福村国春のレビュー一覧
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東大入試の世界史は骨のある論述とは聞いていましたが、まさに歴史の見方について新たな線を与えてくれるものと思います。
答案の中で使用を促される各単語にはよく知らないものも散在し、深い知識も求められると思いますが、それ以上に問題の真意を理解し、事象を整理して共通項を抜き出す(または差異を明らかにする)...続きを読むPosted by ブクログ -
これは当たり本。
東大の実際の世界史の過去問に挑む受験生とそれを解説する講師のストーリーを通じて、その難問を解決する。
東大の世界史の論述問題は指定のキーワードを用いて600字程度に問いに対する解答を略述する。キーワードが多岐にわたっているので、一つの国・地域だけではなく、同じ時間軸の他の国・地域に...続きを読むPosted by ブクログ -
中世から近代に至るまでの歴史を、対立関係を整理してわかりやすい構図で、宗教支配時代から宗教改革を経て絶対主義時代、革命を経た立憲君主制、帝国主義、世界大戦までの連続した流れで説明してあって非常に面白かった。教科書やよくある世界史本では個別の出来事が羅列して記載してあることが多いが、歴史の中で共通する...続きを読むPosted by ブクログ
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・独裁の利点は、大胆かつ迅速に組織を動かせること。独裁が成り立つ条件は二つ。一つは短期間であること、もう一つは独裁を行う側とそれに従う側の間で合意が成り立っていること
・7世紀頃までは絹の道が中国とインドやペルシアをつなぎ、12世紀には海の道を使用したイスラーム商人がヨーロッパとアジアをつなぐ形で活...続きを読むPosted by ブクログ -
塾で先生をされている方の本だけあって、中国の通史の初心者でもスラスラ読めてとてもわかりやすかったです
今まで古代〜三国志時代ばかり読んでいたので、現代までの流れがよく理解できました
中国史を学ぶと、日本的価値観で世界を見ては相手を理解できないということを痛感します。
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面白かった。東大の論述良く出来てるなと思った。こういう意図が読み取れていくアタマを持ちたい。つながりってかなり大事だと思うPosted by ブクログ
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読みやすさ、情報量、文の魅力、どれをとっても満足できる出来だった。特に現代史においての忖度ないはっきりとした表現は理解の助けになったと思います。Posted by ブクログ
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私立文系、英語・国語・社会だけで大学受験をしました。社会は世界史を選択していました。もともと得意科目ではなかったですが、合格した年には、足を引っ張らない程度にはなっていました。
当時、東大の世界史の問題を目にしたことはありました。自分が受験するわけではないですが、興味もありましたし、英語も国語も基礎...続きを読むPosted by ブクログ -
・東大の問題は常に「国家」を主題にしている。これは東大がもともと官僚養成学校であったことが大きい。
・現在の「国家」つまり「主権国家」は、16世紀以降の絶対主義に形成され始め、17-18世紀の市民革命によって現在の形を整えます。当たり前のようにある今の「国家」は古代からあったわけではなく、われわれ日...続きを読むPosted by ブクログ -
学生時代は、どんどん混線してわけわかんなくなって無理、としか言えなかった近現代史をはじめて面白いと思った。なぜイスラエルが戦争しているのか、共産主義はなぜ非難されてるのか、ベトナム戦争はなぜ起きたのかなど、言葉を知ってはいるけどよくわかってなかったことが繋がって、細かいことはきっとこの後忘れちゃうけ...続きを読むPosted by ブクログ
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古代中世西洋史を、立体的、物語的に読み解く書。歴史をただの時系列ではなく、様々な問いによって解説していく内容が、頭が整理され入り込みやすい。Posted by ブクログ
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今現在に生きる歴史の見方が綴られた入門書。
ISISの残虐性が叫ばれている現在、もちろん彼らを擁護するわけではないが、たかだか数百年前の時代にはもっと多くの人間を巻き込んだ縄張り、宗教の覇権を巡る闘争が国家によって行われていたのだ。いつの世も人間の本質は変わらないと気付かされた。
そうした欧州の長い...続きを読むPosted by ブクログ -
詳しい事までは網羅されていないようですが、中世以降の歴史を一通り眺めることのできる本でした。戦争の場面などは、勢いのある文体で描かれており、飽きさせない構成で非常に良かったです。また、本書のテーマでもある、「歴史の見方」も明確に述べてあり、今後の歴史の学習に活きてくるのではないかと思います。世界史を...続きを読むPosted by ブクログ
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予備校講師が贈る、「ヨーロッパ近現代史入門」&「歴史の見方入門」。
本書の性格は二つ。
まずは、現在の世界がなぜこのようなのか、を理解するために、ルネサンス以降のヨーロッパ史を分かりやすく解説している。
歴史の流れを説明するのに、数多くの方法がある中で、入門書ということでシンプルに因果関係を整理す...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史を専門とする大学受験塾を運営している著者による、過去東大の世界史で出題された問題を題材に、世界史の本質に迫ろうとする一冊。
私も大学受験は世界史を選択したわけですが、当時、こんな問題だったら、全く太刀打ちできなかっただろうと思わせる、難しく、深い問題に対する、考え方、まとめ方、背景などを、講師と...続きを読むPosted by ブクログ -
出てくるキーワードは知っているんだけど、、、
それを繋げてストーリーにし、同じ時代の他の大陸での出来事と、横串を刺して、、、は、自分には不可能。。。
それなりに訓練するんだろうけど、改めて東大受験の凄さを認識した。Posted by ブクログ -
久々に世界史を思い出したくて読んでみた本。
わかりやすく、簡潔にまとめられててテンポよく読める。
ただ読んでて、そういえばこんなこともあったよねってことはちょっと省かれてたのが残念。
軽く復習する程には適当かと。Posted by ブクログ