八木沢敬のレビュー一覧

  • 分析哲学入門

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    再読。ただし、初めて読んだときの印象はあまり覚えていない。今回読んだ感想としては、全体的にわかりやすく書かれていて、読みつかえることは少なかった。ただし、例え話が多すぎてちょっと読みづらいと感じた部分もあった。とはいえ、これは書き方についての個人的な好みの問題で、ふつう話が抽象的になりすぎて分からなくなるような哲学の問題を、正確さを損ねずに、ここまで一般的な言葉遣いに徹して紹介する、というのは並大抵のことではない。

    平易かつ冗長に書かれているため、初学者や一般向けにはちょうどいいかと思われる。これを読んで興味が出たら、同じことについて別の人が書いた青山拓央『分析哲学講義』(ちくま新書)とか、

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    2021年04月28日
  • 分析哲学入門

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    分析哲学でよく取り上げられる認識論や論理学について,数多くの具体例から説明。現代であれば記号で簡単に表示できるところを全て文章で表しているための読みづらさはあるかもしれない。

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    2025年04月21日
  • ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

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    オッカムのカミソリ → 排除、ハラスメント

    時間関係説によれば、時間が存在するということは、出来事が実際に起きるということなので、出来事の生起が現実でなければ、時間は現実に存在しないことになる。
    対して「ゆるい」関係説によると、出来事が「現実に」起きなくても起きる「潜在性」さえあれば、時間は現実に存在できるのです。

    カント 「周期的」という概念。「一定の時間」という概念に依存している。

    マクタガード(ドイツ風観念論者) 時間の存在の否定

    カテゴリーミステイク 
     ギルバート・ライル 対デカルト的心身二元論用
     「ときはながれる」はナンセンス
     → 術語論

    主動詞をもつ現在形の意味が、

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    2023年02月04日
  • 分析哲学入門

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    入門書としてはかなり優れているとおもう。初心者の私が何か掴んだ気になれたので。
    前提知識が要求されていたりするが、それでも。

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    2022年11月27日
  • 分析哲学入門

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    同一性の携帯電話のところとかで、著者のあげる例から著者と逆に方にうなずけた。
    身近なところに疑問の余地が、余地と言うより広大な口を開けて広がってる感じがして面白かった。
    ところどころに出てくる断言に、どこに疑いを向けてどこを自明の前提にするかは「人それぞれ」の印象も。

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    2015年07月05日
  • 意味・真理・存在 分析哲学入門・中級編

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    分析哲学の研究成果を紹介している本なのだけれど、自分自身の理解力が乏しくあえなく撃沈。もっと自分の思考力を高めてから、機会があればまた読んで見たい。

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    2013年03月31日
  • 分析哲学入門

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    前書と違い、幅広いテーマを4つに分け、それぞれ詳しく解説している。一通り読むと、分析哲学のオーバービューが得られると思う。ただ、前書に比べてかなり難しく、また、そもそも分析哲学自体が難しいというか、ちまちまと細かく理屈をこねる傾向の学問なので、前書かWebで頭を少し慣らしてから読んだ方が良いと思う。一気に読んだのでかなり疲れた、というかうんざりした。
    昔、教養課程の時、哲学の教授が「私は分析哲学は嫌いだ!」とおっしゃっていた理由が解った。かなり好みが分かれる分野だとは思う。

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    2012年02月04日
  • ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

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    物理学的なアプローチと哲学的なアプローチを往復しながらときの性質に迫る。

    各章ごとの理解は何とか追いついたが、読解力不足もあり書籍全体を通読することでときのながれについて得心がいくという感じにはなれなかった。

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    2023年02月23日
  • 分析哲学入門

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    ネタバレ

    知っていることが多かった。
    むしろ冒頭の冗談、「限りなく号泣に近いぐらい」という表現が一番面白かった。限りなく数学に近い知識であったので曲がりなりにも数学を専攻したわたしには限りなく常識に近いほど自明の知識であった。

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    2015年07月18日
  • 分析哲学入門

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    Quarkをすでに一般的には定着している「クウォーク」を使わずに、分析哲学者の間で定着しているという「クワーク」を使うところに違和感と拒絶感を感じます。これは分析哲学という開かれたものであっても、やはり自分たちのカラの中でこねくり回すことに心地よさを感じているのではないかと感じてしまうからであります。
    文中に「クワーク」と出てくるところに当たると、本を投げ捨てたくなる衝動が沸き起こってくることがあります。

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    2013年03月21日
  • 分析哲学入門

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    分析哲学について平易な言葉でまとめられた本。

    比喩を使ったりしていて、展開としても読みやすい。
    ただ、ほぼ文章だけであるためか、最後の方のこみいった話になると難しかった。

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    2013年01月29日
  • 分析哲学入門

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    非常に平易な言葉で書かれた概説書

    抽象表現とか効率性・厳密性の高い表現が好きな人にとっては冗長に感じると思うが、門戸を広げることに成功している点で1つの形だと思う。
    実際、書いてある内容も他の入門書に特に劣ると感じることはなかった。

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    2012年10月22日