上田啓太のレビュー一覧

  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    自分を使って人体実験のようなことをしてみたり、いろんなことを突き詰めて考えてみたり、そういったことが面白く書かれている。
    最後に紹介されていた「自死という生き方」という本がとても気になった。

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    2022年06月19日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    約2,000日間、社会とのつながりを極限まで希薄にした生活。興味・関心の変遷とこれに応じた行動を通して人間世界を考察。
    思いついたことはまず実践してみる行動力と些細なことから展開されるハッとする考察。終始、肩肘張らずに書かれる文章が妙に生々しく、一気読み。

    ◯自分を変えたいと言うとき、その人間はひたすらに自分のことを考え続けている。(中略)自分に強烈に感情移入しながら同時に自分を殺そうとするようなもので、そもそも矛盾した発想だったんじゃないか。
    自分を変えようとすることは、古い自分を殺そうとすることで、基本的には、血なまぐさい発想なのだと思う。人はハエや蚊を平気で殺す。見なければ見ないほどに

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    2022年05月28日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    表紙がライトだし、軽めのブログ本かと思ったら「なんじゃこりゃ!」という本ですごく面白かった。河出書房さすがだわー。

    分類が難しい。「ブログエッセイ」ではあるんだと思う。
    無職になって、いわば人生見つめ直し期間に突入した人が、いろいろ考える過程のリアルエッセイなのだけど、見つめ直し具合が異常に深い。
    「異常に」が肝。ほぼ心理学人体実験。

    前半まではちょっとした自己啓発止まりなので、「自己啓発エッセイ」的にも読めるのよね。しかしさらに深く潜る筆者なのであった。

    かといって重すぎる筆致ではなくて、クスッってところもあるし、元々文体が面白い。
    深く潜る過程での気づきのあれこれは、誰しも人生に行き

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    2022年05月25日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    正直言って、思っていた内容と違っていた。
    気楽に読めない。
    こんな自分はもう嫌だと強く思うほど、きのうと同じ自分が維持されてしまうジレンマ。
    自分を変えたいと強烈に切望しながらも、その行為は古い自分を殺すことに等しく、血なまぐさい発想だという矛盾。
    やや哲学的過ぎますが、嫌みのない文章で引き込まれてしまいました。
    人柄が表れます。

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    2022年05月24日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    ネタバレ


    仕事を辞めて知り合い宅の物置部屋で暮らすようになった作者の2000日。

    心に残ったところがあります。
    【人が自分を変えようとすることは、古い自分を殺そうとすること…人はハエや蚊を平気で殺す。見なければ見ないほどに殺せる。…しかし自分を変えたいというとき、自分を見つめながら殺そうとしており、当然殺すことは難しくなる。本当に人が変わるとき、ざぶとんの下にいた虫を知らぬうちに尻で踏んでいたかのように変化するのではないか。変わりたいという感情は、自分はこのような人間であるという自己規定の残りカスみたいなものではないか】

    変わりたいと思ってもがいていた時はなかなか変われなかったのに、変わりたいとい

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    2024年12月15日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    社会と繋がらなくなると、人はどんどん観念的になることがわかる。大学院生のときのようだ。無駄なことで悩む。ヒマもありすぎると毒だ。
    労働を賛美するつもりはないが、適度な社会とのつながりも大切だと思う。

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    2024年05月12日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    途中までは、社会から離れていき、内省や自己観察を深めていく過程がとても面白かった。

    後半は自己を離れて自己(あるいは社会的動物としての人間)を観察するという、仏教世界(よく知りませんが解脱という言葉を思い浮かべた)に通じるようなものを感じさせるが、自分に照らすと内容がちょっと遠すぎる感じがした。

    全てを通り越して再び社会に繋がりを持つというところが難しいはずだが、 2000連休が終わる過程の説明が薄くて残念だった。

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    2023年07月08日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    2,000連休…6年近くって凄いなぁ。
    とは言え本著、「連休」と称するのは「フルタイムの仕事がない状態」に過ぎず、大喜利の投稿で月数万円を稼ぐ仕事は続けていて、マーケティング要素の存在を感じました(笑

    タイトルからは、「2,000連休ゲットした僕が、前からやろうと思ってたコトにどんどんチャレンジ!」という本かなと思っていたのですが、読んでみるとそういう陽キャ感は一切なし。
    強いて言うなら「鏡に向かって『おまえは誰だ?』と言い続ける」実験や、射精という行為を分析する行いは、好奇心に基づくものだと思いますが、明るいトーンではないなぁ。
    ゆるーい日常レポートから始まり、徐々に思索の海に沈んでいく展

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    2022年11月03日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    もともと著者のブロガー時代の読者だったので購入。

    人となりをある程度知っているため、特に考え方に対する驚きや新しい知見は得られなかったが、まさか自慰のことまで言及してくるとは。

    だからと言って特に人に薦めたいとは思わない。

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    2022年10月16日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    QuizKnockの河村さんがTwitterで紹介していたので読んでみた。普段考えないことを追究していて面白かった。

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    2022年07月03日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    再読。
    自分の記憶は呼び起こさせれなかった。
    ただ、無為に過ごすことの魅力と恐怖が相半ばというところ。
    このように過ごせる勇気はないかな。

    著者の個人的体験を綴ったものなのだけど、読んでいるうちに自分の昔の記憶が呼び戻されることが、起きて不思議な感覚。
    時間おいて再読しようと思う。

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    2022年06月12日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    少しでもお金稼いでいるわけだから、厳密に言えば連休ではないかなーとは思ったけど。
    あまりにもお休みだけが続くと、思考がものすごく深くなったり、変な方向へいったりしながら、こうして頭がクリアになっていくのかも。
    著者が京大出身だからっていうのもあるけれど・・・ところどころ変人っぽさが際立ってた。笑
    文字に触れる生活をしないと頭の中が静かになっていくとか、いろんなことを禁止してみると離人的な感覚になるとか、人間の体って不思議。

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    2022年05月16日
  • 人は2000連休を与えられるとどうなるのか?

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    感想を書くのが難しい!
    多分2000連休与えられても、このようになる人はそんなにいないのではないかな。
    杉松と毛玉の事が書かれているとき、ホッとします。
    現在が気になります。

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    2022年05月10日