牧野健太郎のレビュー一覧

北斎さん、国芳さんなどと人物名にさん付けがされてるといった感じで文章全体が柔らかく、浮世絵へのファーストタッチにはとてもいい本だと思いました。浮世絵の解説の中に「ここにある辺りは現在の○○」といったものもあり、昔と今の違いも知れて、読んでて楽しかったです。
また後半には江戸時代の生活慣習や季節ごとの...続きを読む行事などについても書かれており、一緒に学んで知識として吸収できるのがとても良かったです。

浮世絵は楽しい。大衆の悦びを満たすことと芸術、アートとはなんだろう。美しいと感じる心とは何かと思う。

浮世絵を通して江戸の生活を見るというコンセプト通り、美術品としてではなく描かれている物や様子を解説してあるので、イメージが付きやすくわかりやすかったです。

浮世絵の読み解き方がイラスト図解してあって分かりやすく、面白かった。見開きにまたがっている絵がちょっと見にくかったのだけが残念。

浮世絵絵の時代、江戸は世界最大の都市。
半分は武家、残りの町人は約15％の土地に住む。物質的には裕福では無いが、平和で幸せそうな人たち。江戸の洒落、遊び心。
美術品としての価値はビジネスでもまれて向上したのかな〜

浮世絵を、当時の文化や時代背景と合わせて紹介する本。
絵を見るだけでも楽しめるし、江戸文化の解説書としても面白いです。

「武者絵はガンダム」「花見は婚活の場」などという解説を読むと、なるほどと思います。
他にも、浮世絵には見立てや暗喩が多く、江戸の庶民の文化水準って高かったんだなーと分かります。
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戦のない平和な時代が文化を育てるんですね。
平和って大事です。

ただ一点、見開きが見づらいことだけが難点。
電子書籍化してくれないかなあ。

浮世絵から江戸時代の暮らしぶりを説明している。260年続いた江戸時代が平和であったことがうかがえる。