山本崇雄のレビュー一覧
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ネタバレ山本先生の教員としての半生と、その中での経験からの教育哲学が感じ取れる。
指導者のための指導書的な側面もあるが、学校教育とはなにか、何のためのものか考えさせられる名著。アクティブラーニング全盛の走りとなった本。家庭教育へのエッセンスもあるので、お子さんをもつ保護者の方にもおすすめ。
以下、雑多なメモ。ーーーーーーーーーーー
教えない授業
・「知識をわかりやすく教える」→「問題解決の方法を支援する」ための手段
・授業の目的:自立した学習者を育てる
教室を居心地よくするためのルール
Everyone should
1.listen, speak, read , write and move.
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「学びのミライ地図」を描ける生徒を育てる、すなわち「自立型学習者」の育成が教育現場に求められていることだと言う事は理解できる。わかっていても現場と照らし合わせてみると、教科指導の方法はなんら変わっていないのが現状である。教科を学ぶことはもちろん重要であるに違いないが、現実の世界と結びつけられずに学びの気持ちを強く持ち続けるのは至難の業である。私自身学生の頃に自分にとって関係のない教科だと思うと、全く勉強はしなかった。本文に書いてある、【学びの目的を見いだす「エンゲージメント週間」、成績に入らない「実力テスト」学びの成果を表現する「アウトプット型テスト」、日々の認知的な学力を測る「単元テスト」を
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Everyone should…
listen, speak, read, write and move
enjoy making mistakes
say “Thank you.” when your classmates do something for you
☆「怒られるから〜する(しない)」は自立を妨げる
☆命や人権に関わることは力ずくで叱る!
☆指示を連発していると、教師の指示に依存する
☆ほめる、注意、ほめる
☆なぜできないか→どうすれば○○はなくなるか?どうすれば英語ができるようになるか?
☆クエストエデュケーション
☆①forgiveの精神②プラスマイナスの法則(遅刻したこと -
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ネタバレ<目次>
第1章 「教えない授業」とは何か
第2章 英語で実践する「教えない授業」
第3章 「教えない授業」への道のり
第4章 「教えない授業」は大学入試に通用するか
第5章 「教えない授業」が学校を変える
第6章 家庭での「教えない授業」
<内容>
都立両国中高の英語科の教員、山本先生の本。アクティブ=ラーニングではあるが、「教えない授業」は微妙に違う。著者は、アクティブ=ラーニングは「手段」という。「教えない授業」にアクティブ=ラーニングは親和性が高いのだ。
私がこの本に興味を持ったのは、「教えない」部分。本校でアクティブ=ラーニング(最近はこの言葉を使わなくなったけど)を指 -
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子どもから質問をされ、答える。これが優しさだと思って続けていたけれど、考える機会を無くしている…と、気づきながら、どうやって導いていけばよいか、きっかけ作りのヒントになりました。
P20 かつての予備校の様に、一斉に分かりやすい講義を行うのでは無く、子供たちに課題にぶつからせ、友達と協力して解決方法を見つけさせる。
教師の役目は
「知識を分かりやすく教える」から、
「問題解決の方法を支援する」に大きく変わる。
問題解決の方法を手に入れた子供たちは、
教師に教わらなくても課題に応じて解決方法を
主体的に選べるようになる。
P30 アクティブラーニングを行う目的は、
自立した学習者を育てる -
Posted by ブクログ
都立両国中学・高校で英語を教える著者による「アクティブ・ラーニング」の方法や意義、成果について、それを体験した生徒や保護者、またアクティブ・ラーニングを行う同僚の感想を交えて紹介したもの。
確かに「アクティブ・ラーニング」というより「教えない授業」と言った方が、教師にとっては分かりやすい。だからと言って、教師なら絶対何かを学ばせなければいけない訳で、「教えないけれども学ばせる」仕掛けを色々考える、生徒が自分たちで学びとる場面を作る、ということが教師に求められるということがよくわかった。
「誰かのために何かをする」ことが学びのモチベーション、という話も、初めて聞く話ではないが、おれの中でキ