谷良一のレビュー一覧

  • M-1はじめました。

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     今では国民的認知度が高いM-1。低迷していた漫才を盛り上げるために立ち上がった元吉本プロデューサーの谷良一氏が記した初回を立ち上げるまでの回顧録である『M-1はじめました。』。今となっては懐かしい島田紳助。その彼の理解や協力なくして成し得なかったことやオートバックスに協賛してもらうまでの苦難等が赤裸々に綴られている。初代王者の「中川家」が当初は参加に難色を示していたという事実も面白い。審査員に松本人志を据えた先見の明も素晴らしいが、今後はどうなるのか?余計な心配が頭をよぎる。

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    2024年04月05日
  • M-1はじめました。

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    M-1を作った人の自伝。

    『プロジェクトX』のような感じで、芸人のことはあまり出てこなかったものの面白かった。

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    2024年03月31日
  • M-1はじめました。

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    漫才コンテスト「M-1グランプリ」の創設奮闘記。著者は紳助とM-1を立ち上げた吉本興業のプロデューサー。平易な言葉で書かれたドキュメンタリーといった内容で、面白くて一気に読んでしまった。

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    2024年02月06日
  • M-1はじめました。

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    「漫才を盛り上げろ」吉本興業の谷は上司からこう伝えられた。
    M1初開催の2001年、当時「漫才」は下火であった。吉本の劇場では「人気がないから」との理由で漫才が禁止になっていたほどだ。
    「札束で芸人の頬を叩け」初代審査員兼司会の島田紳助の言葉だった。M1グランプリは優勝者は1000万円という圧倒的な賞金が出ていた。当時の賞金は高くても50万円程度。その効果は抜群で応募者はプロアマ含めて殺到した。そんなM1グランプリ開催に至る物語と「作る側」から見た第一回M1グランプリが描かれている。

    面白かった。予算も部下もなく偉い人の一言から始まったM1グランプリ、これを形にするために全国を奔走した。東京

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    2025年04月23日
  • M-1はじめました。

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    M-1誕生までの軌跡を追った
    ノンフィクション作品。
    「漫才盛り上げろ」という
    トップダウンの無茶ぶりからはじまり、
    漫才プロジェクトを経て誕生したM-1。
    確かに無茶ぶりで大変だったろうなとは思うが、
    なんやかんや『よしもと』という
    大企業だから成し得たのではとも感じた。
    一番は、島田紳助のあとがきは、グッとくる。

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    2025年03月16日
  • M-1はじめました。

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    奇奇怪怪ポッドキャストで紹介されていて興味があったので。
    吉本興業の谷さんという社員が上からの指示で漫才を盛り上げるプロジェクトを実行してほしいということで1人部署で動き始めるところからスタート。色んな劇場に足を運び、若手の漫才の現状を把握しつつ試行錯誤の末、島田紳助に相談したところ賞金1000万の漫才大会を行う案が出た。
    そこからルール決めや賞金のスポンサー、決勝も含めて予選の審査員してくれる人を探したり、、
    M-1 が立ち上がるまでの壮絶なストーリーがあり、ゼロイチで作り上げる大変さと第一回目という不信感が拭えないのでなかなか強力を得られないところもリアルだった。そしてオートバックスがスポ

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    2024年07月28日
  • M-1はじめました。

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    M-1を作った吉本の社員さんのお話。子どもの頃から見てた大会の暴露話みたいなのが知れて良かった。プロダクションの垣根や漫才人気の下火などいろんな逆境を越えてでもM-1をやりたいっていう厳選はどこから来るのか…

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    2024年06月30日
  • M-1はじめました。

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    M-1が出来るまでの話。

    紳助さん発案かと思いきや、著者(正確には上司)がきっかけやったとは…

    引退してから一切表に出てこない紳助さんが、あとがきと帯を書いてるのは極レア!

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    2024年06月16日
  • M-1はじめました。

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    ネタバレ

    今でこそ当たり前のように漫才ブーム、漫才師の活躍もあり年末の恒例行事になっているm1だったり、
    でも初開催までは、漫才がテレビで目立つこともなく、漫才をやりたい人はいても、見られる場はなく、逆に技術より見栄えが取られる現実があった。
    テレビ局やスポンサー探しも反対する人が多い中で、島田紳助とかたくさんの味方や責任を引き受けてこの大会を実現できたのはすごいことだ。

    勝者と敗者をきっちり区別すること、優勝だけでなく敗者復活者と決勝進出者の漫才の環境をわけたことも印象に残った。

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    2024年01月28日
  • M-1はじめました。

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    今当たり前のものがどのような経緯で出来上がったか。この件だけでなく、様々な当たり前の以前に人がどのように関わったか考えさせられる本。一意専心、人は本気のひとに心を動かされる。

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    2024年01月09日