斉加尚代のレビュー一覧

  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    いったん必要なところを。
    改めて読み直したいテレビ報道論。
    筆者の想いにすごく共感した、バイブルにしたい。

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    2023年11月25日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    テレビというメディアの劣化は著しく、もはや政権のプロパガンダと化しているのではないかという危惧さえ感じているが、実際にテレビの番組作成という仕事に携わっている人の中にも、著者のようにテレビのジャーナリズムとしての役割を常に問い続けている人がいるということを知ることができた。

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    2023年05月03日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    これは勉強になった。MBSのドキュメンタリー「映像」シリーズを見てみたいとYouTubeで探したが見つからない。どうやったら見ることができるのだろう。
    斉加さんのお話はポッドキャストで聴いたが、この本を読んで彼女の凄さを強く味わった。
    とりわけ「映像’18」ではよくやってくれたと思った。ジャーナリストとして、ひとりの人間としての生きざまにうたれ、自分自身を省みる機会となった。
    ありがとうございました。

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    2022年11月09日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    斉加尚代さん、かっこよすぎる!斉加さんの言葉を抜粋します。

    「記者は、生き方のひとつ、です。ただ会社員という姿ではなく、「個」として物事に対峙できるかどうか、良心に基づく「個」の視点を持っているかどうか、それは生き方そのものです。(略)真理は現場にこそあります。いま社会全体が、世界中がまさしく民主主義の危機です。報道の役割がいっそう求められる激動の時代です。テレビ報道がどのような役割を果たしうるかによって、未来に待ち受ける、社会は変わる、私はそう信じています。」

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    2022年10月24日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    毎日放送ドキュメンタリー担当ディレクターの斉加尚代さんの著書。
    ジャーナリストとしての使命感を持ち、記者の背後にいる市民や国民を常に意識し、権力をむき出しにせず抑制的に使うことが政治家に求められる基本的資質だと言う信念で、数々の国民的課題を掘り下げ発信している。

    沖縄基地問題、教科書検定問題など、大部分の人には直接的に日常生活には絡んでいない問題だと思われるかも知れないが、沖縄の人たちにとっては、僅か0.6%の国土に7割の米軍基地が集中しており、負担を軽減するとしたら、別の場所に移転するか、日本として防衛のありかたを論じなければならない。
    教科書問題は、将来を担う子どもの教育の問題であり、戦

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    2022年10月10日
  • 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

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    大阪で今起きている学校統廃合問題の原点を理解することができます。
    橋下徹がどのように大阪の学校・教師・教育を破壊する道筋を作ったのかがわかります。
    れいわ新選組・衆議院議員・大石あきこさんを始め市民団体が大阪の教育に関して何を問題にしてるのかが私は理解不足でしたが、
    これはとても重要な問題だとはっきりました。

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    2022年09月25日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    様々なニュースの妨害、主に国会議員や小説家によるパッシングを描いている。従軍慰安婦の教科書への記載の削除をめぐる経緯なども記載されているので、読んでおくことが必要と思われる。それだけでなく学問をめぐる科研費への攻撃なども大学教員への攻撃の実態を知るにはいい本であろう。

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    2022年08月01日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    沖縄のこと、教科書のこと、慰安婦像のこと。
    何度も「これはあの時のあの話だ!」と、ニュースや映画『愛国と教育』『主戦場』で見た場面が次々と頭の中でリンクし始める。ここ数年、政権に対して声を上げた人々を“匿名の誰か”が集団で狙い撃ちする場面を散々見たが、見えないところではもっと卑怯な兵糧攻めがなされていたのでは?と想像される。
    個人ができることなんてたかが知れているけれど
    来月10日は参議院選挙。維新的な政治家を増やさないようひとりひとりが力を合わせたい。

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    2022年06月27日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    普段読むのが遅い私でも一気に読み通してしまうほど、とても大事な事が沢山書かれている本でした。著者斉加さんの仕事に対する誠実な姿勢に、思わず涙。しかし自らが身を置く企業の中で、その姿勢を貫くことが難しいという現実。その苦しみを全身で受け止め、それでもやらなければと最前線で矢面に立って伝える仕事をしておられるのに、その背後で安穏としている私は、どのくらいその危機を理解しているだろうか?斉加さんの焦り、もう間に合わないのかという想いが、この本を沢山の人が読み行動することによって少しでも報われますように。何が記者を殺すのか、それは多くの無関心な人々だと思います。

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    2022年05月27日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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     いつも聞いている大竹まことさんのpodcastの番組に著者の斉加尚代さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。
     斉加さんは、毎日放送入社後、報道記者等を経て、現在は毎日放送ドキュメンタリー担当ディレクター。本書で、現代の社会的問題を扱ったドキュメンタリー作品制作の実態を明らかにしつつ、一部の政治勢力と連携したネット社会の闇や著しい劣化を示しているマスコミ報道の在り方に一石を投じています。

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    2022年11月25日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    本来ならば筆者・斉加尚代が携わるドキュメンタリーを見るべきなのだが、彼女が作品を制作する過程や裏側について語る本文にて提示される問題点について私たちも思索する機会となる。時の政権が教育現場に躊躇なく足を踏み入れるおぞましさは子供の将来や尊厳を軽視するに値する。この情勢に無関心でいると、取り返しがつかない社会へと転換するのは遠い将来ではない。宗教右派の草の根運動はすでに進行している。あの団体は世界平和や家庭秩序にこだわりジェンダーフリーの否定や憲法改正を掲げる。逆行する価値観に抗わず世界から孤立すれば何が起こるか?そう、戦争が現実となる。私はとことん抗議する。綺麗な日本語じゃないけどね。

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    2022年10月13日
  • 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

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    教科書の話は他の方に譲るとして、私は大阪府立の高校を卒業しているので、昭和50年代末の私の高校時代のことを少し書き、大阪の公教育の話から入るのを許してほしい。

    ある年の5月1日の社会科の授業。いつまでたっても先生が教室に来なかった。各自思い思いに自習していたけれど、何があったのか誰も知らず、そのまま1時限が無駄に流れた。
    後日、ある生徒がその先生に、なぜ教室にこなかったのかと質問した。すると先生は平然と「メーデーだったから」と言った。別の生徒が「それならなぜ前もって知らせてくれなかったのですか?」と聞くと、その先生は驚くことを言った。「メーデーだから労働者が休むのは当たり前でしょ?」と。

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    2022年11月13日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    もう20年も前になるけれど
    M放送局でドキュメンタリー番組を作っている
    友だちから聞いた話です
    「残念だけれど、今の放送局では これは!という番組を
     創って、放映されることは、ほんとうにマレなことになってしまっているんだよね。そして、放送されたとしても深夜の時間枠でしか、放映されないんだよね」
    そして、
    まことに残念なことだけれど
    その構造は未だに続いているようだし
    いや ますますひどくなっているのかも知れない。
    それだけに斉加尚代 さんのような
    存在が きちんと この時代に
    いらっしゃることに 希望を感じます
    本書の「帯」に
    ー終わりなき闘い
    と 書かれてあるけれども
    その「闘い」を後押

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    2022年10月04日
  • 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

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    教育と道徳に手を突っ込んでくる政治はロクなもんじゃないと言うか,究極に「ヤバい」って言う感覚は元から持っていたし,その思いは昨今強くなるばかりだから,こう言う書籍,その元になったドキュメンタリーは,民主主義の大切な砦だと思う…しかし,あまりに手薄で,あまりに脆く,頼りないのが現状.
    ダメなものはダメ,って言えるメディア,もっと増やさないと,と思う.
    書籍に限らず,テレビあんまりみなくなったけど,こう言う番組は努めて見るようにしたい.

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    2022年02月27日
  • 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

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    日本書籍は2004年倒産。新しい歴史教科書をつくる会 の動きの中で、シェアを大きく落として倒産。歴史修正主義の流れの中で、教育の政治的自立性を確保するかが大きな課題。

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    2020年11月30日
  • 教育と愛国 誰が教室を窒息させるのか

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    背筋が寒くなるような現実が書いてある本だった。在阪テレビ局で教育現場に関する番組を長く手がけてきた著者が最近の大阪を中心とした教育現場の異常さを書いている。
    大阪の教育現場といえば、森本学園が大いに話題になっ(てトカゲの尻尾切りでうやむやになっ)たけど、それ以上に橋下大阪府知事・大阪市長になってからの変わりよう……といっても、そこは何とかくい止める人たちのおかげで遅々とした進み具合なのだが、でもそれが、それ以前に戻ることなく確実に前進している様子がおそろしい。
    教員って、公務員と同じく楽して稼いでるイメージが世のなかにあるけど、それを利用し叩ける人たちを叩くことでガス抜きを謀っているようにすら

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    2019年09月07日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    大阪のMBSという放送局のドキュメンタリー番組
    そのディレクターの斉加尚代
    政治家の公人としての立場を逸脱した言動を戒める

    ご飯論法
    国会で繰り広げられる論点をずらした答弁の手法

    政治家のレベル、民意の低下など断片的にこれらの単語を聞いていたが、社会が不寛容で歪んだ形に向かっているという構造的な問題が根本にあると感じた

    自分に誠実であり、他者を尊重する

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    2023年02月14日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    MBS放送ドキュメンタリー担当ディレクターの著者が、沖縄の基地問題、教育の問題、バッシングなどを取り上げた番組を製作する過程で、政治からの圧力、見えない者からの攻撃などを調査、解説した書籍。ネットの中にはデマやフェイクが溢れている、そして雑誌編集長ですら堂々と嘘を書き出版する(毎日新聞だとインパクトがないから朝日新聞に変えたらしい)。今の時代、正確に真実を知ることは難しい。政府と異なる意見を言うとバッシングされ虚実ない交ぜにされる世の中。でも、異なる意見を持つ者や弱者が声を上げなくなったら民主主義ではなくなる。様々な意見をすりあわせて話し合い落とし所を探り共生していく社会を築く努力をすることを

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    2022年08月14日
  • 何が記者を殺すのか 大阪発ドキュメンタリーの現場から

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    作者について、さまざまなメディアから情報を得て読む本。または、情報を得るために読む本。この本だけでは完結しないので、現在進行形の時事として資料として。

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    2022年05月26日