歴史ミステリー研究会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
意外と真面目に書かれた一冊
キャッチーなタイトルとチープな装丁から、興味本位なコンビニペーパーバックの何物でもないだろうと思わせる。
まあ、その感想は、ほぼ合ってはいる。
・入島が許可されていない島は、ほとんどない。
・無人島ですらない島の話題も結構ある。
一方、不謹慎で俗っぽい書きっぷりを期待していると、意外にも現地の自然文化歴史をリスペクトしての情感あふれるリポート、真剣な描写姿勢に驚かされた。
通常と異なる風土風習の存在に期待を持たせて止まない「舞台」離島への憧れをリーズナブルに楽しめる良書とも言えそう。
結構、取り上げている島の数も多く、この手の読み物としても実用的だ。
(ケルンの -
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Posted by ブクログ
基本的にメインは虐殺の歴史って感じで、差別、飢餓、経済の黒歴史や支配の歴史をまとめています。しかし、一番印象的で衝撃的だったのは飢餓に関する項目です。例えば虐殺の歴史では、ルワンダ内戦によるツチ族100万人、ヒトラーによるユダヤ660万人、十字軍の暴挙、トルコによるアルメニア人全人口250万人のうち150万、ナポレオンのスペインで1万人、第一次大戦2000万、ベトナム戦争700万人弱、日本ではあまり知られていない国民の8割が死んだパラグアイ戦争、アメリカ独立における南北戦争死者62万人などがありますが、それと比較してエチオピア200万、ソ連によるウルグアイ飢餓で700万、毛沢東による中国でも飢
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Posted by ブクログ
今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。
記録によれば読破した日が、3年近く前のコロナ真っ只中の頃のようです。その頃は家にいることも多く、ネットで取り寄せた本を読むのが楽しみだったと思います。この本のテーマは世界史で習った有名な事件も取り上げていますが、それには、食糧危機・気候変動・感染症の流行が起因となっていたようですね。これは時代が経ってもあまり変わらないようで。将来を考える上でも、過去に起きたことを学んでおくことは何かの役に立つ -
Posted by ブクログ
この手の話が好きな人には使い古されたネタばかりで目新しいものは全くないのだが、何度も出てくるということはそれだけ怖いってことなんだと思えばいいってことなのかなーと。
個人的には崇徳上皇の話が好きだが、かなりサラッとしか書いていなくて残念。というか他のものもわりと表面を書いてあるだけなので、興味を持ったものについては自分でさらに他の本をあたってみると楽しめると思う。私は崇徳上皇関連で保元の乱についてもう一度詳しく知りたくなったので、この本の役割をカタログ的なものだと思えば、興味喚起を起こせたということで立派に及第点かもしれない。
まだこういうのを何も知らない若い子にはこのままでも十分楽しめると思 -
Posted by ブクログ
今夏の蒸し暑さを払拭出来たらと、毎晩、就寝前に読んでいました。
5章の『歴史的事件に根を持つヤバイ話』が、個人的には面白かったですね。
・岩手県 中尊寺の藤原一族のミイラ
・京都府 三十三間堂の東にある養源院の血天井
・福島県 女性も子供も巻き込んだ会津戦争 etc.
何も知らないで、以前に訪れた観光地へ、もう一度行ってみたいと思いましたが、
しかし、歴史ミステリー研究会さんからの忠告は、「もしも、本書で取り上げた場所のいくつかをあなたがよく知っていたとしても、そこに興味本位で近づくことだけは絶対に避けてほしいのだ。そこで眠っている得体の知れない、“何か”があなたの気配を感じて、長い眠りか -
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Posted by ブクログ
近現代史を騒がせた44もの「地下組織」について、それぞれの概要を説明している本。こんな本に載っているくらいなので、「地下組織」といいつつ有名な組織ばかりではあるが、各組織の説明が事実と憶測を散りばめた週刊誌的な文章にならざるをえないのは、やはり根本的に情報を集めるのが困難だからなのであろう。素人政談を楽しむためには、この程度の「常識」は知っておいた方がいいだろうし、あくまでもネタ帳くらいのつもりで目を通すといいかなと思う。もちろん、世界の闇はこれだけでとどまるはずもないのだし、まっとうな人生を全う(ジョークではなく)したい人は、とにかく「君子危うきに近寄らず」を徹底することである。