岸田雅裕のレビュー一覧
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当初のパラパラ時と想定が異なったが、
気づきは多くあった。
p53 顧客の問題を解決して人を動かすと同時に顧客の先の社会や世界を良くする。産業の問題を定義する。理想を描く。
p55 会社を変えるでは変わらない。産業を変える意気込み。
p57 テクノロジー企業が非テクノロジー企業の職を代替する。
→危機感として捉えさせるのでなく、変革の機会として捉えてもらう
p116 変数を解ける(都合の良い)定数に変える
p141 あなたがリーダーを務めていたら、チームの能力はあなたの能力以上には発揮されない
p226 世界史における変化点はゲームチェンジのタイミングであった。
グローバリゼーショ -
Posted by ブクログ
ネタバレ堅苦しい専門書ではなく、丁寧でありながらユーモアたっぷりの著者の文書が素晴らしく、エッセイ風にマインドを説いていくあたりがとても読みやすいです。
(各章の合間には著者オススメ映画などのコラムもあります)
内容は、多用な職歴を持つ著者(現在はBooz&co.のヴァイスプレジデント)の体験談を中心に豊富な具体的事例を紹介しながら、これまでのマーケティング(マス広告など)から現在のマーケティング(パーチェスファネルやブランドなど)をおさらいし、結局は「お客様のことをどれだけ知ることができるか」「お客様を満足させるにはどうしたらよいか」というお客様の立場に立ったマインドが重要であるというこ -
Posted by ブクログ
コンサルティングというよりは、ビジネスマンとしての極意という印象かな。
まぁ、なんちゃって卒業生からやたらロジカルさばかりを強調した本がだされているので、そうしたことが本質ではないよということなんだと思う。
カーニーとして出して入るが、紹介されているのは、ブーズやローランド・ベルガーの仕事であろう。
面白かったのはブランドに関するくだりである
日本人・アメリカ人とヨーロッパ人とのブランドに対する意識の違いは興味深かった。
歴史観や美的センスに対する違いとでも言えばよいか。
アメリカはともかく、日本は歴史もあるし、似たような感覚を持てても良いような気はするが。 -
Posted by ブクログ
「マーケティングマインドの磨き方」というタイトルはよくできてると思う。この本は理論寄りでも実践寄りでもなく(後半はともかく)、有名企業の成功例を列挙しながら、顧客のニーズにどう応えるこをあくまで著名な成功例に即して述べていく。セグメンテーションとかいろいろ書いてあるけど、著者も認めている通り、STPにも限界がある。そして有名企業の通りにやれば成功する訳でもない。登場する企業もファッションとか車に偏っていて、消費者の嗜好と勝負するような業界(それこそマーケティングがモノを言う世界なのだが)においては面白い読み物として読めるのではないか。マーケティングマインドというが、よしウチもとやる気にはなると