年森瑛のレビュー一覧

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    N/A

    高校生の感じ、生々しかったなあ。
    生々しくて、刺々しくて、でも純真なところもあって、それがまた怖くて。
    高校生の頃は無敵だと思っていたけど、いま高校生をみるとその脆さが眩しくも怖くもあるね。

    読んでみてといわれて読んでみたのだけど、なにをもって読んでみてといわれたのか汲み取れなかった。でもそうじゃ...続きを読む
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    N/A

    タイトルが気になって手に取りました。純文学系はページ数が少なめで少し読みづらい印象があるのですが、本作は割と読みやすいほうなのかなと感じました。まさに今時の女子高生を描いているように思います。
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    N/A

    LGBTQというカテゴリーが一般化する事で、世の中が、わかるわかる知ってる知ってるとなってしまい、自分でも何が何だか分からない違和感の中で生きている人が、自動的にそのカテゴリのどこかに押し込められてしまう閉塞感。と言っても自分自身、分からない何かを自分の知っている箱の中にしまい込むと、それで安心して...続きを読む
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    N/A

    このやろーっていう怒りとか不満とか不安とかで書かれた特有のエネルギーのある小説だった。
    N/Aでいることは間違ってないし言ってしまえばみんなそうだし、わたしもかつてそうだと思ってた。
    でも意外とぺらぺらの友達とかぺらぺらの恋人とかぺらぺらの親とかに話してみて絶望したり、ちょっとマシになったりするから...続きを読む
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    N/A

    生きてゆく中では、その関係性の濃淡はあれど、何らかの形で他者と関わってゆかなければなりません。

    自分をどのように表現するか、他者が期待する役割を演じる自分と本当の自分の間で揺れ動きながら、「当たり障りのない言葉」を使って日々を過ごしている、そんな現代の私たちの暮らしの中にある漠然とした「不安」「寂...続きを読む
  • N/A

    N/A


    N/A = 該当なし

    主人公のまどかは生理が嫌だ、
    生理をとめたくてご飯を食べないところから始まる。
    女性ならほとんどが“生理なんてなくなればいいのに”って思ったことあると思う。
    でもそういう“普通”の感情さえ自分は異常なのではないかと思ってしまう。
    本当にこの主人公は“普通”じゃないのか。
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    N/A

    その人にその人だけの言葉を与えるなんて難しすぎるけど、属性を孕んだ瞬間にそれは自分に向けられた言葉ではないと感じるのはよくわかる気がした。嫌なものは嫌だという簡単なことだけが伝わらずカテゴライズされて多くのうちの1人になるなんてそんなの寂しすぎる
    かけがえのない他人から自分だけの言葉が欲しいまどか ...続きを読む
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    N/A

    分かったふりをするのが、
    理解してるふりをするのが、
    正解のようでいて、
    けど定型文を使っているだけで
    生身の感じがしない

    そう主人公は感じているように思った。

    ほんとはただ受け止めるだけでいいのに
    ただ読むだけ
    ただ血が嫌いなだけ
    そのままを受け止めるだけでいいのに
    対応策を調べて
    理解を示し...続きを読む
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    N/A

    SNS時代、LGBTQへの関心、コロナ禍。
    今の社会で生きる「普通」の若い人の生きづらさを知る貴重な機会となりました。

    自分をありのままにみてほしい。
    それを切なく強く願う人の気持ちが、若々しく素朴な表現でよく描かれていました。
    また、多様性という力が抱えている、むしろ属性へ回収される大きな力を持...続きを読む
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    N/A

    サラッと読めた。言い回しがおもしろい。
    最後が唐突に終わったのがびっくりした。もうひと展開あったらよかったかも?