかすると、清少納言の「清」は父の性である「清原」の短縮形であり、「少納言」は宮中に仕えているときの呼び名です、源氏物語の紫式部も同様に本名不詳です。
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ロジカルシンキングとは対極をなすラテラルシンキングで今までにない発想を生み出す思考法について、ラテラルシンキングの向上のためのセミナーなどを行う企業の代表が実践法や思考の鍛え方などについて書いた一冊。
論理立てて考えるのではなく、常識や前提を疑い本質を抽象化するラテラルシンキングについて学ぶことができました。
ネットからSNSの普及で今までより時代の流れが早く過ぎるからこそ前提に囚われない発想の転換が求められていることも感じました。
近年話題となった事件をラテラルシンキングで考えるとどうなるかから始まり、ロジカルシンキングとラテラルシンキングの違いや具体例からどういった発想をするのかまでを学ぶことができました。
常識に囚われない事や日常生活の中で意識して発想してみる事などを鍛えるために大量に発想すること、視点を変えること、セレンディピティを鍛えるための練習法も載っており参考になりました。
また、巻末には練習問題も掲載されており、ラテラルシンキングの練習になるだけでなく、日常生活から問題を探すヒントにもなりました。
何か問題が起きた時に本書で学んだラテラルシンキングで視点を変えてみることで新しい発想や発見があり、従来にないものがまた新しい文化となっていくと感じました。
本書で紹介されている練習を使ってますますラテラルシンキングの力を鍛えていきたいと感じた一冊でした。 -
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ずるい考え方=ラテラルシンキング。
トムソーヤのペンキ塗り。
エイビスレンタカーのナンバーツーの広告。
有馬鉄道の田園都市構想。
クリスピークリームドーナツが箱でドーナッツを無料で配った。
店頭の赤いソファー、人目を引くように。
ラテラルシンキングで選択肢を出して、その一つをロジカルシンキングで選ぶ。
ラテラルシンキングには、ロジカルシンキングのようなメソッドはない。コツは真似王すこと。
相手の気持ちがわかると有利になる。相手を理解するには、相手の好き、を理解する。
間のカーブの事故を無くすには、ガードレールを無くす。
着ぐるみシンキング=相手の着ぐるみを着て、相手の気持ちになって感じる。
松下幸之助は、自転車のランプを売るために電池を電池メーカーに提供してもらって売った。
ジョージルーカスは、スターウォーズのキャラクター販売で儲けた。
スーツの飾り牡丹はナポレオンが、兵士が袖で鼻水を擦らないように作った。 -
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【内容紹介】
ネット通販会社がPCの苦手な高齢者にも商品を買ってもらうには……。 苦境に陥った企業が発想の転換によって立ち直った事例や、ヒット商品を生んだアイデアをクイズ形式で紹介し、柔軟な発想を手にいれるための本。いわゆる常識を「ずらす」ことによって成功した事例を、著者独自の視点で解説、その考え方がどのような業界に応用できるか、というヒントも満載の1冊です。
アイデア出しにおいて「発想の転換」による「潜在的なニーズの発掘」が重要だと感じました。30年前、携帯電話にカメラを付けると便利だ!という発想をした人が果たしてどれだけいたでしょうか。使っている本人たちですら、「携帯電話は電話」という常識に囚われてしまい、カメラを付けたら便利だという発想には至っていなかったと思います。
最近読むビジネス関係の本には、よく「常識を疑え」的なことが書いてあります。見たまんまのことや周りで流行っていることをただ受け入れるのではなく、なぜ流行っているのか・もっと楽しくするにはどうすれば良いのかと考えながら過ごすと、人とは違った世界が見えるような気がします。