こかじさらのレビュー一覧

  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    介護した人は葬式で泣かない
    な、納得。
    平均寿命が伸び、我が老父母も衰えはありつつ、今はなんとか自分たちで暮らしている。
    でもこれからは?
    もう今以上に元気にはならないから、運転もいつまで?家事もままならなくなって、蓄えもなく、いらないモノだけは山となり、そこから先何年‥?
    ただ元気で長生きしてほしいだけなのに、今後を考え憂鬱になる自分に自己嫌悪。

    作者のやるしかない!感が伝わって、実際やるべきことをサクサク進めるパワーがすごい。

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    2023年10月30日
  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    会社員を辞めてUターンし、両親と叔母夫婦の四人の介護を担うなんて...想像を絶する。
    よくやるな、と尊敬の気持ち。
    どうしよう、私は最期までやれないかもしれないし、そもそもやりたくないと逃げてしまうかも。

    ご本人も書いておられたけど、同じように両親や姑などの介護をする友人たちと愚痴ったり笑ったりできるのがまだ救いかもしれない。同じ立場の人がいなく、気持ちを吐き出す場所がなく介護する人達は、本当に壊れてしまうだろうな。

    と同時に、自分が将来ワガママ三昧、人の話は聞かず、すぐにキレ、家はごみ屋敷、子供たちが介護のために離職、なんてことになりそうで心底恐ろしい。
    ただでさえ短気なのに。ブルブル

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    2023年10月04日
  • 翼をください

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    お仕事小説。
    体育会系で真っ直ぐだけどやや鈍感な瑞穂。アパレルメーカーに就職し、同期の仲間や厳しい上司、親切な先輩、訳あり上司、嫌な上司、いろんな人に囲まれて、成長していく。
    ドラマ化したら上山さんは誰がいいかなー?
    さくらは完全に今田美桜さんをイメージして読んでた。
    肝心の瑞穂が浮かばない、、背の高い若い女優さん。

    最後はまさかの出来事で、なんとも(涙)

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    2023年09月06日
  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    社会が成長する過程で人々が蓋をしてみないようにしてきた認知症介護のリアル

    貧困やマイノリティを他人事と感じる人にでも平等に訪れうる老いは、ある意味死よりも過酷である

    しかしみんな目を瞑っているのだ

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    2023年08月26日
  • 彼女が私を惑わせる

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    ネタバレ

    面白かった。登場する女性全てを自分に置き換え感情移入してしまいながら分かるぅと唸りそうになってしまった。登場する女性の中で誰が一番幸せなのだろう?佐和子は誰もが羨む豪邸まで手に入れたけれど幸せを感じることはこの先あるのだろうか。心をざわつかせる彼女は本当に自覚なく天然なのだろうか。スキャンダルで一変していく人達の中で本当に気遣ってくれた人は誰なのかちゃんと気づいたのだろうか。そんな彼女だって嫉妬する相手がいることで原動力となっている。エピローグは残酷だったけれど、そこまで娘を追い詰めてしまったのはやはり佐和子の責任だと思う。本当の幸せとは何かに気づいて家族の信頼を取り戻すことができるのか、彼女

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    2023年05月08日
  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    著者のご両親や叔母夫婦はかなり強烈であるが、そこまで強烈じゃない老人を介護中の人でも『ホント、そうだよね!』と思うことが多かれ少なかれあると思う。自分だけじゃないと思えることは介護を続ける上で救いになる。
    なかなか人には言えない『本音(他の方が書かれているので省略)』は、誰しも一度は思うのでは。

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    2023年03月18日
  • 彼女が私を惑わせる

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    ネタバレ

    ラスト数ページ、佐和子を訪ねた元隣人のおにぎりではなく、橘リョーコへのライバル心から再奮起した佐和子。
    家族にも、元同僚にも、担当編集者にも見放された佐和子が、最終的に本書の読者にも見放されるだろう形で、物語は終わる。
    週間誌にリークした娘の想いは母には届かず。

    読み進めやすかったし、週刊誌を読んでいるような感覚で楽しめた。

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    2022年08月21日
  • 負けるな、届け!

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    ネタバレ

    不当なリストラにあったヒロインが走ること、応援することを通じて新しい道を切り開くまでのストーリー。自分も走りたくなってしまう。中高年にランナーが増えるのもわかる気がする。ラストの大会では、柳沢に沿道で声援を送るという行為によってかすみ達は最大の復讐をした感じになり、それでいて自分達は清々しい気になり前向きになれたような気がする。読後感は良かったー

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    2022年08月19日
  • 彼女が私を惑わせる

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    「世の中の流れ」なんてこんなものさと読むのか、「誰の心の中にも敵とみなしている人がいる」と読むのか。
    立場が違えば苦労があるので、やはり隣の芝生は青く見えるでしかないのかな。
    自分も気をつけなくちゃ。

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    2022年01月29日
  • それでも、僕は前に進むことにした

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    自分も目に不安を持つ為、興味を持って購入。
    CM制作に携わる主人公勘太郎の将来

    失明する、と言う不安が、夢との葛藤をからめてリアルに描かれていた。
    もちろん、才能や、環境や、友人や、家族、何らかの条件が違えば悩みも違ってくるだろうけど、爽やかさと、前向きさと、苛立ちや、出会い、積み上げて前に進む様がタイトル通りで、よかった。

    将来本が読めなくなるのは辛い。
    すでに老眼だけど、老眼と失明では次元が違う!
    若くてもしんどいけど、若くなくてもしんどい。

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    2020年03月20日
  • 負けるな、届け!

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    自分もマラソンしてますが、応援側の経験は無かったのでとても楽しく読むことが出来ました。
    マラソンしてなくても元気になれるストーリーかな?
    職場での女性の扱いなど、腹立たしいところもありましたが「ほっこり」するような暖かい言葉などあり、サクッと読めました。
    これから何かしてみたい、もしくは走ってみたいという女性が読まれたらいいと思いました。

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    2020年01月08日
  • 負けるな、届け!

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    ランナーとしては、分かる、分かるな1冊。
    アラフィフにして、会社を辞めざるを得なくなったかすみ。
    友人高橋さんとのマラソンの応援する姿が楽しい。
    走る人を応援するのも、応援に応えるのも本当に嬉しい
    のを私も一ランナーとして知っているから、よけいに。
    知らない人たちが沿道で応援してくれるのに、「ありが
    とう」と応える幸せ。
    かすみの周辺の人が順繰り語り手になっていく中、
    あの人の登場はびっくりした。
    でも、だからこそのあのラスト。
    爽やかな読後感。
    おりしも、北海道も遅い春を迎えている。
    さぁ、レッツゴー。

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    2019年05月11日
  • アレー! 行け、ニッポンの女たち

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    随分前に読みたいリストに入れたまま時間が経過し、どんな内容か全く知らずに読み始めたら、奇しくも東京マラソンの時期にぶつかって妙な運を感じた。
    今まで応援も行った事なく、初めて走ったけど、今度は是非応援側で参加したい!!
    本は走ること、アラフィフ女性が苦難にもめげずに生きていくことが書かれていてちょっとウルっとした。
    でも、初マラソン、わざわざ海外を選ぶことはないし、あんなに練習しないで完走は出来ないですよ(^_^;)

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    2019年03月07日
  • アレー! 行け、ニッポンの女たち

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    面白かった。がんばれと応援したくなる。自分がやってきたことをきちんと認めてくれる人がいることが、すごく大切。柳沢!

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    2016年04月23日
  • 負けるな、届け!

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    貸してもらい、読んだ本

    本当に子どもの頃は走ることが好きだったなぁ
    今は苦行でしかないし、なんなら止められてるけれど…

    走ること、だけではなく応援する人がいるっていうのはとても楽しい
    ほんの少しでも、その人の勇気を引き出せたりすることができればいいなって思います

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    2025年08月22日
  • 実際に介護した人は葬式では泣かない

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    ネタバレ

    まさにリアルすぎる親子、親戚関係!親子だから、親戚だからほっとけないし腹が立つ。介護から早く解放されたいと思うことは死を待っているようで罪悪感がある。でも実際、ヤレヤレと思ってしまうのもよく分かった。

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    2025年07月12日
  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    著者の老父母、老叔父叔母の介護記録。筆者の力量もあって七転八倒奮闘記になってるけど完全にホラー。たかられてる話は出てくるけど、この生活が維持できてることが奇跡。最後の一文が本当に恐ろしい。

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    2025年02月24日
  • 負けるな、届け!

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    25年勤務にも関わらず理不尽な理由でリストラされた小野寺かすみ。彼女は友人に誘われてマラソンを始めるが……。
    心の中にぽっと暖かいものが残る。
    人は何故走るのか、と問われれば走った後にある爽快感と達成感を味わうためだろう。本書ではそれがよく描かれており、読み終えて笑顔をもらえた。
    心暖まる一冊だ。

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    2023年12月10日
  • 寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

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    「実際に介護をした人はお葬式では泣かない」
    けだし名言。
    これから迎える超高齢化社会では、介護難民が出てくることは必須。
    そうなった時に負担を強いられるのは、きっと家族親族だろう。
    本書に描かれている美談では済まされない介護のリアルに胸が重苦しくなったが、誰もが知っておくべきことだと思う。

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    2023年02月08日
  • 彼女が私を惑わせる

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    素人の専業主婦が突然、料理研究家に成り上がって、周りにいる女性たちの羨望や嫉妬を描く物語。私に1番近いのは「いつか私も」の水原雪乃かな。雑誌でレシピを真似たり、憧れの料理人のインスタをフォローしてプライベートを見ては、インテリアとかチェックしたり。私のような人はどこにでもいると思うし、私のような人をターゲットに「さわこ先生」は創り出されていくのだと思う。
    立場や置かれている環境が違えば
    考えも変わっていくだろうけれど、自分の軸をしっかり持たないと流されて、自分じゃない誰かになってしまう怖さを、この物語で改めて知った。

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    2022年05月03日