紀元前5世紀から紀元後2世紀までの間にギリシャ、小アジア、エジプト、シチリア島、ローマ本土とその属領で発行されたコインの図柄と当時の時代背景をコインの写真と共に紹介した本。
小さなコインの裏表2面に記された図柄とわずかな文字だけでも、歴史や神話等の前提知識があれば十分楽しめることを教えてくれる。コイン図鑑兼歴史、神話書として一冊で2度美味しい。
なお、アンティークコインは最近日本でも資産形成の投資対象として人気があるらしいので、その気になれば、趣味と実益を兼ねることも可能かも。眠っていたコレクター魂を呼び覚まされそうで、ちょっと危険。