加来彰俊のレビュー一覧

  • ゴルギアス

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    これレジメにするのめんどくさいなあ、という印象。
    正義とは何か、ということで、初期プラトンから『国家』へ向かっていくあいだにあるような作品。

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    2015年09月11日
  • ゴルギアス

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    弁論術や政治について、ソクラテスが対話の中で、また、長文の弁舌で明らかにしていくもの。うーん、面白いものですね。

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    2014年06月07日
  • ゴルギアス

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    『プロタゴラス』がおもしろかったので、さらに本作を読んでみた。こちらの方が議論の内容や対話の相手がバラエティにとんでおり、おもしろいし、わかりやすいかもしれない。

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    2014年05月05日
  • ゴルギアス

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    当時の弁論家、ゴルギアス、ポロス、カリクレスを相手に、ソクラテスが正、不正の問題で論戦をかわす。
    (おそらく)作者プラトンの意図とは逆にカリクレスのソクラテスへの徹底的な疑念こそがこの作品の価値になっている。
    カリクレスの登場する場面から面白くなります。

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    2012年05月27日
  • ゴルギアス

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     この対話篇は、政治と道徳と人生を論じて、『国家』につぐプラトンの力作であり、ソクラテスを死にいたらしめたアテナイの社会を支配するいっさいの通念に対して向けられた、哲学の側からの怒りと批判の書である。

     弁論術(レトリカ)は、その当時のアテナイ社会における花形的な存在であり、それの含む問題は、こんにちの社会においていわゆるマス・コミュニケーションのおよぼしている道徳的。社会的影響の問題とまったく同じ性質のものと言ってよい。(扉紹介)



    カリキュレス:たしかに、ソクラテス、若い年ごろにほどよく触れておくだけなら、けっして悪いものではない。しかし必要以上にそれに打ち込んで時間をつぶすならば、

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    2012年01月25日
  • ゴルギアス

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    ネタバレ

    it leads an entrance of politics in the perspective of rhetoric.

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    2012年01月16日
  • ゴルギアス

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    ゴルギアスは古代ギリシャ時代の弁論術士である。本書には、ゴルギアスとソクラテスの議論が延々と収められている。ソクラテスの問答法とゴルギアスのレトリックの戦いは、ソクラテスに軍配が上がるのだが、結果よりもそれぞれの戦略的な話しぶりが印象に残っている。やはり「演繹」が役に立つのは、形式的な議論と数学の証明だけなのかね?

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    2011年02月13日
  • ゴルギアス

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    解説にも書かれている通り、この本はソクラテスの思想よりプラトンの考えが大きく反映されている。
    この世で最も恥ずべきものは不正であり、不正を行うこと、そして不正を行いながらもそれに対する処罰を避けることが最も不幸なことである、という思考。
    人として正しく、善く生きるために何をすべきか、何を掲げ生きるべきなのか。
    後半部においては当時のアテネの政治に対する痛烈な批判も入り、この現代において再読されるべき名著である。

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    2011年05月12日
  • ゴルギアス

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    ソクラテスの弁明Episode0の巻。

    全体的には、道徳についての内容。
    タイトルはゴルギアスだが、
    ゴルギアス→ポロス→カルリクレスと、
    ソクラテスの対話相手は交代していく。

    ゴルギアスとは弁論術について、
    ポロスとは不正と幸福の関係、
    最後にカルリクレスと道徳について議論し、
    結論として、ソクラテスの弁明において、
    彼がとった行動が道徳に基づいた行為とされる。

    解説ではプラトンによるソクラテスと、
    プラトン自身の弁明だとしている。
    弁明による彼の行動の根拠に対する、
    弟子のプラトンの考えが分かるという意味で、
    ソクラテスの弁明の副読本として読むのが良さそう。

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    2015年10月20日
  • ゴルギアス

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    政治に関心を抱いた最中、「政治学の名著」なる本を手に取ると、紹介されていたのが本書。

    詭弁を弄するソフィストが民衆を衆愚とする危険性について警鐘されている。もう少し踏み込むと、民主主義が欠陥あるものになり得ると言える。そこで私心が無い哲学者が政策を決定する哲人政治という発想が生まれ得る。後々は、「国家」あたりも読んでみよう。

    後半はソクラテスが相手を演繹的に論破する様子が描かれており、論理的に考えることの参考となる。しかし、ビジネスでこれをやってしまうと仕事が進まないだろう。人間には感情があるから。

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    2014年04月12日