吉田ルイ子のレビュー一覧

  • ハーレムの熱い日々
    人種差別は言葉の上では理解しているけど、物語や神話から入り込んでいるとなると、それを乗り越えるのは想像を絶する難しさがありそう。
    白人の綺麗事を言ってる人は実害が出ると手のひらを返すかもしれない。また、黒人を差別しているのは白人だけではない。自分自身も偏見が少なからずあるはずなのでラベルを貼らずに関...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    エネルギッシュで今読んでも全く色褪せを感じない生気あふれる一冊、名著です!

    圧倒的に理不尽な人種差別に苛まれ、ドラッグに売春が常態化していて、住人は外の世界をほとんど知らず知る機会もない。そういった外側がある一方、明るさ、優しさ、助け合いに囲まれた人間味あふれる内側もある。
    本書はその両側面をリア...続きを読む
  • 自分をさがして旅に生きてます
    世界の当事者であること、
    自らの生き方を決め、律し続けること、
    この輝く人々のあふれる世界で
    自らも輝きを放つべく努力し続けること、
    忘れたくない。と思った。
  • ハーレムの熱い日々
    大学生の頃に読んだこの本を、10年経って読み直した。
    私が、海外、特に黒人の暮らしをのぞいてみたいと思ったこと、「女性ジャーナリスト写真家」という存在に興味を持ち始めたことの原点はこの本だ、と実感。
  • 自分をさがして旅に生きてます
    10年前くらいに一度読んでいたものを改めて読んだ。
    70年代にすでにこんな感覚をもった女性がいたということに、
    改めてカッコいい!!

    大切に手元においておき、たまに読み返したい本。
  • ハーレムの熱い日々
    「写真家」という職業があることをはじめて意識したのは、吉田さんの書いたこの本を読んでからだと思う。
    雑誌に載っている写真とは違った写真がたくさん。そして吉田さんの言葉。

    「こんな写真が撮りたい」と思うような写真ではなく、「これがこの人の撮ったもの」という冷静に鑑賞できる写真。
    それでいて何かを伝え...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    私が日本を飛び出す切っ掛けになった本!!!懐かしい。どうやって出会ったのだろう?!内容も読んだのが昔すぎて忘れてしまったが、当時メデァアで見えるアメリカより、かなりリアルなアメリカにわくわく感というのか、心躍らされた気がします。
  • ハーレムの熱い日々
    私の人生に大きく影響を与えた本のひとつです。ちょうどハーレムが最も変化していた時期に、そこにいた著者の言葉には重みがありますね。きっと世界観を変えてくれると思います。
  • ハーレムの熱い日々
    十代のころ、表紙の写真に引き寄せられるようにして手にした一冊。

    差別というものが当たり前であった時代が、ちょうど動き出した頃のハーレム。
    「ブラック イズ ビューティフル」と声をあげ始めたそのパワーとエネルギー。

    ハーレムでともに暮らし「隣人」として、時にジャーナリストの目線で、肌で感じた体験が...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    内側から見たハーレムの様子がわかって面白かった。個人的にはアングロサクソンの社会の文化よりもマイノリティの文化に興味があるので、興味深く読めた。わたしもハーレムへ行ってみたい。
  • ハーレムの熱い日々
    三読。多分20年振りに読む。表紙の何かに挑みかかるような目をした黒人少年の写真が非常にインパクトを与える。ハーレムから見た60年代のアメリカの姿が生き生きと描かれている。50年前のことを40年前に書いた本なので、現地報告としての使命は既に終えているが、筆者の、そしてアメリカ合州国の青春期の話としては...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    ハーレムという、黒人の住みかで暮らした女性の話。
    人種差別について、いろんな研究がなされてるけど、この本では、人種差別を肌で感じてみた感想が述べられている。

    特にどのシーンが印象的だったとかはない。
    ただ、全体を通して、被差別民族である黒人たちの暮らしついて知れたし、黒人の人間性もすごく伝わってき...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    作者さんの文章はスラスラと書かれているのに、なぜかすごい情熱が伝わってくるような本でした。
    賛否両論あるとはおもいますが、とてもいい本だ!と思いました。
    NYに行ってみたいなぁ・・・。
  • ハーレムの熱い日々
    60年代~70年代のアメリカ。
    キング牧師やマルコムXがいたころのハーレムの様子が
    当時大学でフォトジャーナリズムを専攻していた著者の目をとおして
    いきいきと描かれる。

    陳腐な表現だけど、「差別とは何か」考えさせられる作品。
    著者の撮った写真も熱い。
    当時の生活の温度が伝わってくる。

    ...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    めちゃくちゃ怖かった。

    リベラルなつもりの白人(夫)の態度とか、同じカラードだから白人より差別的じゃないつもりの著者が、それでも労働者階級の黒人とは握手すらできない刷り込みの強さが本当に怖くてたまらなかった。
    これが、何百年も前の話じゃなくって今と繋がっているってことが怖くてたまらない。

    衝撃度...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    僕が高校を卒業した頃に読んだ書籍。この本は「草原から来た人」が紹介してくれました。その後の僕の人生を大きく変えてくれた一冊です。物語じゃないから、今の人にお薦めはしないかな。でも、アメリカに旅立とうとする若者には絶対にお薦め!この書を片手に僕はアメリカに旅立ち、写真を学び、カメラマンになった。(今は...続きを読む
  • ハーレムの熱い日々
    長い年月をかけて彼女の人生とふれあったハーレムの人たちの姿と、黄色人種である彼女自身の人種差別との戦いが記してある。
  • ハーレムの熱い日々
    古本屋でこのエッセイに出会うまでこんな素敵な女性の存在を知らなかった。勇気がもらえるような、憧れることもおこがましい様な。そんな女性。
  • ハーレムの熱い日々
    本屋で見つけて表示と本の題名に惹かれて即買ってしまった。
    60年代の生々しいハーレムの様子を垣間見ることのできる貴重な一冊。
    作者が愛情を持ちながらも戸惑い悩み葛藤しながら、ハーレムのブラックの人々を撮り続けた思いが生々しく伝わってきた。
    人間の尊厳、人種、差別、いろんなことを考えさせられた。
  • ハーレムの熱い日々
    購入者:山口
    このへんのカルチャーに興味があったので買ってみました。
    当時の雰囲気が感じられてよかったです。
    貸出:小畠 返却:(2008.12.1)
    日本に生まれ、育ち、生活をする日本人には、アメリカ社会は理解出来ない事が多くある。つい最近まで存在した人種階級制度、肌の色が違う人々が集まっての生活...続きを読む