デヴィッド・バーンのレビュー一覧

  • 音楽のはたらき

    Posted by ブクログ

    すごい一冊でした

    おおよそアーティストの音楽本とは思えない、膨大な資料による、世に初めて音楽が生まれた時代から現在のストリーミング時代まで、いかにして人は音楽を消費してきたかが、そりゃあもう小難しく書かれているわけです

    あまりに難解で読み終えるのに1か月くらいかかっちゃいましたが、自ら印税の税率や制作コストなど全てを開示し、アーティストとお金の仕組みを細か〜く教えてくれます

    そうは言っても表現を優先してきたアーティストなので、パッケージの変遷と共にそのジレンマは相当なものなんだろうなと想像出来ます

    唯一、CBGBへの愛情だけはお茶目で可愛いデヴィッド・バーンでした

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    2023年07月23日
  • 音楽のはたらき

    Posted by ブクログ

    80年代を代表するバンド、Talking Headsのフロントマンであり、近年は音楽映画『American Utopia』で素晴らしいショーを見せてくれたDavid Byrneが2012年に出版した音楽論考がついに邦訳。

    レコードからストリーミングに至る音楽メディアの変遷について、レコーディングスタジオで実際に何が起きているのか、音楽ビジネスを巡るカネの話など、テーマは広範に渡るが、いずれも一般論だけではなく、彼自身の実際の活動におけるエピソードがふんだんに盛り込まれていて、膝を打ちながら読み進めた。

    白眉はやはりレコーディングスタジオでのトピックであり、ここではBrian Enoとのコラ

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    2023年05月13日