チョンソンランのレビュー一覧
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とても良かった。
訳文とは思えないほどに、美文がそこかしこに。
素晴らしい翻訳になんかもうありがとう…と思いつつ読んだ。
SFだけど純文学的で、でもSFだから成り立つ物語。
そのバランスがとてもよかった。
他の作品も読んでみたいな。Posted by ブクログ -
本を読んで泣いたのは久しぶりで、本当にいい本に出会えてよかった。
障がい者を「弱く支援が必要な人」と決めつけるのではなく、すでに強く自由であり、その人たちがより自由に生きられるように社会側が変わるべきだというメッセージをしっかりと受け止めて忘れずにいたい。Posted by ブクログ -
いやー、なんだろうこれ。よかった。SF枠の青春小説とでも言うべきか。
千個の単語しか知らないロボットのコリー。この切なさはなんだ。小さい小さいSFの中に、悲しみとか暖かさとか切なさとかがたくさん詰まっている。Posted by ブクログ -
何度も読みたくなるような、とても良い小説でした。
「インクルージョン」や「SDGs」というようなキーワードが浮かびますが、大きなテーマはやはり「生きることとは?」ということなんだと思います。
主人公の母親の存在が、物語に深みをもたらしています。Posted by ブクログ -
SFはあまり読まないので新鮮でしたが、内容的に良い児童書として子どもにも勧められると思います。
ロボット(ヒューマノイド)が騎手として馬に乗る競馬が行われている世界で、人間の生死、動物の生死、ロボットの生死について軽すぎず重すぎず上手く書かれていると思いました。Posted by ブクログ -
完全に他人事ではないだけに、感情がむちゃくちゃに揺さぶられるようで、何度も叫びそうになった。「わたし」が良い読書をしたとは、いまはいえない。けれど、登場する人びとの痛みと、それから希望を丸ごと抱き締めたいような気持ちになった。Posted by ブクログ