廣瀬涼のレビュー一覧

  • タイパの経済学

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    「タイパ」=時間の効率化、と聞けば誰でも思い当たる事柄はあると思います。

    そもそも家電などは主婦の手間をいかに省くかを主眼に置かれています。

    「近道」だって、ある意味タイパでしょう。

    それが今、新書の主題になるほど若者の「タイパ」的姿勢が問題視されていますが、本当にそんなに問題な事柄なのでしょうか。上記の例のように誰でも
    タイパに無関心ではいられないはずです。

    しかし問題視されている要因の一つとして「ファスト映画」を観る人たちの存在が大きいと思われます。

    映画を早送りして、ざっくりとした粗筋と「それを観た」という優越感だけの「承認欲求人」に対する批判が前提にあるが故の反応と思われます

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    2025年07月27日
  • タイパの経済学

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    コスパの中にタイパがあるのはなんとなくわかるし、全て良かったらそれがいい、ならオタ活にコスパとタイパは求めたいですか?

    レジーの「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」と稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」からも学ぶタイパについてをまとめた新書。前作2つのエッセンスも交えながら消費者の求めタイパについてを言及した本作はまさにタイパが良いものと言えるのでしょう。
    ただ消費者像を見る限り皆が受動的な価値を欲しているあまり能動的に価値を見出す能力に欠けていると感じました。
    前作2つも読みましたが、やはりそこからも学ぶのは受動的に消費したい、つまり「頑張りたくない」がやはり根底にあるんだなと感じ

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    2024年10月30日
  • タイパの経済学

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    『タイパの経済学』

    時間効率の経済学。コスパとの違いを理解し、ビジネスに活かす。

    【購読動機】
    タイパ。タイムパフォーマンスの略称です。わたくしは、タイパを「言語」として使う頻度は少ないです。しかしながら、日常生活を送るうえで、タイパを意識することがあります。わたくしは、どんなときにタイパをしているのでしょうか?まったく考えたことがなかった領域の疑問です。

    【本書の読みどころ】
    著者は大学で教鞭もとっています。その著者が執筆した目的は、バズワード化している「タイパ」という言葉を定義することです。また、なぜ消費者がタイパを意識するのか?の行動、心理を読み解くということです。
    このことに

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    2024年02月17日
  • タイパの経済学

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    本文にさらっと興味深いことが書かれている箇所が散見される。タイパ重視だと見逃してしまうかも。

    明記はされてないが、ボードリヤールっぽい分析もあって面白かった。

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    2023年12月23日
  • タイパの経済学

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    ネタバレ

    若者らしいって言ったら失礼だけど、そんな文体でわかりやすく書かれていたと思う。精神的に自分のための消費はゆっくり噛み締めて、他のものは時間を捻出するためにダイパコスパを求めていきたい。

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    2025年05月28日
  • タイパの経済学

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     オタクという言葉がネガティブな呼称ではなくなったことは知っていたが、今ではオタクになりたい、それも手っ取り早くなりたい。しかもオタクというものが自分の存在証明(レゾンデートル)ではなく、タグのように付け外しができるものになっているという。今まで考えたこともない現象を言語化したこの本から、学ぶことは多かった。
     他人の投稿は、消費に対する疑似体験としての側面を持つ→自分で消費する必要があるか、、、と検討する過程もZ世代の消費行動の一環   p.80
    投稿しない=消費がない→他人を意識して消費がなされるという文化が深く根付いている
    ·コンテンツは鑑賞ではなく消費
    ·感情が揺さぶられること自体スト

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    2025年03月21日
  • タイパの経済学

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     ファスト映画などに見られるタイパという概念について、行動経済学の観点から紐解いた本。
     現代消費社会における「必要不可欠ではない消費」は、「外部刺激を受けて必要に駆られる消費」と「消費した使用価値によって精神的充足につながる消費」があるとしたうえで、前者でタイプが追求される傾向にあると背景含め説明されている。筆者も触れている通り、最近では後者にあたるような、自身の唯一無二の価値である精神的充足につながる消費や、大切な人との消費、大事なライフイベントなどもタイパ志向になりがちであり、自身の消費行動の真の目的を見失わないことが大事だと改めて考えさせられる。

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    2024年03月30日
  • タイパの経済学

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    ネタバレ

    タイパの定義を、手間をかけずに○○の状態になる、としている。どっちかというと、時間をかけずに○○の状態になる、だと思っていたのでその点は慧眼。合理性の追求ではないことの指摘も激しく同意する。タイパ市場を総括したレポート、読んでみたい。
    うーん。タイパとそりの合わない暮らしをしているかも。

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    2023年11月16日
  • タイパの経済学

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    『タイパの経済学』は時間対効果を追求するZ世代の消費行動を探る一冊。タイパ(時間の効率化と最小の手間での経験)が現代の消費にどう影響しているかを深掘り。評価せず、消費活動の理解を目指す内容。読後は、現代の流れに抗い難く、多くの気づきが得られたと感じた。

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    2023年10月10日
  • タイパの経済学

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    タイパ主義現象の分析がほとんどだが、中でも著者が特に強調している「手っ取り早く何者かになりたい」というの根本的な理由であるという主張には、目から鱗であり納得感も強い。

    手にすることのできる情報が増え、オンラインで世界中と繋がれる社会では、常にライバルが無数にいる。

    そして皆があらゆる形で、自分を売り出している。

    そんな中で、自身を埋没させず、認知してもらったり、頭角を表そうとすると、修羅の道の先にあるナンバーワンを目指すか、限りなく狭いニッチなオンリーワンかを目指すことになる。

    自分が一体何に向いているのか。
    自分は何に熱中できるのか。
    試食を繰り返して、その自分探しにも似た発見を胸に

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    2025年12月06日
  • タイパの経済学

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    内容は表題の通り。分かってはいたけど、言わずもがなのことを言っている感じ。
    しかし、研究者という立場で、研究論文を書く必要があるとしたら、こういう文体になるのだろうし、そう考えると、研究って、マジでタイパ悪いよね(← 逆説。私は、なんの検証もされないまま主観的かつ感情的に判断を下される現代の様相に違和感+危機感を抱いています。だからこそ、本書を読んだわけです)

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    2025年08月14日
  • タイパの経済学

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    「タイパ」という言葉が2013年のとある記事が由来で、「コスパ」は満たしたい欲求を充足するものに対して、「タイパ」はある状態を生むために必要な手段だという。本書は従来の消費の特徴と昨今の消費のあり方を紹介した本で、主にZ世代がこのような消費行動に走っている。

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    2025年07月15日
  • タイパの経済学

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    そうね、ダイパよくして出来た時間に何するかって言われたら寝るかな。
    じゃあスマホゲームしてる時間をそもそも減らして寝ろやって話ね。

    時間が過ぎるのも忘れて夢中になってた!
    もうこんな時間!
    っていうのが一番ダイパがいいってことか?

    無理だな。
    仕事に差し障りのない様に早く寝なきゃだし、
    やらなきゃならない家事はあるし、
    大人には許されない贅沢だ。

    退職したら出来るのかな?
    体力がなくなってるか。

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    2025年06月28日
  • タイパの経済学

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    あまり記憶に残らなかったのは、ある程度感じている内容だったからか。映画を早送りでみる、流行だけ抑えてオタクぶってみる、これだけコンテンツがあると失敗したくなるのもわかる。ただ、それって周りに流されているだけ?かも。

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    2025年05月31日
  • タイパの経済学

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    オタクとか推しが自分アイデンティティみたいになってるのちょっと分かる
    タイパ意識し過ぎて余った時間何したいかって言われてもないからあんまり意識しないようにする

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    2025年03月27日
  • タイパの経済学

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    テーマがおもしろい。タイトルもいい。しかしエッジが効いてない。コスパとタイパの違いについてレポートを書籍化したものであり肝心なタイパの経済学についてはぼんやりしたまま。
    文字数を膨らませるために陳腐なテーマが混ざっている。実際にはもっと薄い話。
    結局最後は、
    消費は人を豊かにする。交流的価値の追求は、消費を媒介に満たされる。何でもかんでもタイパやコスパが追求されてしまうのは合理的であるが、味気ない。あなたが好きなものはあなたにしかわからない。繰り返しになるが、消費は楽しい。
    まあそうだよねという内容で終わる。

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    2024年11月04日
  • タイパの経済学

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    映画を早送りで見る人たち、を読んでからこちらを読んだので目新しさはないものの、コスパとタイパの違いが書かれていて面白かった。いずれにせよコスパタイパの先に何を求めているのか、よく考えたい。

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    2024年06月11日
  • タイパの経済学

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    手間をかけずに〇〇の状態になることが目的のタイパ志向。ではなぜ手軽にその状態になりたいのか?知っておきたい、見ておかなきゃいけない、そう思う理由は何か?
    タイパのいい方法で得たものって、自分の中で後に残りにくいだろうなぁと感じた。他人や外的要因に振り回されすぎなんだろうな。
    自分軸を持った消費を楽しめているか、時々振り返ってみるといいかも。

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    2024年03月10日
  • タイパの経済学

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    タイパの意義とは、時間を効率化し、ある状態になるための手間を省くこと。
    自分が満たされる消費と、他者の目を気にした消費の2種類があるとして、前者のために、後者の時間を効率化することがタイパがいいと考えている。
    自分が好きなことには時間を惜しまずに楽しもうという気持ちが感じ取られた。

    一方で、1冊の本を読んだわりに、経済学らしい知識は特に得ることができず、誰でも分かることを振り返っている感じだった。

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    2024年02月03日
  • タイパの経済学

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    他の方の感想にもあるが経済学ではなく、筆者の専門分野である社会学や文化論といった類の本であり「経済について知りたい!」とタイトルだけ見て購入すると失敗するだろう。自分もZ世代ではあるが小学生の頃から深夜アニメを見るようなヲタクであり、周りから負のレッテルを貼られ親からも既に当時しっかりとしたアニメやボカロ文化などのヲタクではあったげ「アニメヲタクにはならんといて」と言われることもあった。それがインターネットやスマホの普及により多くの人が『オタ活』『推し活』と呼ばれるものを始めオタクがレッテルからラベル化したという表現がしっくり来た。ヲタクは古からのアニメヲタクなどを表し、昨今の流行りをオタクと

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    2023年12月18日