吉田千亜のレビュー一覧

  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    誰かが書かなければ見捨てられてしまったていた、地元消防士たちのノンフィクション。設置から稼働、運用、そして廃炉まで、地元の声が届かない存在である原子力発電所。そんな原発が「ありえない」とされた災害時においても、地元不在であるという事実を、まざまざと見せつけられる。
    災害時の指揮系統に地元組織が顧みら...続きを読む
  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    東日本大震災の時の双葉郡の消防士たちの物語。津波に原発事故、次々と襲いかかる苦難に立ち向かった男たち。こんなことがあったなんて知らなかった。ただ雄々しいだけでなく、迷ったり弱音を吐いたり逃げたりしているのがリアル。
  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    単行本既読。加筆があるとのことで文庫も手に取りました。
    2019年の出版から3年が経ちますが、新型コロナのパンデミック、東京オリンピック、ロシアによるウクライナ侵攻…など、本当に目まぐるしい季節が過ぎていきました。
    気がつけば、あんなに「こんなことは一生忘れないだろうな」と感じた東日本大震災のことも...続きを読む
  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    孤塁
    双葉郡消防士たちの3・11

    著者:吉田千亜
    発行:2023年1月13日
    岩波現代文庫
    初出:単行本「孤塁」(2020年1月、岩波書店)
    *上記にプラス「『孤塁』その後」という文庫独自章加筆

    SNSで知人の紹介文を見て読んだけれど、頭をガツンとやられた思いに。東日本大震災で英雄や子供たちの憧...続きを読む
  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    現在でも消防士を継続されている人も既に退職されている人も、皆さんに後々体調の異変が発生しない事を祈るのみです。
  • 孤塁 双葉郡消防士たちの3・11
    あの震災の時、福島県の双葉消防本部はどんな状態だったのか、大切な記録だと思った。原発の仕事をすることになったら…国も東電も面倒なことは消防士等下の人たちにかっつけていてひどいもんだと思った。嫌だし怖いけれど誰かがやらなければいけない、という使命感が伝わってきた。