ドリー・クラークのレビュー一覧
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ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために
時間の魔物に軽く足元をすくわれそうになることがあっても、それでもやっぱり長いゲームに賭ける価値はあると思うんだ。
この本、ロングゲームは単なる自己啓発書とはまるで違う。多分、すぐ飽きちゃうタイプや、“一発逆転”を夢見る人には物足りないかもしれない。だけど焦燥と不安が交差する日々の中でこそ、「何が自分にとって本当に意味のあることなのか」を問い続ける大切さを、静かな熱量で語りかけてくるんだ。短期的に結果を求めがちな世界で、10年単位で地味で泥くさい努力を続けることの価値を再認識させられる。僕みたいに会社員として育児や家事の合間にせ -
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新しい挑戦に20%の時間を使う
グーグルの『20%ルール』には裏がある。実質的には20%ではなくて120%だ」。つまり20%の時間でやるはずの特別プロジェクトは、実際は「本来の仕事にプラスして」やっているということだ
「チームで大切なことは何か」「どんなことをしているのか」「どんな助けが必要か」「どんな分野の頭脳を探しているのか」といった質問をするそうだ。 そしてこの会話から、自分が相手を助けられる方法を考える。相手のところにいきなり押しかけて、面白そうなプロジェクトだからこっちに欲しいと要求しても、大失敗に終わるだけだ。そうではなく、自分の目的はあなたの負担を軽くすることだという意図を -
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・自分だけではなく、あまりにも多くの人がスペース(時間/精神)を失い、つねに急かされ、追い詰められ、焦っている。人生は「長いゲーム」。目先の仕事に追われるのではなく、自分の本当にしたいことを見つけ、それに向けて自分のペースで生きたいです。スペースは本当に大事だと感じます。
▼メモ
・成功とは、どれだけたくさんのことをしたかではない。何を達成したかでさえ関係ない。成功とは、人生の目的を知ること、自分の可能性を最大限に発揮する方向に進むことだ。
・ロングゲームの大全体は、「現状の犠牲者にならない」。今の時点での現実がこの先も永遠に続くわけではない。
・ドラッカーのエッセイを読んで、紙に次の -
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人生を"ロングゲーム"に例えて、長期的な戦略を持ってそのゲームをプレイしようという一冊。
本書は「1.余白」「2.集中」「3.信念」の3パートから構成されているが、伝えたいこともとてもシンプル。
短期的な視野で忙殺されがちな毎日の中に本当に大切なことを考え実行するための、時間的、心理的な「余白」をつくること。
できた余白を使って、自分が心から叶えたいと思える目標、観たい景色を思い描き、その実現のために一点「集中」すること。
何事も成果が実るまでには時間がかかることを理解し、長長期的な視点と忍耐力を持って「信念」を貫くこと。
即効性が求められがちな現代、こういったビジネ -
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・何かを始めるには、まず「起動時間」がかかる。その間に物事がうまく行っているかを確認し、必要なら調整を加え、最適化を目指す
・究極的に、企業が求めているのは利益であり、それが実現するのは10年単位だ。四半期単位で実現することではない
・忙しい人は自分の人生をコントロールできない人
・この世界は短期の思考の誘惑で溢れている
・前向きな制約があるおかげで、むしろ集中力が研ぎ澄まされる。こうなると必然的に、もっと大きな視点の問いを自分に投げかけることになる
・相手の都合に合わせて自分のスケジュールを変えない。自分にとって都合のいい日時のときだけ承諾する
・コマース銀行は営業時間を伸ばす代わりに利息を -
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ネタバレ成功したい人のための本。
成功を目指す人は、読むことをおすすめする。
私にとっては、いいとこ取りできたらいいなという感じで、ものすごく役には立たないかもしれない。方向性の違い。
以下、簡単な要約
1.長期的な視点を持つ
- 短期的な成功にとらわれず、数年先・数十年先の目標を見据える。
- 「今すぐ成功しなければならない」というプレッシャーを手放す。
2. 戦略的な余白(ホワイトスペース)を作る
- 予定を詰め込みすぎず、考えたり、新しいアイデアを試したりする時間を確保する。
- 「何もしない時間」こそが、クリエイティブな発想や重要な戦略を生む。
3. コンパウンド成長を意識する
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Posted by ブクログ
人生という長いようで短い時間を深く考えさせてくれた本でした。
自分は正直この本を読むまで、人生の目標を明確化しておらず、『何の為に仕事をしてるんだろう。』って思う日々がありました。
現在の仕事はそこそこできるようになって、若手を教えれるぐらいまでにはなりましたけど、この先、何をやってけばいいんだ?と壁にも当たりかけてたので、
この本で少しでも解決できたらと思い読みました。
実際に読んで、途中あたりで人生の目標を決めました。
夢のような、雲の上のような目標です。
けどその為に何が必要か、それを知る為に今から努力していきます。
そしたらその目標が近づいてくるかも知れない。
またこの目標につま