浅井建爾のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
「富山市×高岡市」。人口42万×18万。県庁所在地である富山市と何を張り合うのか。どこがライバルなのか、とも思うが、高岡市民に言わせれば、かつて越中国の中心は高岡。国府も置かれていたというプライドがあるという。高岡市には富山県最大のショッピングセンターイオンモールがあり、富山市民がこぞって買い物に来るのが優越意識をくすぐっているとのこと。また、高岡市民は市外への買い物は富山市ではなく、わざわざ遠い隣県の金沢市へ行く。富山市の発展を快く思えない発想がそうさせるのだそうだ。おかしすぎる。
全国44自治体の対決は、実相を語りながら、それぞれの街のいじましい人間の心理を掬いあげている。人間臭さがライバ -
Posted by ブクログ
日本の地図や地理にまつわる雑学本。著者の浅井建爾さんは『知らなかった!驚いた!日本全国「県境」の謎』などの著作で知られています。
例えば、最高気温が日本で一番低い県庁所在地はどこ?など、いざ読んでみると予想を裏切られるようなネタで満載です。好みはあるでしょうが、どの項目を読んでもなるほど~と思いました。
個人的に、現在の東京23区になる前に、1889年に誕生した15区、その後1932年に市域を拡大して35区、それから戦後にGHQから区を統合せよとの命令で22区になり、板橋区から練馬区が分離して現在の23区になったんだと歴史的な経緯を全然知らなかったのでへぇ~、とついつい言ってしまいま -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
四国には、愛媛県と高知県しかなかった!?
時代と共にめまぐるしく移り変わった日本の「県境」。
日本の歴史と地図を見る目が変わる!
「県境」は単なる行政上の境界線、と思いきや、この曲がりくねった一筋の線が引かれるまでには、全国各地で悲喜こもごものドラマが繰り広げられてきた。
なぜそこに県境があるのか?
誰が何を基準にして県境を決めたのか?
たかが県境、されど県境―思わず誰かに話したくなるような、知られざるエピソード満載の面白本。
[ 目次 ]
1 「廃藩置県」から「四十七都道府県」の成立へ(明治維新が「県」を生んだ―新政府の樹立で行政区分の再編に動き出す;「府藩県三治制」で三府四