政治家の本なんて興味なくて読む対象じゃなかったんですが、この河野太郎って、ただのボンボン2世議員じゃないみたい。
すごくアグレッシブです!
とても興味が出たので読んで見たよ。
生い立ちをザッと見ると、基本父親の反対を押し切って行動してる感じです。
アメリカの大学に留学する時は、父親に反対されるも結果的にその意思を貫き通した。
しかも失敗しても元に戻れないように慶応義塾大学に籍を残さずに退路をたっての留学です。
さらに共産圏での人々の生活が見たいと、ポーランドの大学に留学。
そこで留置所に入れられるという経験もしたそうです。
その後、富士ゼロックスに入社したり、日本の部品メーカーで働いたりしてたという事です。
結婚した後に母親を癌で亡くし、父親が肝臓を悪くして、臓器移植しないと助からない状況になった時、辞表を出してドナーになってます。
父親の為とはいえ、健康な自分の身体の臓器を切り出すというのは相当な覚悟が必要だったはずです。
一年後の生存率は85%ですよ。
やらないで後から後悔するより、やってみて失敗したら反省する方がいい、と考えて、初めて政治家を目指して立候補するときも、父親の反対を説得しての出馬だったそうです。
2世議員だからてっきり父親の指導の元の出馬かと思ってましたが、ここまでの人生、自分で考えての行動ですね。
本の中盤からは、今までやってきた事、例えば、アメリカに単身乗り込んで遺伝子組み換えの表示をさせた話しだったり、自分の考えだったりが、
安全保障、
防災、
エネルギー、
社会保障、
教育、
デジタル化について
各カテゴリーごとに語られてますので本人の考え方の基本を知ることができると思います。
伝えたいのはこっちかと思われますが、本として面白いのは前半の生い立ちですね〜