山元賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔読んでつけた書評を見直してみました。今回は、アップルの日本法人の社長を務めた著者。
スティーブ・ジョブズという圧倒的な技術者、経営者と一緒に仕事をしたことのある著者の言葉からの学びはたくさんあります。いずれも、自分がトップになったときの心構えや、やることとしてのイメージ作りに役立つエッセンス。
学びとなったポイント:
"オーナーシップ"
「他人が起こした変化は自分ではコントロールできません。変化に巻き込まれないための唯一の対策は、その変化を「作り出す側」に回ること。変化を作り出す人が次のビジネスの中心を握るのです。」
"実行に対する強烈な集中力"
「グローバルリーダーたちは、もっと根本的な問題解決法として、優先順位を見直し、どこに集中するかを見極め、圧倒的な集中力でやり遂げるという、「選択と集中」を重視しています。絶対にだらだらやらずに、めりはりをつけて、アイデア出しでも問題の解決を考える上でも、一気に向き合うというスタイルでした。」
「例えば、ミーティングが休憩時間に入っても、スティーブはティム・クックとともに窓際に立ち、3種類のシルバーが自然光でどう見えるかを吟味し、どれがMacにふさわしいのか永遠と議論を交わしていました。和やかなやり取りに見えましたが、2人は話に集中し、周りの状況は一切見えていない感じでした。」
"ビジネスは世の中の問題解決"
「ビジネスにおいてもっとも重要なことは、とてもシンプルです。それは、みなさんが関わるテクノロジーやコンテンツ、サービスが最終的には「世の中を前進させる」ことにつながっているかどうかです。あらゆるマーケティング活動も営業も顧客満足も商品開発も、すべてはこのビジョン抜きには語れません。前進させられないビジョンは、長期的に見れば必ず失敗します。」
"猛烈な好奇心"
「WHYが次々に飛んでくる。あまりにも質問のスピードが早く、しかも、ひとたび質問が始まると、先ほどのチャーミングな笑顔とうって変わって、表情がどんどん険しくなる。それはひとえに、「猛烈な好奇心」があったからです。好奇心と言っても、一般的な度合とは桁が違う、猛烈なまでの、すごい好奇心です。だから、目の前にいる人がどんな人なのか、どんなことを考えているのか、アップルに対してどういうイメージを抱いているのかといった、関心や興味を抱かざるを得なくなるのです。」
「孫さんと柳井さんも、とびぬけて猛烈な好奇心の持ち主です。エレクトロニクス周辺にいるだけではとても出てこないようなアイデアが、コンテンツ、パッケージ、値付け、値引き、販売手法、マーケティングなど全領域にわたってポンポン機関銃のように出てきます。尋常ではないスピードで、まるで紙に書いたものを読んでいるかのようで非常に驚いたのを覚えています。すべて興味深い内容ばかりで、いかに孫さんが多方面のことに興味を持っているかがわかりました。」 -
Posted by ブクログ
山元氏かの本の面白さと学ぶポイントは2つだ。
一つは、あのスティーブ・ジョブズやラリー・エリソンといった大物のカリスマ経営者とのエピソード。そして、日本法人の社長という立場で、どのような事を行い、何を思いながらやっていたのかということが学べるということだ。
1つめのポイントにおいての参考になる話。プレゼンの上手さに関しては、世界で右に出るものがいないとまで思われているであろうジョブズも、実は入念なリハーサルと準備を行っているということ。
2つ目は、コミットメントに対する姿勢である。死んでも達成するという言葉は、偽りではないだろう。まぁ、命まで捧げる事はないだろうが、達成できなければ当然、責任をとってやめるということである。トップの人間は、そういうリスクと責任を負っているということが当然であろう。
また、リーダーの立場の人間は、プライベートや家族を犠牲にするのはやむを得ない事だという。著者の場合は、アップル在籍時の5年間で、平日に家で夕飯を食べたのは、3日くらいしかなかったという。 -
Posted by ブクログ
2017年末大掃除で部屋の隅から発掘しました、カバーを外してタイトルを見てビックリしました。途中まで読んでいたのですが、読みたい本の渦に巻き込まれていたものと思われます。新年早々の朝風呂に浸かりながら残りを読み終えました。
以下は気になったポイントです。
・発音や聞き取りの練習は当然必要ですが、それ以前に英語学習においても最も大切なことは、「自分は英語によって何を伝えたいのか」ということ(p13)
・英語に対する考え方に確信が生まれたのは、文法は不完全、しかし会話のリズムを一番大切にし、自分の意見を明確にする(p25)
・その場その場の台本を作る代わりに、自分の引き出しを増やして、情報を整理してしまいこむことに集中する、人前ではその一部を話す工夫をする(p27)
・プレゼン資料1ページには、3行以上の文章を書かない、書いてあることを話すのではなく、行間を話す、立ち方・話し方を注意する(p31)
・目指すべきは、この分野に関しては英語で話せるし、だれにも負けない、という武器を持つこと。専門分野の知識と、自分の伝えたいことを確実に伝えられるだけの英語力を持つ人:ドメインエキスパートを目指すべし(p63)
・最初の単語が子音で終わり、次の単語が母音で始まる場合には、2つの単語が一つに繋がって聞こえる(p90、99)
・発音練習を続けると、ネイティブの英語が聞こえてくる、ヒアリングだけ繰り返してもダメ、原理原則のルールを理解したうえで話せる人だからこそ、相手の話す英語が聞こえてくる、話せない人には聞こえない(p100)
・p、b、t、d、k、gが単語の最後にあったら、その音を出すための口の形を作り、空気の流れを止める(p106)
・母音と母音に挟まれた「t」は、dとrの中間(日本語のらりるれろ:私(鈴木)の意見)の音に変化する(p108)
・短縮形は、相手との距離感を確立するための道具として使われる、頻繁に短縮形を使うのは、距離が近い家族・友人通し(p111)
・現代の主流は、whの単語の「h」は発音しない、whyは「ワイ」と発音する(p134)
・自分の関心領域で使用する単語=Lexicon(特定の専門用語)を装備することを優先する(p151)
・正しい発音をする練習として、英語の歌(ネイティブの歌手)を最低でも3曲、歌詞を見なくても歌えるレベルにする、早口・腹式呼吸で英語を話す訓練にもなる(p153)
2018年1月1日作成 -
Posted by ブクログ
京セラ、JALやKDDIでは、稲盛和夫氏の教えを元にしたフィロソフィというものが用いられているのだけど、本書は山元氏のフィロソフィと言える。
(本文中で稲盛氏への言及もあり、影響を受けた可能性も。)
各項目は主に20代のビジネスパーソンに向けた、目線を上げ、モチベーションを上げるメッセージが、氏の実体験 -スティーブ・ジョブスやティム・クックといった超有名人との経験を含む- に基づいて語られており、一気に読み進める。
中には「英語はネイティブ並みでないと舐められる」といったハードルの高い項目もあるが、大半は明日からでも実行出来る内容ばかりで、心に気合いを入れたいときに読むと良いかもしれない。