藤田結子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【「仕事も育児も100%」の限界】
そんな帯のフレーズに惹かれて購入。
同じ大学を卒業して、
お互い趣味=仕事状態の独身時代を過ごし、
仕事に時間と労力を割くことに肯定的な点でも意気投合、
子供が産まれた今もフルタイム共働きな我々夫婦。
それでも、家事・育児は圧倒的に母親の役割。
定時に仕事を切り上げて保育園にダッシュするのも、
それゆえ産前より仕事量を減らしているのも、
それゆえ出世も昇給も望みづらいのも、全部母親。
キャパオーバーで外注を手配するのも、
子供の体調不良の予兆に慌てて仕事を調整するのも、
どうしても仕事を休めず親に頭を下げるのも、全部母親。
わかってる、夫も頑張って -
Posted by ブクログ
分かる分かる分かるーーー!!!
共感の嵐!
私の場合は専業だけど、3歳と1歳の子どもがいて更にもう一人希望しているから再就職したくても就活すらできない状況でモヤモヤ。
子育て中の女性目線だけでなく、男性の働き方や考え方、職場の同僚の独身女性の立場、男女学生の立場など色々な視点から次々と問題点を挙げていて痛快!そして分かりやすい!!
逃げ恥の男性と女性の見方がこんなにも違ったのか!!というのは驚きとともに笑ってしまった(苦笑とか失笑の方ね)。
でもガッキーにキュンキュンさせといて、本当に言いたいことをガツンと言うのは戦略としてはアリだなーと思った。
だっていきなり主婦の労働について話したら男 -
Posted by ブクログ
自分がフルで働いていたころの状態がまさにこれ。この本はそのころのストレスをたくさん思い出させてくれる。具体策があるともっといいと思う。働いていたころ、まだ子どもは風呂も睡眠も1人ではできない状態。その時に朝、晩の限られた時間で子どもの様子を見ながら家事をこなす。日本の男は長く会社にいることが忠誠、仕事ができる人間と勘違い。同じノルマなら正確に速くこなすのが優秀に決まっているのに。逆に自分は夫の収入だけでやっていけるから、辞めざるを得なかった。風呂掃除しかやらないダンナ。そしてこの本にあるように土日に子どもと遊ぶだけでハタからはいい人に見える。身体もボロボロ。堂々と1人になれるのは往復の通勤電車
-
Posted by ブクログ
やっと仕事に復帰できる!
そのことがどれだけ嬉しかったことか。
復帰前に職場に行って先輩や同僚と話をしたことにどれだけ心を休められたことか。
育児ってそんなに辛いもの?
母性が足りないだけなんじゃない?
そんな言葉を吐く前に、まず現状を見て分析してみてはいかがだろう。
家庭の中の全てのことをたったひとり(主に女親)に任せることが「普通」な世の中は異常だ。
194頁の「アメリカのすごい主婦は日本のフツー」は私は駄目な親だ、と嘆く親に見て欲しい。
「赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらすぐに与えて。赤ちゃんが泣いたらきちんとあやさなければならない。また、抱っこ紐でつねに赤ちゃんを身につけるのも大切 -
Posted by ブクログ
ネタバレハッとさせられた箇所は
「育児”休暇”ではなく、育児”休業”」
ライフプランニングに携わる立場として、「育児”休暇”」なんて誤った使い方をしてはいけないな、と思いました。
子どもが乳児、幼児の頃は、本当に予期せぬことの連続です。自分の気持ちや感情、タスクすらも後回し、とにかく子供中心に世界が回っている感じです。
拍手を送りたいと思ったのは「自称イクメン問題」。
確かに、子どもと一緒にいるだけで育児をしていると胸を張っちゃうパパ、いますね~。
自分はテレビを見ていたり、ゲームをやっていたり、昼寝をしたりしていても、子どもと同じ部屋にいさえすれば「子供の面倒を見ていた」と。
「子どもと遊ぶ -
Posted by ブクログ
育児は激務である。相手はこちらの事情などお構いなしであるし、しかしその全責任はこちらにやってくる。それを一人で受け止めるのは、あまりに厳しい。
一人で育児というと母子家庭、父子家庭が思い浮かぶが、確かにそうした家庭に多いだろうが、必ずしもイコールではない。ひとり親でも祖父母などのサポートが受けられるなら、まだ育児に関する負担は軽減される。
夫婦そろっていても、片方が単身赴任だったり、家事育児に興味なかったりすればそこにワンオペ育児が爆誕する。そしてそのワンオペ育児をまかなうのはほとんどが女性である。
なぜワンオペ育児が生まれるのか、そしてなぜそれを押し付けられるのが女性なのか、という