藤村由加のレビュー一覧

  • 人麻呂の暗号
    日本は、オホーツク海で住む人たち、南方から来た人たち、中国や朝鮮半島から来た人たち、
    いろいろな人たちが集まってきたかもしれない。

    朝鮮半島の文化と日本の文化は、共通部分も多い。
    母屋という用語をはじめ、母親を敬う習慣まで、多くの共通部分がある。
    朝鮮半島から多くの人たちが来た記録もあるという。
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  • 人麻呂の暗号
    学校の授業で習った万葉集の歌。ほとんどが叙景詩や叙情詩だと言われていましたが、漢字の意味や朝鮮語から全く違った解釈が出来ることにビックリし、とても興味深い内容でした。
  • 人麻呂の暗号
    仮説を構築する というのは 重要な意味を持っている。
    歴史を解明するためには、仮説なくして成り立たない。
    歴史とは 『仮説』のつくり方で 方向が決まる。
    多言語教育を受けた 若い人たちが 
    感性あふれる 言葉 に対する想いを 解き明かしていく。
    果敢であることに・・・共感を覚える。

    言葉から沸き立...続きを読む
  • 人麻呂の暗号
    柿本人麻呂の歌が朝鮮語で解読できるという主張を軸にした話。刊行当時、称賛も批判も多かった問題作。ことばそのものやことばあそびが好きなので、こういう違った角度から解釈をするお話は単純にたのしい。暗号というより、謎解き、パズル、といった感じ。著者は4人で、それぞれの名から1文字ずつ取った共有筆名。この共...続きを読む
  • 人麻呂の暗号
    jardin de luneさんのレビューで気になってなんとなく家のどこかで見かけたような気がして父の書棚を探ってみたら単行本が見つかったので読んでみた。ということで登録は表紙が表示される文庫だが読んだのは単行本の方。
    内容は……、まあ面白いといえば面白い。特に最初のうちはなんだかわくわくしたし、こ...続きを読む
  • 人麻呂の暗号
    独自のアプローチで古代の謎に迫る著者の本はどれもなかなか面白いのだが、(真偽のほどはともかくとして)本書も興味深かった。一見不自然とも思える枕詞や掛詞を、さまざまな言語を駆使して紐解いて行くプロセスはけっこうスリリング。特に今回は題材が「謎の歌人」である柿本人麻呂なのだから。個人的には梅原猛氏の説に...続きを読む