三好愛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんどだって、だれにだってお勧めしたい本。
これ大好き。わたしのバイブル。
日常のひとつひとつにアンテナ張りながら、意図的に感性を鈍麻させないよう心掛けるのって、つかれるとおもう。
でも私は、ちいさな言葉遣いに覚える違和感や、紅茶にミルクを入れた時のやわらかい匂いを拾い続けられる人間でありたいな
と、思うけど、
それでもある程度の鈍感さがある方が生きやすいのも事実で。
そんな世界で、生活のノイズを185ページ分も堆積させられるその胆力と自分への誠実さに感服するばかりです。
言葉選びも刺激に対する受容体も、すべてが憧れです。
三好愛さん、だいすき。 -
Posted by ブクログ
表紙買いした1冊。
文庫なのに巻頭カラーでかわいいイラストが載っていて、なんだか得した気分です。
短めのエッセイにイラストが挟まる構成で、文体も絵もふわふわ優しく、でも淡々と一定のリズムで浮かんでいるような雰囲気。
私も母親に手を繋いで貰わないとエスカレーターに乗れなかったし、未だに乗ったことの無いバスに乗る時は緊張して事前に綿密に調べるし(前払いか後払いしかないのに)、洗濯物は部屋に運ぶところまでしか頑張れません。
同じような人がいることに安心する。
一文が長いものが多く、読点で区切られて綴られる文章はどこか詩的に感じるし独特。
手元に置いておきたい本です。可愛いので。