アーヴィングのレビュー一覧

  • スケッチ・ブック(上)
    英語英文学科川口エレン先生お勧めの一冊。

    ぜひ、英語原語版で読んで欲しい短編小説パート2
    岩波文庫では上・下巻2冊にわたっていますが、特に上巻収録の「リップヴァンウィンクル」、下巻収録の「スリーピーホローの伝説」をお勧めします。「リップヴァンウィンクル」はアメリカ版浦島太郎と評され、日本では森鴎外...続きを読む
  • アルハンブラ物語 下
    読み終わってしまった。が、これは何度でも楽しめる類の本。下巻はアルハンブラそのものより、現地で見聞きした伝説や噂なんかの小話が多い。

    ああ、行ってみたい。
    しかし3年も住んでたっていう当時の事情もすごいなあ。
  • アルハンブラ物語 上
    『アルハンブラの思い出』を聴きながら、遠いスペインの地グラナダのアルハンブラ宮殿に想いを馳せる。著者がアルハンブラ宮殿を訪れ幸運なことから主となり宮殿の歴史や逸話を語る紀行&滞在記。宮殿内の建物や広場の描写やまた挿し絵が素晴らしく、宮殿内の住人のエピソードも楽しいし、著者が言うように幻想的で魔法のか...続きを読む
  • アルハンブラ物語 上
    久しぶりに岩波買った〜。憧れのアルハンブラ宮殿!という思いで手にとったけど、アルハンブラに行くまでの旅の様子だけでも非日常に心踊ります。鉄道でも車でも飛行機でもない移動は、それだけでかなりのあじわいがあるよね。
  • アルハンブラ物語 下
    上巻より面白かった!!
    作者が出会った人たちとの交流や、彼らから聞いた伝説や噂話などが盛り沢山。グラナダに行きたいな〜。アルハンブラ宮殿に行ってみたいな〜。
  • スケッチ・ブック(上)
    思い切りネタバレで。

    19世紀アメリカ人によるイギリス関係のエッセイが中心のなかで、


    ドイツロマン派風の物語、幽霊花婿が気に入った。この種の話はあちこちにあるけれど、まず間違いなく先立った恋人のあとを追うか、連れ去られて生き残った片割れも死んでしまう悲劇。
    それがこの話はおおーっと驚く(ほどで...続きを読む
  • アルハンブラ物語 上
    2014/4/23
    ようやく読み終わった。グラナダ周辺の歴史が多い上巻に較べると下巻はおとぎ話てきな伝承中心なので読みやすい。
    この本、多分文学的価値はそれほどでもないんだろうけど、全編に著者のアルハンブラ愛が流れてて今すぐスペインに行きたくなります。危険w行く予定のない人は読まない方がいいかも。あ...続きを読む
  • アルハンブラ物語 上
    アメリカ公使館書記官であるアーヴィングは1820年代にグラナダを訪れ、荒れ果てたアルハンブラ宮殿に滞在した。その日々を幻想的な伝承を織りまぜながら語った本。上巻は歴史や建物、グラナダでの暮らしにまつわるが多い。
    アルハンブラ宮殿を築城した王アルハマールは、戦争で持ちこたえられないと判断した後、カステ...続きを読む
  • アルハンブラ物語 下
    上巻よりも伝説の収録が多くて、千夜一夜物語的な世界を楽しめました。スペインの昔話として馴染みのあるストーリーもいくつかあって、なんとなく懐かしい気持ちにもなったり。描写もやっぱり好みだなあ。描き出される風景もどこか懐かしさがある気がしました。
  • アルハンブラ物語 上
    いろいろとロマンに満ち溢れております。素材だけでなく、描写も綺麗。妄想を刺激する要素もたくさんあるので、何度か読み返して拾い上げたいものです。
  • アルハンブラ物語 下
    上巻に引き続きアルハンブラ宮殿にまつわる伝説や物語が散り並べられている。地下に眠る金銀財宝、王女にまつわる伝説、幻想的な世界はアラビアンナイトの雰囲気が漂う。いつかグラナダを訪れてみたい。
  • アルハンブラ物語 下
    19世紀アメリカの作家アーヴィング(1783-1859)が、スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿に滞在した際に執筆した旅行記であり、かつ当地で見聞したいくつかの伝説を記録したもの。初版1832年、改訂版1852年。本書の影響により、当時あまり知られていなかったアルハンブラ宮殿は、"異国情緒"あふ...続きを読む
  • アルハンブラ物語 下
    おじいちゃんにお話を聞かせてもらっている心地がする内容でした。

    アルハンブラ物語の下巻はアルハンブラ宮殿の伝説集って感じ。ロマンチックなイスラム文化と融合したスペイン文化の歴史を感じるね。

    こんなの読んでアルハンブラ宮殿に訪れたら、ついつい「財宝が埋まってるかもしれない」とか「ムスリムの兵士が封...続きを読む
  • アルハンブラ物語 上
    アルハンブラ宮殿に行くので読んでみた。
    スペインの荒涼とした雰囲気がよく伝わってくる。

    宮殿に関するたくさんの逸話が登場するのだが、彼が歴史に魅了されたオタクだっていうのがよくわかる。

    フランス軍よくやった!!っていうのが一番の感想ですね。

    アルハンブラ宮殿の挿絵が入っていて、実際この本を宮殿...続きを読む
  • ブレイスブリッジ邸
    19世紀イギリス、地主を中心とした片田舎での日常が穏やかに、愛着をもって語られている。特に挿絵が当時の雰囲気をそのまま伝えていてとても良かった。有閑階級だけでなく、村の教師やジプシーといった人々の描写も丁寧。
  • ブレイスブリッジ邸
    古き良きイギリスの田舎の大地主と村の人々の話。作者のアーヴィングは、起伏のある物語ではないけど、丁寧に人々の暮らしぶりを描いている。上手い作家だと思った。
    そういえば、カズオ・イシグロも『日の名残り』でイギリスの昔の執事を書いてたなぁ。
    貴族とか執事がいた世界は、もはや今となっては、アーヴィングが考...続きを読む