国立国語研究所のレビュー一覧
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“言葉”に興味があって日本語教師を目指したこともある私にとって、なんだか読みたくなった本。
特に音位転換(シミュレーション→シュミレーション)は私が無意識によくやってしまうことで、その「無意識」の中身を知れると面白い。
思考のツールとして使っている“日本語”の特徴や日本語の世界の切り取り方を知ること...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かったー。普段何気なく使っている日本語。こんな風に解説されると“なるほどー!”と手を叩きたくなる。例えば『これ、それ、あれ』。近いもの、中間の距離のもの、遠くのもの•••というだけでなく、「あの時のあれ!」「あの時たべたあれ!これが最高だったのよ」などの使い方。面白いったらなかった。この微妙な使...続きを読むPosted by ブクログ
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世界には8千近くの口語言語が存在する、と言うが、文字を持った世界はたった400しかないという。日本は特有な「略・絵文字」などを使い、「ナイター」など英語にない日本語なども巧みに使いこなす人種なのだ。(正式な英語はNight Game)今後更なる外来語の利用で日本独特の「日本語」「日本スタイル絵」が増...続きを読むPosted by ブクログ
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語学にちょっとでも興味があればとりあえず面白く読めるであろう一冊。「エンタメ」はなぜ「エンメン」ではないのか、「~度」は「高い」のか「大きい」のか、あたりに興味を引かれ、後半は一気読みだった。ありがとう国語研。略称がNINJALは格好良すぎるぞ国語研。Posted by ブクログ
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皆さんは、令和をどのように発音していましたか?
私は頭高の、"レ"イワでした。もう1つの発音は、平板(やや後ろが上がる感じ?)のレ"イワ"で、この本の中で回答されていた方の印象だと、政府やマスコミ関係者は前者が多く、一般人は後者が多い印象、とのこと。多分、私自身は無意識に、菅さんが「令和」を掲げたと...続きを読むPosted by ブクログ -
身近にある言葉に関する疑問に対して、分かりやすく回答している。
世界の言葉と日本の言葉について書かれた章が特に面白い。言葉の雑学が増えた。会話の中で出た疑問に、この本のような感じでサラッと答えられたらいいな。Posted by ブクログ -
あれ・それ・これの違いから若者言葉まで、素朴な疑問に専門家の人が理論的答えてくれます。日本語を毎日話しながら、気にしてこなかった使い方の意味を知ることができました。外国語とどのように違うかわかったり、略語には傾向がある事など、奥が深くてでも気取りなく楽しく学べました。まさに教養アップの一冊です!Posted by ブクログ
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国立国語研究所というチームなので
いろんな回答者が書いていて、おもしろい、
あらためて「質問」されると
なんとなく使っていて説明できない日本語が
たくさんあるものですね。
これ、それ、あれの使い分けとか。
他に興味深かったのは
日本人がRとLの発音が苦手なのは
発音のしにくさもあるけれど
その発音...続きを読むPosted by ブクログ -
普段使っている日本語をちゃんと分析するとそういうことなのかと、興味深く読めた。
確かにそうだなーと思うところはあったものの、目からウロコとかそういう斬新なものはなく、物足りなさはあり。軽い読み物としてサクッと読めた。Posted by ブクログ -
ことばのスペシャリストが集う国立国語研究所や大学の先生方が、ことばに関する色々な疑問に対し答えていくと言うもの。
ことばを話したり書いたりするのに、「これ」「それ」「あれ」のどれを使うかは、大人であれば特に考えることなく無意識に最適なものを用いるが、ここではそれを理論的に定義立てていたりする。
そう...続きを読むPosted by ブクログ