東嶋和子のレビュー一覧

  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    推薦理由:
    今、放射線と言えば先ず思い浮かぶのが福島原発の大惨事であり、放射線は怖いもの、危険なものというイメージが先行しているのはやむを得ない事と言えるだろう。しかし現在我々の身の回りでは工業、農業、医療などの多くの分野で放射線が利用され、日本での経済効果は数兆円規模になる。放射線とは何か、放射線はどのように利用されているのか、そしてそのメリットとリスクはどこにあるのかを正しく知ることは、現代を生きる我々にとって大変重要な事である。本書はイラストやグラフなどを使い、放射線利用について分かり易く説明している。
    内容の紹介、感想など:
    先ず放射線についての基礎知識として、放射線発見の歴史を紐解き

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    2011年10月27日
  • 水も過ぎれば毒になる 新・養生訓

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    貝原益軒翁の、現代から見ても驚くべき継続的な情報収集力と、統計的な処置、得られた傾向からの洞察を元にして、現在最新の医学と併せてその妥当性を解説した書籍。
    国立癌センター:所長をして、「数年を掛けて膨大な予算も要した研究結果が、全て養生訓に書かれていたとは...」と嘆かせた貝原益軒翁。
    単に科学的な解説を行っている訳ではなく、エッセイ風で面白い切り口・語り口で読ませるので退屈させない。

    それにしても、養生訓:貝原益軒翁、恐るべし!

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    2016年04月29日
  • 人体再生に挑む 再生医療の最前線

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    科学ジャーナリストが、失われた人体機能を再建する「再生医療」について、その最前線の取り組みを取材・解説したもの。
    発刊は2010年9月で、山中伸弥先生のノーベル賞受賞前のタイミングではあるが、冒頭でiPS細胞が取り上げられ、再生医療のほか、創薬や毒性試験における「疾患特異性iPS細胞」の利用について紹介されている。
    また、哺乳類の中枢神経はいったん損傷したら二度と再生しないという神経生物学の“セントラルドグマ”に挑戦し、損傷した脊髄を幹細胞や骨髄の間質細胞を使って再生させる試みや、HALのような装着型ロボットスーツを使った運動機能の回復、人工心臓による心臓機能の再生、心不全治療のための心筋幹細

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    2016年01月15日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    放射線の種類、基礎的な知識が分かりやすく書かれていて、工業、農業、医療などでの放射線のさまざまな利用が紹介されている本。改めて現代はこんなにも放射線が使われているのかと思った。きちんと特定された用途に使われている分には問題ないということがよくわかった。今、知りたい原子炉事故に関しては別な本を読むしかない。

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    2011年05月27日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    放射線に関するメリット、デメリットが記載されている本。
    レントゲンだけでなく食品加工、害虫駆除にも放射線が活用されていること、放射線は水素が含まれているだけで日常にありふれた水で遮られることに驚いた。メリットデメリット互いに程度が甚だしいが、人間が火をコントロールできたように、放射線もコントロール出来れば良いと考える。が、発電等広範囲に及ぶリスクが高い物については再考の余地あり。

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    2011年05月08日
  • 遺伝子時代の基礎知識 ゲノム科学の最先端をぜんぶ見て歩く

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    [ 内容 ]
    「虫が食べると死ぬトウモロコシを、人が食べても大丈夫?」
    「遺伝子診断でガンや遺伝病の因子が見つかれば、生命保険に入れない?」
    「死んだペットをクローン技術で復活できる?」
    “ギモン猫”チビの素朴な突っこみに“解決”ワコさんが切りかえす対話形式で、遺伝子のしくみからクローン技術まで、知っておきたいその現状と課題をやさしく解説。
    ゲノム科学のすべてがわかる入門書。

    [ 目次 ]
    1部 ボクらの口に入る遺伝子(大豆やコーンの遺伝子が組み換えられているってホント?;そもそも遺伝子ってなんだろう;遺伝子組み換え作物を見にいく ほか)
    2部 ボクらの「いのち」を受け継ぐ遺伝子(DNAを鑑

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    2010年05月23日
  • メロンパンの真実

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    医療系などサイエンス分野を中心に活躍するジャーナリストの著者が挑んだ“メロンパンの謎”。
    メロンパン誕生の秘密や、そのルーツ、さらにはその過程で生じたと考えられる地域性。
    わずか直径15cmに満たない半円球の物体には、そこに注がれたあまたの人々の知恵と情熱、そして時がもたらす「天のいたずら」ともいえる偶然がいっぱい詰まっているのでありました…

    わたしが読んだのは文庫化されてからなのですが、この文庫版には後日談や、その時点でのお勧めショップも紹介され、メロンパン好きにはバイブル的な存在!といっても過言ではないでしょう。

    この本、ただのガイドブックというより、メロンパンを通じて垣間見たひとつの

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    2009年10月09日
  • メロンパンの真実

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    シンプルだけど何回食べても飽きない菓子パンの定番メロンパン。
    大好きなメロンパンの真実に驚愕です。

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    2009年10月04日
  • 水も過ぎれば毒になる 新・養生訓

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    江戸時代に書かれた養生訓を簡単かつほんのり面白くしたものでわかりやすかった。養生訓の著者・貝原さんの見通しすごい。

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    2017年10月01日
  • 水も過ぎれば毒になる 新・養生訓

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    著者というよりも、有名古典『養生訓』&ポップなカバーイラスト(寄藤文平氏)に惹かれて購入。自分より5歳年上の独身女性の自虐的な書きぶりが随所に見られて、今なお男性を求める肉食系ぶりは微笑ましい。類似の話題や、養生訓の同じ字句を複数のコラムで引用しているので、一冊の本で通読すると「あれっ、また同じだ」感は否めない。何はともあれ養生訓をさらっと楽しむなら良し。

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    2017年08月22日
  • 水も過ぎれば毒になる 新・養生訓

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    東嶋和子(とうじま わこ)さん、1962年生まれ、初読み作家です。「水も過ぎれば毒になる 新・養生訓」、2015.11発行。「接して漏らさず」の貝原益軒(1930~1714)を師と仰いでいるそうです。総論、飲食、五官、用薬の4つの章立てです。総論が面白かったです。①猫は人間の心臓を癒す効果がある。(心臓発作を起こす確率が三分の一に)②片足立ち1分、一日3回、合計6分で約40分歩いたのと同じ負荷が。③食事はサプリメントに優る。薬飲まず治る病多し。ちょい太が長生き。

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    2017年08月08日
  • 水も過ぎれば毒になる 新・養生訓

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    江戸時代に記された健康法が、ほぼ現代でも通用してしまうところが面白い。健康知識が行きわたるのとそれが実践されるかどうかは別の問題なのだということがよくわかる。どんなことでもそうだが、意識せず実行できるように、習慣化できるかどうか、というところがミソなのでしょう。

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    2017年03月30日
  • 死因事典 人はどのように死んでいくのか

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    死にゆく人がかならず通る道すじ。生きている奇跡に感謝。

    死因というと、変死・監察医、といった連想をしてしまいますが、まっとうな普通死(?)が当たり前なんですね。

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    2013年04月27日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    原発にとって放射線はただの邪魔者でしかないが、実は放射線は、身の回りの色んな所に利用されているのだというお話。中学生に放射線の話をしなければならなかったので、そのネタ本として使わせてもらった。

    放射線の利用としては、レントゲン撮影をはじめとして医療への応用が有名だが、それ以外に、工学分野や食品分野にも利用されている。前者としては、半導体のエッチングや車のタイヤに使われる強化ゴムの製造などがある。後者としては、例えば、ジャガイモにガンマ線を照射して発芽しにくくさせることが行われている(ガンマ線を当てると、盛んに細胞分裂を起こしている芽の細胞に障害が出るのだ)。色んなことが網羅的に書かれていてス

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    2012年04月15日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    放射線技術を使った実用的な利用状況の解説が大半を占めている。原理に関心がある身としてはやや物足りない。
    数値や図表が豊富なので資料としてはいいかもしれない。

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    2012年03月16日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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     放射線利用というと,レントゲンや放射線治療など,医療が思い浮かぶが,実は工業利用が八割以上を占める(経済規模)。タイヤなどの樹脂の架橋や半導体ウェハのエッチング,イオンドープなど。ほかにも農業利用もある。ゴーヤの本土への流通は,放射線照射による害虫ウリミバエの不妊化→根絶によって可能になったらしい。あと,ジャガイモに芽が出ないよう放射線を照射することが認められている。照射によって突然変異を促進して品種改良,みたいなこともできる。
     あと放射性元素による年代測定は前からすごいと思っていた。半減期って核種に応じてなんで完全に決まってて少しも変動しないんだろう?と不思議に思ってたこともあるが,量子

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    2011年11月19日
  • 放射線利用の基礎知識 半導体、強化タイヤから品種改良、食品照射まで

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    [ 内容 ]
    レントゲン教授が放射線を発見して百余年。
    日本での放射線利用は9兆円の経済規模に達している。
    空港の手荷物検査にはじまり、半導体加工などの産業利用、医療器具の滅菌、診断と治療、食物の品種改良、ジャガイモの発芽防止など、私たちの身近で使われている放射線のメリットとデメリットをやさしく解説。放射線利用の入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 身のまわりの放射線
    第2章 放射線の基礎をおさえる
    第3章 放射線でつくる、加工する
    第4章 放射線で「みる」「測る」
    第5章 食べものと放射線
    第6章 医療と放射線

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆

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    2010年05月22日
  • 死因事典 人はどのように死んでいくのか

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    [ 内容 ]
    昨日まで元気で、今日眠るように死ぬ。
    ピンピンコロリと逝きたいが、人生そううまくはできていない。
    病死、事故死、中毒死から、人には言えぬ腹上死まで、あなたを待ち受けている運命は?
    死の心構え、できていますか。

    [ 目次 ]
    第1章 子供が老人になる!
    第2章 勤勉な執事 心臓
    第3章 未知なる自己 脳
    第4章 不死の細胞 がん
    第5章 悲鳴をあげる心
    第6章 死にとりつかれた人びと 自殺と安楽死
    第7章 ふりかかる災い
    第8章 新たなる脅威 感染症
    第9章 時代と死
    第10章 不老不死は夢か

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆

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    2010年05月22日
  • メロンパンの真実

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    メロンパン大好き
    あの、サクッとした外側と、フワァッとした中身の、あいだが、好きなのだ。

    時間がたって、へにょんとしても
    トースターで焼けば、復活なところも、いいよね。

    ↑これって、外がクッキー生地、中がパン生地という
     メロンパンならではの利点なんだって。
     クッキー生地が、中の水分を守ってくれるのだ。

    ってなことも学べちゃいました。

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    2009年10月04日
  • 死因事典 人はどのように死んでいくのか

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    ブルーバックスらしく、死亡率の推移や死因別の死亡率など、きちんとデータを示し、心臓・脳・ガンなどの疾患や、自殺・事故・災害など、個々の死因の解説をしている良書だと思います。しかし、如何せん2000年初版発行なので内容が少々古かったです。

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    2009年10月04日