ダニエル・ヤーギンのレビュー一覧
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やっと読み終わった(1ヶ月くらいかかってしまった気がする)
大変勉強になるので、皆さん読まれる事をおすすめします。
中東の複雑な歴史を理解できている方だとスムーズに読めそうです。
読んで考えることも、とても多い内容。気候変動についても、もっと勉強したいし、そういう勉強会みたいなのあったら是非参加し...続きを読むPosted by ブクログ -
化石燃料は政治力に関わっている
各国が政治的な影響力の支配を避けるため、なるべく分散して化石燃料を輸入している。
欧州はロシアの依存を減らそうとしているが、ドイツは大丈夫か?電気料金が上がる未来しか見えない。
中国がかなり政治的影響力を強めている。
今後のエネルギーは自国で作れるようになることが理想...続きを読むPosted by ブクログ -
エネルギー安全保障を軸にアメリカ、ロシア、中国、中東のキープレイヤーたちの思惑が見て取れた。
アメリカでのシェール革命はそれまでの石油市場のパワーバランスを大きく変え、経済力に圧倒的な影響を与えている。
ロシアは天然ガスを人質に取っている。
中国はシーパワーを手に入れるべく南シナ海を改造し一帯...続きを読むPosted by ブクログ -
この本には、地政学とエネルギー安全保障の変化によって、世界がどうなっていくかが書かれている。
舞台となるのは、4つの国と地域。アメリカ、ロシア、中国、中東だ。エネルギー安全保障において、現状最も重要なのは、石油と天然ガスの確保である。アメリカでのシェールガスとシェールオイルの発見は世界のバランスを...続きを読むPosted by ブクログ -
【感想】
本書はエネルギー問題を扱う専門家、ダニエル・ヤーギンによって書かれた「資源をめぐる地政学」の本である。原書が書かれたのは2020年9月とかなり新しく、アメリカ、ロシア、中東といった巨大産油地域の最新情報はもちろん、電気自動車や気候変動といった、エネルギー関連業界の動向まで余すことなく網羅し...続きを読むPosted by ブクログ -
温室効果ガス実質排出ゼロに向けて、急激な変化を目前にする今、踏まえておくべき世界情勢。
・アメリカのシェールガス、シェールオイルによる輸出国化
・中東依存の低下、世界の警察の必要性低下
・欧州へのLNG輸出、エネルギー地図の変化
・ロシアとウクライナとのパイプラインを巡る紛争、ウクライナの西側シ...続きを読むPosted by ブクログ -
気候変動に関心があって読んだ。グローバルトレンドは理解できるが、国益が複雑に入り組んだ世界で、脱炭素を簡単に進めるのは簡単でないと思わされた。グローバルトレンドはそれとして、自分はどうするか、自分の組織はどうするかを考えるとますます悩ましさを感じる。Posted by ブクログ
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過去の変遷は振り返って整理することはできても、未来の予測は極めて困難だとあらためて思う。シェール革命やコロナウイルスなど、突発的な事象で世界は大きく変化する。変化に対応できるか、変化を楽しめるか、そんなマインドを大事にしたい。Posted by ブクログ
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エネルギー問題特に石油を中心として地政学的に今どのような問題が起きているのか、アメリカロシア中国中東など世界中の情勢について語られている。 かなり読み応えのある本。Posted by ブクログ
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エネルギーと地政学について。大部だがテーマごとに区切られており読みやすい。
・供給者として、OPECはもはや重要ではない。産油国としては米国が一位、次いでロシア、サウジの順番になっており、これがビッグスリー。中東はその莫大な埋蔵量と生産量の調節が可能なため、輸入国にとっては今後の重要。
米国ーシェ...続きを読むPosted by ブクログ