手塚マキと歌舞伎町ホスト75人from Smappa! Groupのレビュー一覧

  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    恋の駆け引き、男同士の上下関係、売れない悲しみ
    感情がぎゅっと詰まってる一冊。
    でも短歌だからあっという間に読めて楽しい。

    ★この人を支えたい!会いたいホスト短歌賞

     君の来ない夜にトイレで聞いている
      あいつの席のシャンパンコール

    寂しいトイレと盛り上がる場内の対比が好き。
    トイレの扉一枚...続きを読む
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    NHKで特集されていて、今日たまたま書店で見かけたので購入。短歌を読んでいくと、これまで私にとっては記号でしかなかった「ホスト」が、一人ひとりの人間なのだとしみじみ思う。


    特に好きだなと思った5首。

    ・愛してる口先だけで言われたと分かっていても魔法の言葉

    ・約束をしたから買ったバスソルト何...続きを読む
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    純粋にセイシャルワーカー=男娼の大衆化されたもの、とまでは言えないがその周辺。あるい副次的産業。
    コロナ自粛で昼職は途絶えても風俗嬢は来店するらしい(射精産業に協力金は出ない)/歌舞伎町という表のシモの銀座に相当するエリアで女子昼職の社会的地位収入の向上に応じてホストも中卒普通から「早稲田慶応ザラ」...続きを読む
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    コロナ禍でいろいろな記事を読んでいる時に、とても興味深いインタビューを読んだ。
    作家・辻 仁成さんと、歌舞伎町ホストの手塚マキさん。
    「夜の街」と「歌舞伎町」はコロナのエピセンターとして、あちこちから叩かれていた場所。
    でも実際のところはどうなんだろうととても気になっていて、
    この記事には、現在の歌...続きを読む
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    ホストが作った短歌。

    華やかな夜の宮殿眩しくてどんなリアルも見えないくらい

    この歌は、某舞浜の夢と魔法の王国に似てると思った。
    人を惹きつける、夢の宮殿。
    T●Rもお金が飛んでくけど、ホストクラブはその比ではないぐらいお金が飛んでくんだろうね~(^^;
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    古来から、日本人は歌で愛を伝えてきたわけで、
    愛を売る職業のホストに短歌はもってこいなのかもしれない。

    全体的にストレートな歌が多かった。

    ホスト○年目でまとめてるので、
    ガツガツしていた句が、だんだん落ち着いたり、後輩ができたりして、
    ホストたちの生活の移り変わりを感じて面白かった。
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    全く前知識なしで読んだけど、めちゃくちゃ面白かった。夜の街ばかりが敵視されていた中で、そこで働くホストが『泣いた赤鬼』というのは、なるほどと思うと同時に切なくなる。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    出オチ感があるタイトルだったけど、中身はマジメに短歌だった。ホストならではの心の機微が詰まっていて、妙に生々しくて良い。光源氏は元祖チャラ男という解説は、言い得て妙だと思った。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    心に刺さる一句から、あけすけな一句まで。稚拙と思うものも多いけど、誰かが何かを伝えようとする短歌はいずれも等しく尊い!
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    詠者名を眺めていると、「あ、この人短歌詠むのにハマってるのかな」みたいなのが伺えて微笑ましかったです。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    本物のホストによる短歌が300首ずらりと並ぶ。ホストが短歌??と思う人もいるかもしれない。しかし、短い言葉で想いを伝え、微細な所作に敏感に気づく力は通常の人間を凌駕している。光源氏が元祖チャラ男であるように、ホストは歌を詠む素養がある。私が好きな歌「歌舞伎町 東洋一の繁華街 不要不急に殺される街」
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  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    自分の知らない世界のことを知れる面白さと、手塚マキさんが本の中で仰っているように、短文でのやり取りに強いホストの人たちの才覚が存分に表れた、独特の短歌のリズム感が面白かったです。
    短歌ということで、パラパラと読み返しやすく、たまに読んではそれぞれの短歌の明るさや切実さに謎に励まされています。
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    ■以下よかった短歌
    泣くのなら 笑顔にさせよう ホストギス

    パーリナイ 現実忘れて お酒飲む 今月お金 またたーりない

    小鳥とも 鈴とも違う 私たち 飛べず鳴らぬが 言葉選べる

    後悔は 先に立たずと 言うけれど 後からならもう 来なくていいよ

    コロナ禍で 取り沙汰される 歌舞伎町 普通に生き...続きを読む
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    ホストと短歌!?と単純に惹かれて読んでみた。
    ドラマとかでしか知らない世界で、私にはフィクションのようなものだったけど、読んでみるとそこにはちゃんとリアルがあって、ちょっと行ってみたいなぁなんて思ってしまった。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    センスある!ホストは現代の光源氏

    すきだった短歌
    「秋かおる夜風にふかれゲロまみれタクシーに乗れず朝日をあびる」


    「言葉というのは、咳いて閉じ込めておけば、思い出した時に、その言葉が発せられた時の鮮度で蘇るんです」「言葉に閉じ込めておけば千年もつ」(万智さんの言葉より)
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    成り上がり精神に溢れた歌、キラキラした陽な雰囲気が伝わる歌と対比するように、切なさや気弱さを吐露した陰の歌も挟み込まれます。どちらのタイプの歌も、しらけた感じがないことに好感が持てます。真面目に騒いで、真面目に落ち込むみたいな。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    ホスト文化を知りたくなる入口というか。
    でも刹那的過ぎて苦しいかんじだな。
    ホスト人生もホスト恋愛も。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    読んだ人の顔が最後に載っていて面白かった。
    亜樹さんの
    華やかな夜の宮殿眩しくてどんなリアルも見えないくらい
    が好き。