高田晃太郎のレビュー一覧

  • ロバのクサツネと歩く日本

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    こんなにも読み終わりたくないと思った本は久しぶり。筆者と相棒クサツネと一緒に旅をしている気分になり、旅が終わりに向かうにつれて読むペースが落ちてしまった。読み終われば旅が終わってしまうと思うと寂しくて。でも最後にはまた新たな旅が始まる予感にワクワクした。Xでもずっと見ているけど本で読むと更に好きになる。

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    2025年12月21日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    ロバのスーコでロバのイメージが覆り クサツネで又新しいロバの魅力を教えてもらった クサツネは日本で生まれ育ったからなのか天性のものなのか なんだかとても人間くさい 牛には勿論ヤギにまで主導権を握られたり 朝日でひなたぼっこをする姿を想像するだけで愛おしくなる

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    2025年12月04日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    前作「ロバのスーコと旅をする」も楽しく読んだが、こちらは日本の旅。その土地を、景色を想像しながら読めた。
    荷物を背負って歩くことでロバのクサツネが一気に逞しくなったのにびっくり。表情も多彩になっていくのが微笑ましかった。
    いまは塩を作っていると思うけど、いつか行商に来たクサツネから塩を買いたいなあ。

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    2025年10月18日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    「ロバのスーコと旅をする」の著者が日本でもロバと共に
    歩き、日本を見直し、これからの人生を考える、旅行記。
    第一部 栃木⇒山口 第二部 福岡⇒香川
    第三部 兵庫⇒北海道

    相棒はロバのクサツネ(草常)。
    その名の通り常に草をモリモリ食べて、共に旅をする。
    歩くのは日本。
    終着点を決めずに気儘に歩く中に、分かってくるのは、
    ロバが多い海外とロバが珍しい日本との違い。
    人の反応、生活などの違いも分かってくる。
    移りゆく四季と自然、車や道、限界集落の現実なども。
    旅の途中での人との交流は、温かさもあれば困惑も有り。
    知るのは人の生き方、言葉に心、そして絆。
    「カヨとわたし」の内澤旬子さんとも会ってい

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    2025年10月12日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    読むときはグーグルマップストリートビューで場所を検索するのがおすすめ
    けっこう酷道だということもわかり、一緒に旅を味わえます

    以前、ヤギ飼いの内澤さんのサイン会で「クサツネが最近まで家にいたんです」と直接聞いていたので、その内容が本書に書かれていて嬉しかったです
    地元にもクサツネが来たんだと驚きもありました

    高田さんの文章が面白く、読んでいてクスクスっとしてしまします
    すっかりロバの虜になってしまった
    そして私も死ぬまでに行ってみたい場所が増えました

    最高に楽しめる本でした

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    2025年08月04日
  • ロバのスーコと旅をする

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    Xでずっと見ていたロバと旅する作者の本。時間がかかってしまったけれど読み出すとスルスルと読める文章で、リアルな旅なのに異国の地名や風景はまるで異世界のよう。童話のような世界だけど追い剥ぎにあったり銃を向けられたり波瀾万丈。けれどチャイに誘われたり家に呼ばれたり人の温かさも感じられる。読めば誰もがロバを好きになると思う。2頭のロバ、ソロツベ、スーコ、そして新たな相棒クサツネ。クサツネと日本を旅した『ロバのクサツネと歩く日本』が発売予定らしいので予約しよう。

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    2025年05月30日
  • ロバのスーコと旅をする

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    個人的な体験ですが、遠野のクィーンズメドウという所に4泊5日宿泊して、毎朝30分、ただただ、草をはむお馬さんのそばにいて、心癒され、すっかり魅了されました。
    ある日、Xのおすすめに、ロバのクサツネと旅する晃太郎さんのツイートが突然現れ、すぐに遠野のお馬さんを思い出しました。
    馬とロバは、たぶん全然違う生き物なのだろうけど、晃太郎さんの気持ちが、東京で暮らす私にも、すぐに想像できて、「いいなぁ!すてきだなぁ!」と思いました。
    そこから、もっと深掘りしたくて、この本に辿り着きました。すごく良かった…!!幸せな気持ちになれました。

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    2024年09月17日
  • ロバのスーコと旅をする

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    ネタバレ

    のどかな旅の記録だと思って読み始めたら、存外に過酷で驚かされた。なにしろいきなりロバが死ぬ。筆者が命の危機に晒されるのも一度や二度ではなく、時には雨風に心折られそうになりながら歩く。まるで修行僧のような姿に「自分には、こんな旅路は絶対に無理だ……」と恐れ戦く。

    それでいて、書き味はすっきりと読みやすい。

    筆者は「ロバほど感情に素直な生き物はいない」と言うが、わたしには筆者もまるでロバのようだと感じる。旅路の最中で、嫌なこと、苛立たしいこと、不快なこと、面白いこと、ありがたいこと、幸せなことに筆者は出会う。人の好意にも悪意にも晒される。そのひとつひとつに怒ったり喜んだりし、しかしあっけないほ

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    2024年04月06日
  • ロバのスーコと旅をする

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    SNSでロバと日本を旅されていることを知りました。失礼ながら、最初はバズることが目的なのかと思っていたのですが、本を発売するタイミングで鍵アカウントになったり、ポストの内容から、有名になることが目的ではなく、この方にとってはただ「ロバと旅をする」ことが当たり前なのだと感じました。
    この本にも、Twitterは昔でいえば旅先から手紙を書くようなものとあり、納得がいきました。
    SNSでもロバがかわいそうなど過剰な愛護の声がありますが、一緒に歩き荷物を運んでもらいお別れの時にはこの方なりの精一杯の愛情を感じました。毎日を共に生きるパートナーというロバと人間の本来の関係が描かれていると思います。

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    2023年12月29日
  • ロバのスーコと旅をする

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    ネタバレ

    コロナ前の話ではなかった!というところでまずびっくり。ロバのイメージがますます固くなる方向で、変わるわけでもないのにもびっくり。読んでてしんどくならない話の持っていき方が今風だなあ。

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    2023年11月01日
  • ロバのスーコと旅をする

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    ロバと共にあてのない放浪の旅へ。
    イラン、トルコ、モロッコでの、ロバとの出会いと別れ、
    人々との関わりを綴った、旅行記。
    ・はじめに
    第一部 イラン 第二部 トルコ 第三部 モロッコ
    ・おわりに

    スーコはモロッコで旅を共にしたメスのロバ。
    トルコではオスのソロツベ、イランでは名付けなかった。
    名付けたことで愛着が湧いてくる様子には、
    歩きたいという気持ちを与えてくれたロバの相棒感が増している。
    ロバと歩いたことで出会う、人の情けや助けとトラブルや危険。
    直に接するその国の厳しい事情、アフガニスタン人のこと。
    現地でのロバの実情にも触れている。
    ロバといつまでも歩いていたい。でも別れはやってく

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    2023年09月04日
  • ロバのスーコと旅をする

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    イラク、トルコ、モロッコをロバと旅する。
    都度パートナーは変わり、そのたびにその個性に翻弄される。旅の終わりには別れの寂しさも。
    にしても、トラブルはあれど、出会う人々の優しいこと。
    旅人をもてなす心が素敵だなと思う。
    様々な土地を訪ねてみたくなる。

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    2023年08月27日
  • ロバのスーコと旅をする

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    読んでいる内に、ロバたちに愛着が湧いてきました。特に、ソロツベの自由奔放さには笑いと親しみを感じました。遊牧生活に少し憧れはありますが、想像以上に現実は大変なのだろうということが窺えました。

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    2025年12月20日
  • ロバのスーコと旅をする

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    Twitterで、トルコやモロッコの親切な人々との交流等、楽しそうな発信を見て、私もソロツベやスーコと一緒に歩きたい! 旅したい! と思っていましたが、本書を読んでみると、実際にはたくさんの危険があり、驚きました。

    淡々とした語り口の著者ですが、本当に旅とロバが好きでなければできない日々の積み重ねがあり、特にロバたちへの気持ちが深いことが、本作を通して伝わってきました。

    一方で、ロバのほうは悲しい別れの際でも、意外にあっさりしていたり、気持ちが一方通行気味なところも面白かったです。

    現在は日本を旅しているそうなので、私もどこかで出会えないか期待しつつ、これからも応援を続けたいと思います。

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    2025年12月02日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    ロバと旅する日本編
    日本でロバが歩いていたら、旅をしていたら、私は親切にすることができるだろうか。
    日本にも外国と変わらない人々がそこにいた。
    もしかしたら書かれていること以外に嫌なこともあったのかもしれない。そういう日本。
    ロバのクサツネがとにかく愛らしくて、会ってみたくなった。
    高田さんもロバとの接し方に慣れて、より信頼関係が生まれていたのも良かった。

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    2025年10月28日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    ロバを連れて日本中を歩いて旅するお話。

    時々Twitterで見かけてたロバのクサツネくんが可愛かったので買いました。

    私もロバ飼いたい!!と強く思わせる本です。
    P17の旅行前のクサツネと旅行後のクサツネの毛並みと筋肉の差がまるで別ロバのようで、旅行や労働って健康にいいんだなぁ、と実感。

    途中で出会った鶴亀さんの飼いロバの名前が「ペリーヌ物語」にでてくるパリカール。
    確かにあのアニメのパリカールは印象的だった。

    見知らぬ旅人を泊めてくれる人が意外と多いことには少し驚きました。(ロバを連れているとはいえ)

    ただ、無断で写真を撮られることも多かったそうなので、旅も楽しいことばかりではない

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    2025年10月14日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    Xでフォローしている方の旅行記。
    「プラテーロとわたし」のイメージにも重なるロバの良さが伝わってきた。
    旅人でいること、きっと大変なことも多いが、なんだかずっと風が吹いているみたいで気持ちいいだろうなと思った。

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    2025年10月09日
  • ロバのスーコと旅をする

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    この本を読みながら『深夜特急』を思い出していた。独白のような語り口、少し冷えた目線が似ているように思う。自分では決して出来ない旅を味合わせてもらえた気がした。
    トルコでの相棒ソロツベ、モロッコでの相棒スーコ、どちらもかわいい。2頭とも今でも満足に草を食めているといいな。日本でのクサツネとの旅もまた本として読めたらいいなと思う。

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    2025年03月09日
  • ロバのスーコと旅をする

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    ネタバレ

    イラン、トルコ、モロッコをロバと旅した記録。イランでは警察に急にロバと引き離されてしまうが、トルコではオスのソロツベ、モロッコではメスのスーコと、のんびり歩いて旅をする。土地の人の温かさと、旅の厳しさと、ロバのマイペースさと、なんとも味わい深かった。
    チャイをご馳走して話をして仲良くなる、そんなイスラム圏の人たちの暮らしがとてもよい。
    最後に書いてあった、SNSで別れたくない人と繋がっていられるようになった現代、人は別れるのが下手になったという言葉に胸をつかれた。千キロ以上一緒に旅をして愛着が湧いたロバも、現地で次の飼い主に渡して別れる。たまたま出会った人とロバが一緒に旅をして、別れるべき時に

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    2025年02月05日
  • ロバのスーコと旅をする

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     ロバのスーコと旅をするのはモロッコ、その前のトルコはロバのソロツベと旅をし、その前のイランで旅したロバには、名前はない。
     ただ歩く旅ではなく、ロバと一緒に歩く。コロナ明けの2022年イランに舞い降りた著者は、現地でロバを買い、共に旅する。追い剥ぎにあったり、犬に襲われたり・・・完全に安全な旅ということではないが、多くの人たちの親切で旅を続ける。交通機関を使えば安全な旅ができるんだけど、路上を歩き、路上に寝る旅は、それが日本だってリスクがあるように、同じ程度にリスクを抱えながら旅を続ける。そんなリスクを抱えても、個性あるロバとの旅は楽しい。

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    2025年02月05日