三好愛のレビュー一覧

  • ざらざらをさわる
    なんどだって、だれにだってお勧めしたい本。
    これ大好き。わたしのバイブル。

    日常のひとつひとつにアンテナ張りながら、意図的に感性を鈍麻させないよう心掛けるのって、つかれるとおもう。
    でも私は、ちいさな言葉遣いに覚える違和感や、紅茶にミルクを入れた時のやわらかい匂いを拾い続けられる人間でありたいな
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  • ざらざらをさわる
    私が三好愛さんを知ったのは、川上弘美さんの「某」を読んだからです。
    川上弘美さんの「某」の表紙にとても惹きつけられ、「某とは」、と手に取りました。三好愛さんのイラストには、無機質なようで生ぬるい餃子の皮ような、むにゅっとしているようでもしかしたらふんわりしているのかな、というような、不思議な感覚を受...続きを読む
  • ざらざらをさわる
    生きているうちに感じたことのある躓くほどではないけれど、少しざらざらとした感覚…あれって言葉にできるんだ。私だけじゃないんだと嬉しくて解れていく。そういえば、赤福のざらざらは見て見ぬふりしてたのにこの本を読んでまた赤福を見る度、思い出してしまうようになったから、私のざらざらがひとつ増えたなぁと本を閉...続きを読む
  • ざらざらをさわる
    表紙のイラストが素敵だなと手に取った本。

    日常にあるざらざらとした部分。
    苦では無いし、躓きもしないんだけど、
    なんとなく日々感じてる何とも表現し難い
    モヤモヤした気持ちが文章で綴られていて
    この感情って言葉にできるんだ!と思った。

    表現の仕方が素敵だったな。

    作者の旦那さんと同じ出身地で
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  • ざらざらをさわる
    共感できることが多く、話し言葉で書かれているからか、心地よくテンポよく読めるエッセイでした。

    いいなと思った文章↓
    「でも、大人になればなるほど思考と生活と社会は地続きだってことを知るようになりました。」
    -p34


  • ざらざらをさわる
    表紙買いした1冊。
    文庫なのに巻頭カラーでかわいいイラストが載っていて、なんだか得した気分です。

    短めのエッセイにイラストが挟まる構成で、文体も絵もふわふわ優しく、でも淡々と一定のリズムで浮かんでいるような雰囲気。

    私も母親に手を繋いで貰わないとエスカレーターに乗れなかったし、未だに乗ったことの...続きを読む