周浩暉のレビュー一覧

  • 死亡通知書 暗黒者

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    初めての華文ミステリ。彼の国の警察システム「専従班」など、独自の背景が面白い。重厚な警察小説かと思っていたら、登場人物が全員怪しくミステリ要素も満載。三部作でドラマ化もされているとのこと。サイコパス系はあんまり好きではないし、彼らのバックボーンがほとんど語られないので、感情移入しにくい面もある。でもあっという間に読み切ってしまった。次回作も読んでしまいそう。
    それにしても同じアジア人なのに、日本人よりはるかにしぶとくガッツがある。なんだか完敗。

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    2021年10月28日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    ネタバレ

    先が気になるし一気読みなんだけど、誰が敵で誰が味方なのか読者が疑心暗鬼になってしまう展開が面白い。
    どうしても登場人物の名前で引っかかってしまうのなんとかしたいなー。

    にしても続編は絶対読まなければ。

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    2021年01月20日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    三部作の第一部。
    法の裁きを逃れた犯罪者を予告した上で次々と殺していくシリアルキラー〈エウメニデス〉と、それを阻止しようと奔走する警察の専従班の対決。18年前に〈エウメニデス〉に恋人を殺された刑事・羅飛は、犯人からの挑戦状を受けとって捜査に加わることとなり‥
    面白かった。エンタメ系サスペンスでとにかくスピーディーな展開。基本的に捜査側に感情移入しているが、犯人が警察を出し抜いて犯行を重ねてゆく過程が爽快とも感じられる。単純に警察VS犯人という構図ではなく、終盤になってさまざまな思惑が交差して、第2部への期待が高まる。

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    2020年12月04日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    2002年、省都A市でひとりのベテラン刑事が命を落とし、復讐の女神の名を冠す謎の人物〈エウメニデス〉による処刑の序曲は奏でられた。インターネットで死すべき人物の名を募り、遊戯のごとく予告殺人を繰り返す〈エウメニデス〉から挑戦を受けた刑事の羅飛(ルオ・フェイ)は、省都警察に結成された専従班とともに、さらなる犯行を食い止めるべく奔走する。それは羅飛自身の過去――18年前の警察学校生爆殺事件の底知れぬ暗黒と相対することでもあった……。

    初めて華文ミステリを読んだ。細かいところには目をつぶるとして、この推進力、ただものではありません。しかも次回作があるとは。

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    2020年10月11日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    一気読み。人物像もしっかり描かれているので感情移入し易かった。内容もとても練り上げられれていたし、殺人方法も凝っていた。展開がスピーディーなのも相まって、緊迫感も半端なかった。映画を観てるような作品だった。犯人を逮捕出来てない、と言う終わり方で(3部作)☆4つ

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    2020年09月18日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    中国警察vs法で裁けない悪人に制裁を加える連続殺人犯!ちょっとご都合主義なんじゃないかと思うシーンもあったけど楽しめました。個性あふれる専従班のメンバーが好きすぎる!

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    2020年09月13日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    華文ミステリーは、登場人物の名前を漢字で、把握するのにいつも、少してこずる。読みがね!
    ストーリーは、スピード感スケール共に良かった!トリックも、良く考えられていて、楽しく読めた!

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    2020年09月02日
  • 邪悪催眠師

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    話の展開の仕方はスムーズで読みやすさという観点では良いのだけれど、話の内容という点で言うと、あくまでファンタジーとして書いてくれれば楽しめたんだろうけど、実世界で起きてることとして書かれているので、実際催眠だけでこんなことは出来ないだろうと思ってしまいその非現実性が常に引っかかってしまってあまり楽しめなかった。
    あと、物事があまりにも上手く進みすぎてる点とか…
    ファンタジーとかオカルト系じゃない限りは、小説って、非現実的なことをいかに現実にある事かのように読者に思わせることが大事なんだなと痛感。

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    2025年10月07日
  • 7人殺される

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    ネタバレ

    洗脳のプロ同士の命をかけた戦い。色んな読みにくさ、がある。
    登場人物の名前と地名が永久に読めず、名称が出る度に目が止まるのが、すごいストレス。毎度ルビ振るか、略称にすればいいじゃん。内容について途中から七つの大罪をテーマにしたブラッドピット主演セブンの映画に似ているな、とテンションが下がる。冷ややかな気持ちで読み進めてた。
    面白いのは終盤。セブンになぞらえた連続殺人であると判明。ふむふむ。犯人とその動機を知ると、伏線がきちんと回収されるのが気持ちよい。そうか、ベビーカーを押す母が怪しいとおもったら、乗っている方が犯人かい!動機まで知ると、犯人に気持ちがよってしまった。
    最終的にはとても面白かっ

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    2025年06月08日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    「この人怪しいなぁー」って思っていた人物がやっぱり怪しい人物だったけど、まさかあの人だったとは!
    楽しませていただきました。

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    2024年11月30日
  • 邪悪催眠師

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    ネタバレ

    最後まで、肝となる「催眠術」に馴染めず…。
    羅飛が、凌にも白にもやられっぱなしでもどかしく。最後は伏線も回収できてよかったけど…。

    歪んだ野望を持った人間が、催眠術の力なんて持ってしまったらとんでもないことになる、ということは、よく分かった…。

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    2023年01月22日
  • 邪悪催眠師

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    「死亡通知書」がとても良かったので、その前作品との事で読んだ。ひとつひとつの流れが素晴らしく期待度も高かったが、半分位から、あれ?どうした?と疑問をもつ程進展が遅くなり、それが全体のテンポを損わせたよう。もっと短くても良かったのでは、と思う。

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    2022年10月18日
  • 邪悪催眠師

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    はじめて中国の作家の小説を読んだ。
    名前が日本名だったら日本が舞台でも全然行けるなって思った。
    内容は、催眠術がチートすぎるのも含め割と面白かったんだけど、後味がちょっと悪かったな〜〜
    続編の志望通知書に期待!

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    2022年10月03日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    前日譚となる「邪悪催眠師」が面白かったので、当然こちらも興味を惹かれますよね。サイコキラー+警察小説+本格ミステリーという正にてんこ盛りの内容。凝り過ぎて荒っぽさも目立つ作品だが、力技で押し通すこの感じが何故か嫌いになれない。羅刑事が主役の前日譚とは異なり、今作は群像劇となっているが、神視点で物語を推し進める著者のスタイルにはこの方が適しているのでは。処刑人<エウメニデス>誕生の経緯と彼が引き起こす事件の凄惨さとの間に大きな隔たり(飛躍)があり、動機と行為のバランスが悪過ぎるのはどうしても気になるけれど。

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    2022年09月19日
  • 邪悪催眠師

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    「死亡通知書・暗黒者」の前日譚らしいが、未読でも然程問題なし。華文ミステリは陳浩基氏の作品しか読んだことがなかったが、理路整然として上品な印象は今作も同じく。催眠術師の能力がサイキックさながらだったり、登場する女性が全員絶世の美女という御愛嬌もありつつ、芯の通ったエンタメ警察小説に仕上がっている。如何様にも盛り上げようのあるクライマックスからラストシーンにかけて、淡々と収束させてしまうのは勿体ない気もするが、これはこれでアリだと思った。今作に関して、無理目な設定の数々に突っ込むのは野暮というものでしょう。

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    2022年09月19日
  • 邪悪催眠師

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    龍州市で怪事件が発生した。
    ある男はゾンビのように人の顔を食いちぎり、またある男はハトのようにビルから飛び立ち死亡。
    まもなく“生死を操れる"という催眠師による犯行予告がネット上で発見され、数日後に開かれる催眠師大会への参加が判明する。
    刑事の羅飛は、大会主催者で催眠療法の第一人者といわれる凌明鼎に協力を仰ぎ、捜査を進めるが、その先には恐るべき陥穽が待ち受けていた――。

    「死亡通知書 暗黒者」は楽しく読んだ。本作も力作。

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    2022年09月15日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    ネタバレ

    18年の時を経て動き出したエウメニデスと羅飛を中心とした警察との攻防を描いた作品。
    なかなか面白かったが、三部作とは、、、。
    まだ2作目の翻訳もなく、気が長い話になりそう。
    早期の翻訳を期待。

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    2022年06月13日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    SL 2021.2.5-2021.2.8

    華文ミステリが苦手だったけど、これは読みやすくてエンタメの面白さは間違いない。
    それにしても犯人、情報取得が有能すぎてちょっと現実離れの感。
    とは言え、次作を早く読みたい。

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    2021年02月08日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    法が裁け(か)ない犯罪者を誅殺する容疑者を警察と犯罪組織の双方が追いかける、という映画でもよくあるハードボイルドなシナリオが現代中国で展開される目新しさがあるが、舞台となる都市(A市=成都?)や社会情勢について描かれることがなく、謎解きのスリルだけで進行していくが故の無機質な感じが物足りなく思える。

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    2020年11月12日
  • 死亡通知書 暗黒者

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    ネタバレ

    ミステリとしては力技っぽいところが目に付き、いろいろと納得いかないのだが、勢いを楽しむものなのでしょうか?

    第一部 完 なのに、シリーズ第1弾 と書くのはやめていただきたいです。

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    2020年08月23日