阿部直美のレビュー一覧

  • おべんとうの時間がきらいだった
    泣いたー。
    最後の「父の弁当」のところで、号泣。
    「父の弁当」といっても、お父さんが作ってくれた弁当のことではないので、ぜひ読んでみてほしい。
    文章も読みやすく、感情を文にするのが巧みな方だと思います。他の著書も読みたいです。
  • おべんとうの時間がきらいだった
    お弁当関係の子供の時の微笑ましいエピソードだと思って読んでみたら、もっと凄いエピソードが盛りだくさんで、逆に予想を裏切りられました。

    文章もとても読みやすくて、興味深い語り口。

    この方のエッセイをもっと読んでみたいと思いました。きっとご本人も素敵な方なんだろうな〜と想像したりして。
  • おべんとうの時間がきらいだった
    「手作りは愛情」「お弁当箱には愛がつまっている」という安易でのんきな方向に行かないところが信頼できた。
    自分の境遇や気持ちと似た部分が多くて(下で引用した部分はわたしの実感と全く同じ)、トラウマ再放送で読んでいて苦しかった。苦しいけどもなんだか泣けた。
    "あの父と母のもとに生まれたから、今の私がいる...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    ANA機内誌の人気連載「おべんとうの時間」
    の著者です。

    最近はお弁当ブームであり、関連本も花盛り
    ですが、連載当初は全くマイナーな企画であ
    ったそうです。

    その著者自身が体験してきた「おべんとうの
    時間」はさぞかし華やかで楽しいものであっ
    たと思いきや、全く違うそうなのです。

    米国留学時代の...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    「おべんとうの時間」という連載は知らなかったけれど、サラメシは好きで、たまに観ている。

    阿部直美さんの子供時代から現在までを詳細に綴ってあるのだけれど、子供時代について記した前半部分は読んでいるだけでつらくて、胸がぎゅーっと縮こまるような気分だった。

    怒ると手がつけられず、家族にも周りにも怒鳴り...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    文春の連載で平松洋子さんが推していた。
    強烈なお父さん!
    よくぞ阿部さんがぐれずに育ったって感じ。
    昭和のお父さんってよく怒っていた。
    うちの父も、明治生まれの祖父も。
    でも、阿部さんのお父さんはその何倍も強烈だ。
    アメリカ留学時代の話も、その場で経験しないと見えなかった景色だと思う。
    ダンナさんと...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    弁当は良くも悪くも家庭やその時その人を表していると思う。私も学生時代学校に馴染めなくて、母の作ってくれた弁当をトイレで食べたことがある。しばらくは弁当が受け付けなくなり、少しトラウマになっている。今では旦那に弁当を作る側になったけど、彼はどんな気持ちで弁当を食べているのか気になってきた。お昼の時間が...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    ANA派なので何度も読んだことがある「おべんとうの時間」。

    その連載を書いている著者の子供時代から現在に至るまでの軌跡が記されたエッセイ。

    見映えのよくないお弁当を持たされ、それが恥ずかしくてたまらない上に、あまり好きではない自分の家庭環境を思い出さざるを得ない、そんなお弁当の時間が嫌いだった中...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    「食べる」をテーマにしたお話。
    どのエピソードにも「食べる」が関係していて面白かった。

    アメリカへの留学のお話が、自分が留学したらこんな思いするんだろうなということがモロに書いてあって引き込まれた。疑似留学体験できたみたいで、楽しかった!

    サラメシに繋がってるのもびっくりした、、

    本を読む楽し...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    エッセイ風ストーリーなので久々にサクッと読めた。

    中学時代のおべんとうが、カレーだったり、鍋だったりと…つまりは昨晩の残りを詰め込んでいたという。
    なんと、、衝撃的すぎる。

    確かに余りものを詰めて…というのはたびたびあった。
    全体的に茶色いおべんとうもあるあるな感じで気にもならずに食べていたが。...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    外からはわからない家族の影がこれでもかと描かれている。お弁当が嫌いになる理由には充分足りるもの。そこから逆転ホームランのように少しずつ変化が訪れる。アメリカへのホームステイ、就職、了さん、娘さん、ライターとしての仕事。おべんとうの時間がきらいだった、という過去になってよかった。
  • おべんとうの時間がきらいだった
    「茶色弁当」。みんな自分のお弁当は、そう思っていたんですね。私もそうでした。母に良く文句を言ったものです。

    自分が母になり、お弁当というものは最も高度な料理ではないかと思うようになりました。手短かに作る必要があり、かつ栄養のバランスを考え、さらに数時間後に食べる、もっといえば食材同士が混ざって変な...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    「おべんとうの時間」は大好きなシリーズ。いろんな人の、特別ではないいつものお弁当から見えてくる「その人らしさ」にしみじみ胸を打たれる。阿部了氏の写真がいいのはもちろんだけど、私は直美さんの文章が本当に好きで、折に触れて読みたくなる。

    その直美さんが、「おべんとう」というものにこんなに複雑な思いを抱...続きを読む
  • おべんとうの時間がきらいだった
    食を通して考える、家族、夫婦と子を語る、自伝的エッセイ。
    I 父と母
       おべんとうの時間  音の番人  『E.T.』のピザ
    II アメリカの家族
       トイレでかじるドーナツ  ハーリー家のごはん
    III 夫と娘
       ニッポン チャチャチャ  家族巡業のはじまり  父の弁当
    夫婦での作品「おべ...続きを読む
  • 里の時間
    20141121 新日本紀行のような日本の生活のアーカイブになるのではないか。この本が過去の記録にならない世の中にするべき。今の若者世代が読んでどのように感じるかを知りたい。
  • おべんとうの時間がきらいだった
    次女に薦められて読んだ本。
    アメリカ留学のくだりは面白くすいこまれた。
    苦労して、夢みて行った先の経験。

    家族とは自分にとってなんなのか。
    またその意味もかわってる。