アンディ・プディコムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書かれている内容が充実していることはもちろんだが、それよりも、“文章が上手い”。これは訳者によるところも当然あるのだろうが、僧の例え話など、イメージがしやすく、大変わかりやすい。マインドフルネスや瞑想といったものが、抽象的なものであるからこそ、“どれだけイメージしやすい説明ができるか?”が重要。なので、必然的に高い文章能力が必要とされる。本書は見事にそこをクリアしている。良書。
読み終えて。
「瞑想」と「マインドフルネス」を混同していた自分がおり、まず、ここをわけて考えることが重要だと思った。それに気づけたのがよかった。
個人的にふと思ったのが、つい、はやく本を読み終えたくて、要点だけを摘 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
【読んだ理由】
YouTubeで何度か紹介されていたので。
瞑想を取り入れたくて。
あっちこっちに気が散りながら、マルチタスク、同時並行、効率最優先なわたし。
マインドフルネスに憧れあり。
今この瞬間に集中して生きてみたい。
【読んだ後】
瞑想の概念が変わった。
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「空はいつでも青いのだ」
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のように常に変わらないものだ。
頭を空っぽにしなければならない(空っぽを作り出さなければならない)のではない
瞑想とは、人為的な無心状態を無理に作り出そうとするものではない
青空すなわち「からっぽの状態」は、いつでもそこにある。
自分の心の中には、常に -
Posted by ブクログ
瞑想の本はこれ一冊でいいそう思えた。
10分間瞑想
上から下へスキャンする
体の触れてる所を感じる
呼吸を感じる、呼吸を数える
終わったら20秒ほど心を解放
体の感覚に意識を戻してて準備できたと感じたら目を開けて立ち上がる。
他の本になかった所は体の感覚、上から下へスキャンするという所
これが自分にとってとても良かった。
他の本には呼吸の事のみが書かれてあってなかなか呼吸に集中するのが難しかったけどこの本は10分で終わらせるという点がとても素晴らしく
上記の手順を行うと大体10分になるようになっているので集中しやすい。
最初にこれを読んでおけば良かったそう思えた一冊。
恥ずかしながら他の瞑想 -
Posted by ブクログ
瞑想本なのに読みやすい。自身の体験やさらには、はまってしまった罠をどういう思考(捉え)で解決したのか、僧のはなしをもとに載せてあるのがいい。
最後に科学的な根拠もダイジェストで載せてあり、必要性も実感。買ってよかった。
自分的には、行動に[今、ここ]をあてはめること、ボディスキャン、思いつくものを認め受容する(抗わない)ことは実践に当て嵌められるなあと思った。生活につなげよう。
二周目、とにかく瞑想とは意識を研ぎ澄まし自分の状態を観察することだと捉えよう。意識を研ぎ澄ませるために何かに集中すること、それが体の感覚。
観察を通して気づくことが大切。また、発見があり。 -
Posted by ブクログ
◼️コメント
初めて実践したマインドフルネス本。最初なだけあって効果の程にはかなり感動した。自分の感覚に集中することで、自分は今この瞬間を生きている生き物であることを実感できた。音に集中するマインドフルネスと呼吸に集中するマインドフルネスは今でもよく使っている。非常にオススメ。
◼️メモ
・瞑想とは今この瞬間をじかに体験すること
・「からっぽ」は幸福感や充実感に近い。
◼️エクササイズ
1.何もしない
2.五感を意識する
3.肉体の感覚に集中する
4.心地よさ、不快感に集中する
5.自分の感情に気付く
6.頭からつま先までをスキャンする
7.食べながら「今、ここ」を意識する
8.歩きながら -
Posted by ブクログ
ネタバレいい内容なんだけど、長い。
あくまで体感だが、瞑想・マインドフルネスってすごいよ!ってのが4割、著者の修行体験談が4割、肝心の実践方法が2割という風に感じた。
全体を通して概念的な話でふわふわしていたり、ところどころスピリチュアル味が強かったりする。また原作が英語なので独特な言い回しや話の展開の仕方がされており読んでいて少し疲れる(訳者の腕は素晴らしいと思った)。
☆自分メモ☆
・マインドフルネスはからっぽを得る手段
・生活を変えるのではなく、生活の感じ方を変える
・からっぽ≠幸福、からっぽ=感情より深くにある満足感
・考えはひとりでに浮かんでくる
・道路は車が走るため、心は感情を体験する -
Posted by ブクログ
この手の本では、主張を支える根拠がほとんどなかったり、あったとしてもレトリック過剰な精神論でしかないわりに、強く断定的な言葉遣いで書かれていたりすることがよくある。
一方で、この著者の言葉にはごまかしがなく、根拠が著者の体感でしかない場合はそれが正直に語られている。こうした筆致がビル・ゲイツ氏の琴線に触れたのだと愚考する。
素人意見だが、少し気になるのは、"Headspace"の訳語として「からっぽ」が適当かという点。本文中で「からっぽ」とは「心の底にある充実感」と書かれているが、日本語の「からっぽ」ではspaceという言葉の意味が抜け落ちてしまっているのではないか。とは