共同通信大阪社会部のレビュー一覧
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悲しくつらいことですが、直視しないわけにはいかない。
詳細な調査に基づき、いじめについて今わかっていることをよくまとめられていると思う。ここから学ぶこと、考えさせられることがたくさんある。巻末には全校生に実施されたアンケートの回答が掲載され、子どもたちの生の声にふれることができる。
学校も社会も、...続きを読むPosted by ブクログ -
子どもたちのあいだには、いじめも含めていろんなことが起きます。ですが、私一人ではすべてのことに気づくことはできません。ぜひ保護者の方の力を貸してください。気になることは遠慮なく話してください。
そういう謙虚な姿勢を忘れないこと。
繋がりが弱くなっている。繋がりがないから、相手のことを気にしなくなる...続きを読むPosted by ブクログ -
チェック項目11箇所。「いじめをしない、させない、見逃さない、許さない学校」とも謳っていた、いじめが起きた際の迅速な対応につなげるための詳細なマニュアルもきちんと備えていた。プロレスごっこ……ある教育学者は「低温やけどみたいに、慣れっこになっていくうちに、気がついたら深く細胞まで侵されていて、あとは...続きを読むPosted by ブクログ
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この本、2011年の「大津市中2いじめ自殺」について調査しただけの本ではなかったです。
家族から、学校側から、行政から、第三者委員会からこの2011年の自殺事件を考える。大津の事件の内容は本全体の半分くらいでした。
この自殺事件は決して特殊な事件ではないことが、この本を読むとわかります。文部科学省の...続きを読むPosted by ブクログ -
いじめられている子を見て見ぬふりをしているのは、いじめていること同じだ。そんなことを誰かが言っているのを思い出した。私が中学の頃はいじめで自殺をすることがニュースになるようなことはなかったように思う。確かにいじめは学校に存在していたし、私もそういう状況を目の当たりにして何もできずに見て見ぬふりをして...続きを読むPosted by ブクログ
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全体的に視点がぼわっとした感が否めない。
既読感があるからかも知れない。
でも「いじめ」を問題視したことは評価したい。Posted by ブクログ -
自殺した生徒とその家族、いじめの加害者とその家族、学校の教職員に対してかなり踏み込んだ取材をしていると思う。学校側がもっと組織的に対応していたら、防げたのではないか?
巻末に生徒の書いたアンケートの一部が掲載されている。読んでいて心が痛む。Posted by ブクログ