白石雅彦のレビュー一覧

  • 「ウルトラセブン」の帰還

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    ネタバレ

    <目次>
    まえがき
    「ウルトラセブン」放送リスト
    第1部   レッドマン再び
    第2部   セブン飛び立つ
    第3部   下がり続ける視聴率
    第4部   ウルトラセブンの帰還
    あとがき

    <内容>
    「ウルトラセブン」の放送の裏側を描いたドキュメンタリー。放送されなかった草稿とかを上原正三、金城哲夫の日記、市川利明のメモ、円谷英二の日記や円谷プロの記録などから丹念に掘り起こしている。当時リアルタイムで見ていたが、視聴率とか番組のコンセプトとか気にすることもなく(子供だから当たり前か)喜んで見ていた記憶がある。再放送も数多いので、本当に面白いと思ったのは何歳くらいだったのか皆目見当がつかないが、この本

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    2018年03月27日
  • 「ウルトラマン」の飛翔

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    ウルトラマンの立ち上げから放映終了までを、数々のエビデンスに依って論じる。
    資料としても一級のマニア垂涎かと思うが、まだまだ全体に硬い感じがした。わたしのようなパンピーに片足突っ込んでる人間、当時の記憶が曖昧な人間にはちょっと重いか。

    見直さないとな、とはずっと思ってるのだが。

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    2025年06月28日
  • 「ウルトラQ」の誕生

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    日本の特撮テレビ番組史上燦然と輝くウルトラQ。その、誕生の裏側にこれでもかと迫る。
    当時の関係者がかなり鬼籍に入ってしまわれている現在、また、たぶんご存命でも何十年も昔の話で記憶も曖昧やわな。丁寧に残っている資料に当たり、制作の時期、経緯などを、本当に微に入り細を穿つ感じで解きほぐしていく、ある意味推理小説のような仕上がりだ。

    円谷英二というビッグネームと、さまざまな偶然、大人の事情、思惑の中で、ギリギリ出来上がってきた番組であった。

    いやー、マニアすぎて分かりません。
    見た覚えはあるが、たぶん再放送やなあ。子供心に、確かに怪獣が出て来ない話に興味が湧かなかった気がするし、ウルトラマンとの

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    2025年05月23日
  • 「ウルトラマンレオ」の出発

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    番組を支えた大人の裏事情。

    レオ、最初は見てたけど、やたら画面が暗くて、ダンがゲンにいきなり「君は正義の宇宙人だろう」とか言って、足折って変身できなくなって、異星人のくせに「空手」が得意で、光線技がなくて、途中から出て来た弟の得意技が「キックボクシング」で、丸ひげの王様が出てきて、なんかついてけなくて見るのをやめてた。

    予算もなくて色々迷走してたのね。

    もう一回見るかな。

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    2025年03月30日
  • 「ウルトラマンレオ」の出発

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    1974年4月12日『ウルトラマンレオ』はスタートした。オイルショックに伴うコスト上昇と〝終末ブーム〟に象徴される厭世的な気分が、番組に大きな影を落としていた。
    シリーズを支えてきたTBS側プロデューサー橋本洋二は勇退し、後を託されたスタッフは限られた予算と時間の中、多くの名エピソードを生み出していく。
    ウルトラマンレオは怪獣・宇宙人と死闘を繰り広げたが、スタッフもまた視聴率というモンスターと戦っていた…。
    〝第2期ウルトラシリーズ〟最終作の道行きを描く人気ドキュメンタリー完結編!

    私は著者の1学年下で、リアルタイムでは「レオ」は観ていない。作り手たちの悪戦苦闘がよく分かった。

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    2024年10月06日
  • 「ウルトラマンタロウ」の青春

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    タロウの各話のエピソード、未放送脚本、その他色々細かく解説してくれている。
    見たこともない人にはなんのことやら、わかる人にはいちいち刺さる、そんな系の本。

    昔のプロレス本みたいやな。

    タロウは、リアルで見てた。
    早い時期から、見なくなった気がする。
    遊ぶの忙しかったのもあるし、ZATの制服もメカも、嘘っぽくって格好悪かったし、すぐに父ちゃん母ちゃん兄ちゃんが出てくるし、大体敵が格好良くないし、変な話が多かった。

    完全、低学年向けで作って、主人公の篠田三郎ありきであったようで、実のところ子供たちには相当人気があったようなのだが、俺はそう言う子供ではなかったようだった。

    今見たいな、と思わ

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    2024年01月05日
  • 「ウルトラマンA」の葛藤

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     全体に「惜しい」という感じ。葛藤に迫っているようであと一歩の感がある。メインライターのはずだった市川のコメントと山際監督の(新規)コメントが多数掲載されているのは資料的に価値が高い。それに特撮シリーズを1年続けることの苦労もよくわかった。
     しかし、プロローグと称して、「シルバー仮面」の「葛藤」まで長々と掲載するのはどうかと思う。また、後半は各エピソードの雑感めいたところもある(それはそれで面白かったが)。
     本書が核心に迫れなかったのは、出演者のインタビューが全然ないところにあると思う。タツミムックの「僕らのウルトラマンA」と併せて読むのがいいかもしれない。

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    2022年08月22日
  • 「ウルトラマン」の飛翔

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    ウルトラマンがどのように生みだされたのか、その経緯が詳細に記されているが、資料の提示がやや唐突な感じで、説明不足の感が否めない。

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    2022年07月15日
  • 「怪奇大作戦」の挑戦

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    1968年9月15日、第1話「壁ぬけ男」の放送で円谷プロの新シリーズ「怪奇大作戦」は幕を開けた。怪獣も宇宙人も登場しない新路線に戸惑っていたのは、視聴者だけでなく、金城哲夫をはじめとするスタッフも同様だった。一方で「マイティジャック」の失敗が、若き才能が集う“梁山泊”の先行きに暗い影を落としていた。それでも彼らは、切磋琢磨の中から、テレビ史に残る珠玉の傑作を送り出していく…。前3作で圧倒的評価を得た著者が挑むドキュメンタリー第4弾。

    当然のことながら、第24話の存在はなかったことにされています。

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    2019年03月24日
  • 「ウルトラセブン」の帰還

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    円谷英二のコメントが興味深い。私は再放送で初めて観たが、リアルタイムで観ていた子供たちはどう感じていたのだろうか。

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    2017年12月28日
  • 「ウルトラQ」の誕生

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    1966年1月2日、第1話「ゴメスを倒せ!」の放送から始まった「ウルトラQ」は、テレビ史を変える画期的なシリーズだった。関係者の証言と資料を徹底検証し「特撮」に留まらぬ視点から、その全体像を描き出す。。

    怪獣が登場するテレビ映画の草分けだったウルトラQは、様々な才能を持った人々が円谷プロに集ったことで誕生した。64年の東京五輪でウルトラCという言葉が流行語になり、そこからウルトラQとネーミングされた…など、トリビア的知識満載の本だったけど、著作権の関係なのか写真が全くないのが残念だった。
    (C)

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    2016年09月18日
  • 「ウルトラQ」の誕生

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    ペギラだ!

     ほぼ同い年の筆者による真面目なウルトラQ研究。事実に基づいているようで迫力満点。表紙のペギラが良いね。

     星新一らによる原稿では絵にならないってくだりが気に入った。そんなものなんだろうなぁ。トリフィドの日を題材としたのがマンモスフラワー?なかなかリアルだなぁ。

     すべてが名作ではないけど、私は次の作品が好きだ。

     宇宙からの贈りもの(ナメゴンね)、マンモスフラワー、バルンガ、ガラダマ、1/8計画、海底原人ラゴン、206便消滅す!、あけてくれ!

     28話だから、14時間。確かハードディスクに入ってるはずだから、コンプリートしようかな。

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    2016年05月04日
  • 「ウルトラQ」の誕生

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    ドキュメンタリー番組の手法により時間軸で事項をまとめたもの。写真の類は全然ない。ある程度,ウルトラQに詳しい読者なら面白いが既出の情報は多い。

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    2016年05月01日