ブルース スターリングのレビュー一覧
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伊藤計劃、円城塔、ゲイル・キャリガー…
他のサイバーパンク、スチームパンクをぐるっと回ってから記念碑的作品とやらにたどり着く。
んー、欲張ってもキリが無いのは判っているのだけれど、近現代史がもっと頭に入っていれば、もっともっと楽しめたんじゃないかと思ってしまうんだよな。Posted by ブクログ -
円城塔を契機に読んだ作品だったが、これを読むと彼の『Self-Reference Engine』や『屍者の帝国』が如何に本作の影響下にあったかがわかる。その意味で読んでよかった。
ただ、同様に19世紀のフィクション、ノンフィクション織り交ぜた歴史改変である『屍者』を楽しめた一方、本作で理解が及ばな...続きを読むPosted by ブクログ -
第二章の終わり頃(ダービィレースあたり)から、おもしろくなってきた。ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史」の5章あたりから出てくる人たちが、ワンサカ出てくるので読んでてよかったよ、ホント。
みなもと太郎「風雲児たち 幕末編 25」で登場したオリファントが出てて笑った。Posted by ブクログ -
正直、理解できたかと言われると「……」となる。が、SF的な知的好奇心がくすぐられる本には違いない。
差分事典を読み込んで、自分なりに調べたりして反復したいと思う。
混沌とした倫敦の光景に飲み込まれ幻影の十九世紀の雰囲気は十分楽しんだ。Posted by ブクログ -
まだ物語がどこへ転がって連れて行かれるのかが見えない、けれども妙に楽しい。
蒸気と機械音と黄燐マッチの匂いと倫敦の闇と雑踏。いわゆる“スチームパンク”な雰囲気の原点を体感する。
伊藤・円城両氏の「解説」という名の短編は何度か読んでいたけれど、こうやって本編を読んでから読むとまた違った味わい。Posted by ブクログ -
ギブスン×スターリングのスチームパンク。
ざっと読んでみる。一気に読ませるストーリーはよいSFの特徴。まあそればっかりじゃないけど、今回は必要な力かと思う。こういう世界観を作ったことで古典として後々フィーチャー群と比較される運命だから。
あとスチームパンクは歴史改編物でもあるので、バベッジとかどう...続きを読むPosted by ブクログ -
正直に言おう、全く分からなかった。
最後まで話の全体像が見通せず、何がどうなって、話に決着がついたのか、あるいはつかなかったのか、さっぱり。
でも、個々の細部のネオヴィクトリア朝時代のロンドンの町とか、パラレルアメリカ大陸のマンハッタンコミューンとか、もちろん、蒸気機関ダービーとか、は瞠目をもって楽...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングというSF小説の巨匠二人による共著。スチーム・パンク、サイバー・パンク、歴史改変SFの古典的名作として名前をよく聞くので読んでみた。けど、とにかく読みにくい。『ニューロマンサー』もかなりキツかったけど、歴史的な背景知識がないからか尚の事。
でもこの手の古...続きを読むPosted by ブクログ -
ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングというSF小説の巨匠二人による共著。スチーム・パンク、サイバー・パンク、歴史改変SFの古典的名作として名前をよく聞くので読んでみた。けど、とにかく読みにくい。『ニューロマンサー』もかなりキツかったけど、歴史的な背景知識がないからか尚の事。
でもこの手の古...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに、最後まで読めなかった本になるんだろう。名作と言われて手に取ったはいいけど、描かれる物語は最果てまでいかないのではないか。という印象がつきまとう。
歴史改編ものなのにもかかわらず、もとの歴史をよく知らない。という読み手の甘さは否めない。けど、それを差し引いてもあまり楽しめなかった。
なんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
大型書店のフェアで見つけた。とてもいいフェアだったなぁ。なにかのゲームか小説かの元ネタフェアで、読みたいけど持ってないSFが集まってて興奮と共に様々買ったのだ。
憧れと実際のギャップってあるよね。読むのにとんでもなく時間がかかってしまった。きっと円城さんや伊藤さんや、他にもいろんな人達に影響を与えた...続きを読むPosted by ブクログ -
スチームパンクというIFの未来を象徴する
数々の機関製品や二つ名の碩学たちが登場する。
この作品においてのウリは上記の独自性であり、
ストーリー自体は面白いものでもない。Posted by ブクログ -
SF小説の名作と言われているようだが、僕には超難解な小説だった。
この小説の面白さは一回で理解出来ないと思うがもう一回読む気力は暫く沸き起こりそうにない....Posted by ブクログ -
「解析機関が存在する」という設定を基盤にしている物語なので、当たり前のようにパンチカードの進化系やプログラム式映写機が出てくるのが面白い。
また、主人公であるマロリー博士の職業が恐竜発掘の専門家だというのも、作者が解析機関を「過去の偉大な遺物」と捉えているメッセージなのかとも思った。
ただ、物語自...続きを読むPosted by ブクログ -
スチームパンク
という単語をいい感じに表現し、体現してる作品。
エンジン(機関)という単語が大好き。
やっぱりそうだよね、技術(テクノロジー)の芽生えは
こうでなくっちゃね。
ああ どうして 蒸気と硝煙の世界はもう戻ってこないのかしら・・。Posted by ブクログ