道上尚史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
外交官であり、韓国に12年住んだ筆者が日本と韓国の相違点などを分かりやすく解説してくれます。この本を読むと日本人がおとなしくなったように思えました。ドバイでの役所の方の話として「日本企業は、製品に自信がありすぎるのか、マーケティングというものをしない。私のところに、英米仏独中韓の企業が軒並みやってきては、売り込みをしたり雑談をする。ランチにも行って自然に親しくなり、私もその企業の情報を得る。でも日本の企業は一度も来たことがない。入札のときに1000頁もの書類をどんと届けるだけ。ふだんの地道な営業努力を、日本だけ知らないようだ」(114P)
私はそれを読んで、日本人がもっとハングリーにならないと -
Posted by ブクログ
著者は現ドバイ総領事で韓国(2回)、中国の在外公館勤務を経られた外交官。過去のご著書『日本外交官、韓国奮闘記』は二度読み返した記憶があり、その著者がこの書名で何を書かれているか興味あり手にしてみた。
立場は民間企業のサラリーマンで著者とは比ぶべくもないながら、私自身も中国で3年、韓国で8年半、そして4年半の日本を挟み米国で2年半勤務・住んでみている身として、著者の指摘には大いにうなずかされ、共感せざるを得ない。私は気になるところや共感するところがあるとページの端を折る癖があるのだが、この本はかなり折り目だらけになってしまった。
外交官らしく普段冷静な筆致の著者らしからぬ熱い表現を日本人・日本企