白石雅彦のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
まえがき
「ウルトラセブン」放送リスト
第1部 レッドマン再び
第2部 セブン飛び立つ
第3部 下がり続ける視聴率
第4部 ウルトラセブンの帰還
あとがき
<内容>
「ウルトラセブン」の放送の裏側を描いたドキュメンタリー。放送されなかった草稿とかを上原正三、金城哲夫の日記、市川利明のメモ、円谷英二の日記や円谷プロの記録などから丹念に掘り起こしている。当時リアルタイムで見ていたが、視聴率とか番組のコンセプトとか気にすることもなく(子供だから当たり前か)喜んで見ていた記憶がある。再放送も数多いので、本当に面白いと思ったのは何歳くらいだったのか皆目見当がつかないが、この本 -
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日本の特撮テレビ番組史上燦然と輝くウルトラQ。その、誕生の裏側にこれでもかと迫る。
当時の関係者がかなり鬼籍に入ってしまわれている現在、また、たぶんご存命でも何十年も昔の話で記憶も曖昧やわな。丁寧に残っている資料に当たり、制作の時期、経緯などを、本当に微に入り細を穿つ感じで解きほぐしていく、ある意味推理小説のような仕上がりだ。
円谷英二というビッグネームと、さまざまな偶然、大人の事情、思惑の中で、ギリギリ出来上がってきた番組であった。
いやー、マニアすぎて分かりません。
見た覚えはあるが、たぶん再放送やなあ。子供心に、確かに怪獣が出て来ない話に興味が湧かなかった気がするし、ウルトラマンとの -
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1974年4月12日『ウルトラマンレオ』はスタートした。オイルショックに伴うコスト上昇と〝終末ブーム〟に象徴される厭世的な気分が、番組に大きな影を落としていた。
シリーズを支えてきたTBS側プロデューサー橋本洋二は勇退し、後を託されたスタッフは限られた予算と時間の中、多くの名エピソードを生み出していく。
ウルトラマンレオは怪獣・宇宙人と死闘を繰り広げたが、スタッフもまた視聴率というモンスターと戦っていた…。
〝第2期ウルトラシリーズ〟最終作の道行きを描く人気ドキュメンタリー完結編!
私は著者の1学年下で、リアルタイムでは「レオ」は観ていない。作り手たちの悪戦苦闘がよく分かった。 -
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タロウの各話のエピソード、未放送脚本、その他色々細かく解説してくれている。
見たこともない人にはなんのことやら、わかる人にはいちいち刺さる、そんな系の本。
昔のプロレス本みたいやな。
タロウは、リアルで見てた。
早い時期から、見なくなった気がする。
遊ぶの忙しかったのもあるし、ZATの制服もメカも、嘘っぽくって格好悪かったし、すぐに父ちゃん母ちゃん兄ちゃんが出てくるし、大体敵が格好良くないし、変な話が多かった。
完全、低学年向けで作って、主人公の篠田三郎ありきであったようで、実のところ子供たちには相当人気があったようなのだが、俺はそう言う子供ではなかったようだった。
今見たいな、と思わ -
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全体に「惜しい」という感じ。葛藤に迫っているようであと一歩の感がある。メインライターのはずだった市川のコメントと山際監督の(新規)コメントが多数掲載されているのは資料的に価値が高い。それに特撮シリーズを1年続けることの苦労もよくわかった。
しかし、プロローグと称して、「シルバー仮面」の「葛藤」まで長々と掲載するのはどうかと思う。また、後半は各エピソードの雑感めいたところもある(それはそれで面白かったが)。
本書が核心に迫れなかったのは、出演者のインタビューが全然ないところにあると思う。タツミムックの「僕らのウルトラマンA」と併せて読むのがいいかもしれない。 -
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ペギラだ!
ほぼ同い年の筆者による真面目なウルトラQ研究。事実に基づいているようで迫力満点。表紙のペギラが良いね。
星新一らによる原稿では絵にならないってくだりが気に入った。そんなものなんだろうなぁ。トリフィドの日を題材としたのがマンモスフラワー?なかなかリアルだなぁ。
すべてが名作ではないけど、私は次の作品が好きだ。
宇宙からの贈りもの(ナメゴンね)、マンモスフラワー、バルンガ、ガラダマ、1/8計画、海底原人ラゴン、206便消滅す!、あけてくれ!
28話だから、14時間。確かハードディスクに入ってるはずだから、コンプリートしようかな。