田中伸尚のレビュー一覧

  • 日の丸・君が代の戦後史
    日の丸、君が代の議論は、底が浅いと言われることがある。
    なぜ、底が浅いと言えるのだろう。

    第二次大戦前に決めたことと、
    敗戦後に決めたことの連続性を求めたいのだろうか。
    あるいは、全否定したいのだろうか。

    もっと、文化、音楽、芸術の視点から、大きな取り組みが必要なのではないだろうか。

    最近、祭...続きを読む
  • 死刑すべからく廃すべし
    貴重なお話だ。教誨師の遺した記録を掘り起こしたもの。法律もきちんと整っていなかった時代、冤罪も多くあっただろう時代に、死刑囚に向き合った宗教家がいた。国家による、いわば理不尽な死を、なるべく受け入れて、心穏やかに最後を迎えられるようにと、心を尽くしてくれたことは救いだ。読み続けるのは辛くて、離脱。教...続きを読む
  • 死刑すべからく廃すべし
    「教誨すれば反省し悔悟し生き直す機会があるはずだ」と加害者に寄り添う田中。中でも「色情による犯罪は教誨すれば必ず改心者となるから死刑は不要」という自信と信念。死刑不用の視点で書かれているから仕方ないが、被害者の視点がまったくないのは疑問。大逆事件の死刑囚に口を閉ざすのも?
  • 死刑すべからく廃すべし
    死刑囚への教誨師として明治時代に
    114人の死刑囚の記録を残した田中一雄
    どのような人間にも心改まることは可能なので
    死刑は人道的に反対
    ましてや絞首刑なんて
    内容はいいけど
    文章が読みにくい
  • 日の丸・君が代の戦後史
    国歌・国旗問題をここできちんと勉強しておく。結局、戦争が悪い。それに尽きる。戦争を引き起こす、独占を根絶しよう。


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    p23 日の丸禁止の巡幸
     昭和天皇は1946年から足掛け9年かけて全国を巡幸した。始まったころはまだ東京裁判も始まっていなくて、天皇が国民にどれだけ必要とされているかを...続きを読む
  • 日の丸・君が代の戦後史
    「日の丸」「君が代」が日本の戦後社会でどのように受け止められ、
    また国家がどのように発信してきたかを描く一冊。
    著者の語気が非常に強く意識の高さを感じるが、
    その反面で裏付けとなる資料や根底にある原因などの提示が薄く、
    始終そのテンションの高さに置いていかれてしまった。
    紙面の都合や私の知識不足によ...続きを読む