谷良一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「漫才を盛り上げろ」吉本興業の谷は上司からこう伝えられた。
M1初開催の2001年、当時「漫才」は下火であった。吉本の劇場では「人気がないから」との理由で漫才が禁止になっていたほどだ。
「札束で芸人の頬を叩け」初代審査員兼司会の島田紳助の言葉だった。M1グランプリは優勝者は1000万円という圧倒的な賞金が出ていた。当時の賞金は高くても50万円程度。その効果は抜群で応募者はプロアマ含めて殺到した。そんなM1グランプリ開催に至る物語と「作る側」から見た第一回M1グランプリが描かれている。
面白かった。予算も部下もなく偉い人の一言から始まったM1グランプリ、これを形にするために全国を奔走した。東京 -
Posted by ブクログ
奇奇怪怪ポッドキャストで紹介されていて興味があったので。
吉本興業の谷さんという社員が上からの指示で漫才を盛り上げるプロジェクトを実行してほしいということで1人部署で動き始めるところからスタート。色んな劇場に足を運び、若手の漫才の現状を把握しつつ試行錯誤の末、島田紳助に相談したところ賞金1000万の漫才大会を行う案が出た。
そこからルール決めや賞金のスポンサー、決勝も含めて予選の審査員してくれる人を探したり、、
M-1 が立ち上がるまでの壮絶なストーリーがあり、ゼロイチで作り上げる大変さと第一回目という不信感が拭えないのでなかなか強力を得られないところもリアルだった。そしてオートバックスがスポ