高田晃太郎のレビュー一覧
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のどかな旅の記録だと思って読み始めたら、存外に過酷で驚かされた。なにしろいきなりロバが死ぬ。筆者が命の危機に晒されるのも一度や二度ではなく、時には雨風に心折られそうになりながら歩く。まるで修行僧のような姿に「自分には、こんな旅路は絶対に無理だ……」と恐れ戦く。
それでいて、書き味はすっきりと読みや...続きを読むPosted by ブクログ -
SNSでロバと日本を旅されていることを知りました。失礼ながら、最初はバズることが目的なのかと思っていたのですが、本を発売するタイミングで鍵アカウントになったり、ポストの内容から、有名になることが目的ではなく、この方にとってはただ「ロバと旅をする」ことが当たり前なのだと感じました。
この本にも、Twi...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナ前の話ではなかった!というところでまずびっくり。ロバのイメージがますます固くなる方向で、変わるわけでもないのにもびっくり。読んでてしんどくならない話の持っていき方が今風だなあ。Posted by ブクログ
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ロバと共にあてのない放浪の旅へ。
イラン、トルコ、モロッコでの、ロバとの出会いと別れ、
人々との関わりを綴った、旅行記。
・はじめに
第一部 イラン 第二部 トルコ 第三部 モロッコ
・おわりに
スーコはモロッコで旅を共にしたメスのロバ。
トルコではオスのソロツベ、イランでは名付けなかった。
名付...続きを読むPosted by ブクログ -
イラク、トルコ、モロッコをロバと旅する。
都度パートナーは変わり、そのたびにその個性に翻弄される。旅の終わりには別れの寂しさも。
にしても、トラブルはあれど、出会う人々の優しいこと。
旅人をもてなす心が素敵だなと思う。
様々な土地を訪ねてみたくなる。Posted by ブクログ -
タイトルから和やかな雰囲気を想像して読み始めましたが、旅の入り口から思わぬつまづきがあり、その状況やロバに対する作者の冷静な目線はノンフィクションなんだなと、当然の感慨を受けました。
勝手に、作者はロバへの愛着や愛着を起点に物語が構成されてると考えていた分、少し物足りなさを感じつつ、読み進めると...続きを読むPosted by ブクログ -
X(旧Twitter)で、ロバのスーコと旅する太郎丸さんのツイートが偶然目に入り、この様な生き方をする若者がおられるんだと注目し、本を出されたので楽しみに拝読。
ロバと徒歩の旅というと、ロマンティックに考えがちだけど、現実をありのまま書かれた著書は、知らない世界を見せてくれ、面白く、時には危険な事態...続きを読むPosted by ブクログ -
作者の、日本人が別れ下手になっているという考え方がなんとなくいいと思った。
最後のほうで内澤旬子さんの話が出てきて、この間著書を読んだばかりだったのでおもしろかった。Posted by ブクログ -
著者が、ロバと一緒にイラン、トルコ、モロッコを歩いて旅する。
「スーコ」という名前のロバは、モロッコにしか登場しない。
トルコで旅をしたソロツベと名付けられた雄のロバ。濃いキャラで声を上げて笑ってしまった。
日本では考えられない各国の人の受け入れ能力。文化の違いを感じた。Posted by ブクログ -
ロバは寓話に出てくるイメージが強く一緒に旅をする事がイメージができなかった。この本を読み始めると不思議とその場面が目に浮かびロバ達に愛着がわいてくる。どこかでスーコーが草を喰んでいると思うとほっとする。Posted by ブクログ
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動物を旅する本二冊目。今回は徒歩だ。歩いてどこへでも行けることを実感した筆者は、ロバと徒歩で中東イランからトルコ、アフリカ大陸モロッコを旅する。ロバって可愛いな。旅はできないけど、田舎に住んで、ロバと暮らすのもいいな、と思えた。Posted by ブクログ
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Twitterでロバと旅する様子を書いていた人。2023年夏現在は、日本をロバと旅している模様。 目的があっての旅ではなく、そういう意味でも本として読むよりは、Twitterのつぶやきで様子を知る方が向いているような気がする。 タイトルのスーコは、本書終盤、モロッコの旅の相棒で、途中までは別のロバと...続きを読むPosted by ブクログ
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読書記録6.
『ロバのスーコと旅をする』
高田晃太郎 著
現在ロバのクサツネと共に日本国内を旅している著者さんのsnsを見て読みたくなった一冊(24年2月7日現在四国を進行中)
イランやトルコ、モロッコを歩いて旅する
しかもロバと共に歩いて
旅先で出会う人々やそれぞれの民族、宗教、地域や気候、...続きを読むPosted by ブクログ