八木沢敬のレビュー一覧

  • 分析哲学入門
    再読。ただし、初めて読んだときの印象はあまり覚えていない。今回読んだ感想としては、全体的にわかりやすく書かれていて、読みつかえることは少なかった。ただし、例え話が多すぎてちょっと読みづらいと感じた部分もあった。とはいえ、これは書き方についての個人的な好みの問題で、ふつう話が抽象的になりすぎて分からな...続きを読む
  • ときは、ながれない 「時間」の分析哲学
    オッカムのカミソリ → 排除、ハラスメント

    時間関係説によれば、時間が存在するということは、出来事が実際に起きるということなので、出来事の生起が現実でなければ、時間は現実に存在しないことになる。
    対して「ゆるい」関係説によると、出来事が「現実に」起きなくても起きる「潜在性」さえあれば、時間は現実に...続きを読む
  • 分析哲学入門
    入門書としてはかなり優れているとおもう。初心者の私が何か掴んだ気になれたので。
    前提知識が要求されていたりするが、それでも。
  • 分析哲学入門
    同一性の携帯電話のところとかで、著者のあげる例から著者と逆に方にうなずけた。
    身近なところに疑問の余地が、余地と言うより広大な口を開けて広がってる感じがして面白かった。
    ところどころに出てくる断言に、どこに疑いを向けてどこを自明の前提にするかは「人それぞれ」の印象も。
  • 意味・真理・存在 分析哲学入門・中級編
    分析哲学の研究成果を紹介している本なのだけれど、自分自身の理解力が乏しくあえなく撃沈。もっと自分の思考力を高めてから、機会があればまた読んで見たい。
  • 分析哲学入門
    前書と違い、幅広いテーマを4つに分け、それぞれ詳しく解説している。一通り読むと、分析哲学のオーバービューが得られると思う。ただ、前書に比べてかなり難しく、また、そもそも分析哲学自体が難しいというか、ちまちまと細かく理屈をこねる傾向の学問なので、前書かWebで頭を少し慣らしてから読んだ方が良いと思う。...続きを読む
  • ときは、ながれない 「時間」の分析哲学
    物理学的なアプローチと哲学的なアプローチを往復しながらときの性質に迫る。

    各章ごとの理解は何とか追いついたが、読解力不足もあり書籍全体を通読することでときのながれについて得心がいくという感じにはなれなかった。
  • 分析哲学入門
    知っていることが多かった。
    むしろ冒頭の冗談、「限りなく号泣に近いぐらい」という表現が一番面白かった。限りなく数学に近い知識であったので曲がりなりにも数学を専攻したわたしには限りなく常識に近いほど自明の知識であった。
  • 分析哲学入門
    Quarkをすでに一般的には定着している「クウォーク」を使わずに、分析哲学者の間で定着しているという「クワーク」を使うところに違和感と拒絶感を感じます。これは分析哲学という開かれたものであっても、やはり自分たちのカラの中でこねくり回すことに心地よさを感じているのではないかと感じてしまうからであります...続きを読む
  • 分析哲学入門
    分析哲学について平易な言葉でまとめられた本。

    比喩を使ったりしていて、展開としても読みやすい。
    ただ、ほぼ文章だけであるためか、最後の方のこみいった話になると難しかった。
  • 分析哲学入門
    非常に平易な言葉で書かれた概説書

    抽象表現とか効率性・厳密性の高い表現が好きな人にとっては冗長に感じると思うが、門戸を広げることに成功している点で1つの形だと思う。
    実際、書いてある内容も他の入門書に特に劣ると感じることはなかった。