グレッチェン・マクニールのレビュー一覧
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孤島の別荘に集まった十人の高校生たち。しかし嵐が襲うその孤島で、事件が起こり始める。次々に増える死者、見えない犯人の影、そして募るばかりの疑心暗鬼。「そして誰もいなくなった」好きにはお勧めのミステリです。
ほんっと、こういうの大好きなのでわくわくしっぱなしで読みました。嵐の孤島、連続殺人、死者からの告発、そしてこれもある意味見立て殺人。好きな要素がてんこ盛り。犯人が誰か、という謎はもちろんですが。全員死んでしまうのか、それとも誰か生き残ることができるのか。その要素だけでも気になってぐいぐい読んじゃいます。
主人公のメグが、わがままな親友と好意を抱く男子との間で揺れ動く部分にもハラハラさせられま -
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タイトルからも分かる通り”絶海の孤島モノ”であり、「そして誰もいなくなった」パターンの小説。
しかし、あとがきにも触れられている通り、作者はむしろ「スクリーム」や「ラストサマー」「13日金曜日」等のティーンズホラーを目指している。
孤島の10人が全員ハイスクルール生であるために、人間関係も浅くありきたりの死にキャラばかり。
一人一人殺されている(死んでいる)のに、恋愛感情に翻弄される辺りはなんら説得力もない。
意外な犯人(と動機)はあるものの、そこに行くまでが冗長すぎる。
まるで映画のノベライズを読んでいるようで、視覚的と言えばそうだが、どうでもいい描写が長く小説としては辛い。
この作品は -
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孤島に閉じ込められ殺戮が始まる… 若者たちの微妙な関係性が胸を打つ恋愛サスペンス小説 #孤島の十人
■あらすじ
ハイスクールの学生たちが孤島にある別荘で行われるパーティに招待された。主人公である女学生メグは、親友のミニーと一緒に参加することになる。10人ものメンバーが参加していたが、そこにはミニーのために恋愛を断念した憧れの彼、TJも参加していた。
皆でパーティーを楽しんでいると、別荘で怪しげなディスクが見つかる。ディスクを再生すると、そこには恨みと復讐を示す動画が流れるのであった…
■きっと読みたくなるレビュー
装画のイメージどおり『そして誰もいなくなった』のごとく物語が進行。孤島、悪天 -
Posted by ブクログ
休暇を過ごすため孤島の別荘に集まった十人の若者たち。
嵐が島を襲う中、何者かの恨みを示す動画が発見され、ついに最初の犠牲者が……。
通信が遮断され、人間関係がもつれてゆく中で次々と命を落としてゆく十人。一体なぜ。そして犯人は誰なのか……?
『そして誰もいなくなった』の流れをくむ孤島でのクローズドサークルミステリ。
動機や犯人もスタンダード・王道といった感じですが、お約束はおさえていてカジュアルに楽しめます。
ただ、焦点はどちらかというと事件よりも人間関係の方に置かれていて、完全に学生たちの惚れた腫れたがメインになっている印象は否めません。
主人公メグの親友、ミニーが好きなのはT.J。でも実