トニー・シュワルツのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スポーツ心理学のジム・レーヤーがまとめた現代人のエネルギーの管理術です。特にテニスの分野で活躍している著者で、往年のプレイヤーのメンタルトレーニングを担当してきた経歴の持ち主です。
特定の分野に特化したノウハウ本はたくさんありますが、この本はそれらの本とまったく違ったアプローチをとります。
各個人の総合的なパフォーマンスを上げるために、4つのエネルギーをうまく管理することの重要性を教えてくれます。
・身体:食事や睡眠のとりかたで、一日のエネルギーがかなり違うことを教えてくれます。
・情動:これは気持ちの持ち方についてです。楽しむことポジティブになることの重要性を気づかせてくれます -
Posted by ブクログ
――――――――――――――――――――――――――――――
ロジャーが日頃からつきあっている三人の友人はゴルフ仲間だった。三人と過ごす時間はリラックスできたが、深い満足感はなかった。38
なんだか本当の友情というよりも、学生のつきあいのように感じられるのだ。39
――――――――――――――――――――――――――――――
あの戦争が始まってから、私は何があっても日中に仮眠をとった。それが、私の負った責任を全うするための唯一の道だったからだ。93
――――――――――――――――――――――――――――――
従業員の生産性を規定する最大の鍵は、「上司または同僚から好かれていると感じているか -
Posted by ブクログ
時間管理術のみにハマってしまっていた自分にとってこの「時間管理よりエネルギー管理だ」の概念はとても刺激的だった。トップアスリートを導いてきた著者だがビジネスマンにもそれは有効だと言う。
著者はエネルギーを「肉体面」「情動面」「頭脳面」「精神面」の4つに分類されるとしている。
それを適宜に消費し回復する(往復運動)によってそれぞれ鍛える事が出来、成長する。
そのためにはそれぞれの面で自分がどんな状態にあるかを自省し「目標を定める」→「真実と向き合う」→「行動を起こす(儀式)」という流れを踏まないといけない。
肉体面・・・GI値の低いものを食べる
水 -
Posted by ブクログ
著者の主張
・優れたパフォーマンスの成否は、エネルギー管理である
すなわち「肉体・情動・頭脳・精神」のエネルギーの消費と回復の全体のバランスを
取ることが最も重要である。
・4つのエネルギーの鍛え方及び目標をもって生きる事の重要性を説いている。
本書を読むだけではなく、実践することにより意味がある
印象に残った事
・「自分にとって本当に大事なものは何か」という価値観
→「現在の生活は、この生活を手に入れるために犠牲にしているものと比べて価値があるか」
・「人間とは、自身が内包する複雑さと矛盾の総和である。」
→「相反する情動の間を自由に柔軟に行き来できることが理想である -
Posted by ブクログ
肉体面、情動面、頭脳面、精神面において、健康的なリズムを保つ。
ストレスの限界値を上げる、または解消する。
昼寝などの休息を入れる。
今の空腹度は、10点中何点か?
現実的な楽観主義。
持続的に運動するよりもインターバルトレーニングを重視。
昼間に運動する。
ダヴィンチも休息中にアイデアを思いついた。
仕事中ではない。
能は使えば使うほど成長する。
毎日単語を覚える。
人生の終わりに、後世に残したい人生の教訓は何か?
価値基準は何か
仕事用のビジョンと家庭用のビジョンをつくる。
それぞれ、取り掛かる前にそれを読む。
努力を儀式化する。努力を保つのは疲れる。
意志の強さに頼る必 -
Posted by ブクログ
● エネルギー量を増やせるかどうかは、自分の限界を超えて頑張り、そのあと定期的に回復の機会を持つことができるかどうかで決まるのです。そして回復のときにこそ、人は伸びるのです。
● 大事なのは、人生があなたに目標を与えてくれるかどうかではなく、あなたが自分の心に深く根ざす価値観を実現する道具として人生を積極的に活用しているかどうかである。
● 人を支えているのは、肉体・情動・頭脳・精神という四つの面のエネルギーであり、それぞれのエネルギー状態をよくすることで人は「フル・エンゲージメント」、すなわち優れたパフォーマンスをおこなうために最適な状態となる。