中山秀紀のレビュー一覧

  • スマホ依存から脳を守る

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    ■精神依存における「正の強化」と「負の強化」
     依存症の根幹となる症状は「精神依存」と呼ばれるもので、これには「正の強化」と「負の強化」の二つの側面があり、ギャンブルやゲームなどの行為の依存症でも同様のことが起こる。
    ・「正の強化」とは、すなわち「快楽を得られるから依存物を使用する」こと。依存症の人が依存物を使用するのは「快楽」を得るためという前提条件があるが、「正の強化」だけでは依存症を説明しつくしたことにはならない。依存症ではない普通にゲームが好きな子供も「快楽」を求めてゲームをするし、依存症ではない普通に「酒好き」な人も「快楽」を求めて酒を飲む。つまり、多くの日常的な局面において「快楽」

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    2022年08月01日
  • スマホ依存から脳を守る

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    依存症治療に力を入れている久里浜医療センターの精神科医長-中山秀紀さんの著書。

    タイトルは「スマホ依存から脳を守る」ですが、スマホに限らず依存症を解決するための示唆に富んだ見識深い内容でした。臨床的に個別を見つめることを超えて、幅広い知識から依存症に対する社会課題を指摘しています。

    第1章・第2章については、依存のメカニズムが書かれています。これはスマホに限らず、アルコールなどの依存物全体に当てはまる知識です。
    「快楽をもたらすはずの依存物を使えば使うほど、依存物を使っていないときの不快度が増していく(p.57)」つまり快を得ている(正の強化)一方で、実は不快になっている(負の強化)ことが

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    2025年09月07日
  • スマホ依存から脳を守る

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    スマホ、ゲームというものを甘く見ていた。
    子どもにいつから与えるか?とかあいまいに考えていたけど、きちんと考えなければいけない。なかなか今の時代ゼロにはできないが
    まず親である自分からしっかりと考えていきたい。

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    2025年03月14日
  • スマホ依存から脳を守る

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    近年定義付けされた病気として、スマホ依存をエビデンスベースドで説明されていてわかりやすい。その上、治療方法も記載があってよかった。

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    2024年04月02日
  • スマホ依存から脳を守る

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    何かに依存すると怖い目にあう。タバコ、酒、ギャンブル、白い粉などが代表だが、今の時代、スマホ依存、ゲーム依存といった新たな手強い依存になるものがある。




    一度、快感という泥沼にはまってしまうとなかなか抜け出せなくなる。生活のリズムが乱れる、食生活、学校生活、勤務態度も乱れていく。そして、親、学校の先生、会社の上司に注意されると「うっせえ、うっせえ、うっせえ
    わ」と言い、「あなたが思っているより健康です」と開き直る。




    さらにひどくなると学校や会社に行くのがいやになり、自分の部屋に引きこもるようになり、人と関わることがなくなり、最悪の場合、引きこもってこの道数十年の自宅警備員になる可

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    2021年05月04日
  • スマホ依存から脳を守る

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    子育てする上で参考になりました。
    eスポーツとプロゲーマーについてもう少し詳しく知りたかった。例えば、プロゲーマーの人はゲーム依存症にならないのか?子供が「プロゲーマーになりたいから学校行くのやめる」と言い出したらどうすればいいのかなど。

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    2021年04月18日
  • スマホ依存から脳を守る

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    スマホというものが子供にはとてつもなく魅力的な依存物であり、そこからの脱却がいかに辛いかを教えてくれる良書。
    タバコと同じで、一旦依存をはじめると、使わないことによる不快感が半端ではないという見解には、自分のことを振り返ってみても大いに納得できるものがある。

    小さい子を持つ親としては、いかにして子供をスマホから遠ざけるかが大切。
    そのためには、自身がスマホに飲み込まれないこと、そしてスマホに代わる厳然な楽しみを、労を厭うことなく提供していくことが大切だと感じた。

    最後に、著者はスマホ依存せざるを得ない社会にも疑問を呈しているように思えた。
    この点、自身も同感。
    法による規制も踏まえ、スマホ

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    2021年01月11日
  • スマホ依存から脳を守る

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    今の自分の関心にあっている本。
    軽い気持ちでスマホやゲームを与えてしまきがちだけど、依存性あるという特徴を知っておかないと後から取り戻すのは大変だと感じた。
    知識として多くの人が持っておくべき。

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    2020年04月29日
  • スマホ依存から脳を守る

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    個人的にとても関心のあるトピック。
    依存症の危険性と治療法についてコンパクトにまとめられた一冊。
    やはり早期からの予防が大事なんだと実感。
    「やりたい」という子どもの気持ちと折り合いをつけながら予防することの大切さを教えていくことが難しいなと感じた。

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    2020年04月14日
  • スマホ依存から脳を守る

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    ネタバレ

    スマホ依存症の患者への治療を行う久里浜医療センターに勤める医師がスマホ依存の問題点や予防・回復の方法についてまとめた本。
    依存症の元となる依存物とは、「快楽が容易に味わえ飽きにくく続けられてしまうもの」とされる。
    しかし法令での規制が厳格に行われているアルコール・タバコなど従来の依存物と違い、スマホは精神面で未熟な小中学生から使用が容易で、依存物へ触れる時間が長くなるほど依存しやすい傾向が問題となる。
    香川県にてゲームの時間を制限する条例が制定され、実効性のなさから批判が多く寄せられた。スマホゲームは大半の人間にとって楽しいもので人生を豊かにするツールであることは違いないが、スマホは常時持ち歩

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    2020年04月03日
  • スマホ依存から脳を守る

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    スマホだけでなく、依存全般について書かれている。
    逆に言えばスマホの情報はさほど多くない。また、スマホと言うよりもゲームについての記述が多い。
    SNSから離れなれない…それを何とかしたいと思ってこの本を読むとかなり残念。
    本のタイトルは「依存から脳を守る」で良いと思うレベル。その一例にスマホがあるよう。

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    2025年11月16日
  • スマホ依存から脳を守る

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    “スマホ依存”に限らず、依存症全般に対していえることが書かれている。

    依存してしまうのは、
    快楽を得ようとする「正の強化」だけではなく、
    不快から逃れようとする「負の強化」こそが最もやっかいな要因である。

    私たちが遊園地に依存しないのは、何度も行けば飽きるから。手間がかかるから。お金がかかるから。
    依存しやすいものはその逆で、飽きないこと。手軽であること。高額ではないこと。

    オンラインゲームとオフラインゲームの違い。
    オンラインゲームは圧倒的に情報量が多く、定期的にアップデートもあることから、いつまでも飽きない。
    また、そのようなゲームを、“手軽さ”という要素を備えた「スマホ」で行えるた

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    2025年06月15日
  • スマホ依存から脳を守る

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    依存物が存在し。それらが元になり依存症を発症してしまう。SNSなどへの依存はスマホ依存ではなく、インターネット依存。親が子に与えているのだとすれば、親は責任を持って使い方の躾をしなければならないでしょう。ただ、持っているのが当たり前の世の中であり、持っていないと社会から取り残されるように感じられるため、何となく子供に買い与えてしまう。国をあげて、スマホ依存に取り組んでも良いのかもしれない。

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    2024年03月03日
  • スマホ依存から脳を守る

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    ネタバレ

    依存物の使い過ぎは依存症(使わないでいるときの不快度が増す負の強化ので依存物を使う、依存物への欲求がある)に行きがち。スマホもゲームも。依存症になることで不幸になるので、依存症にならないように使うのを減らしましょう。うーん。トートロジーぽく見えてしまう。

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    2022年11月13日
  • スマホ依存から脳を守る

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    今注目を浴びているeスポーツについて述べているところが印象に残った。
    プロゲーマーになれる実力はなく、学業を疎かにしているような人でもプロゲーマーになる夢を追っていると言えば、否定してはいけないような気になってしまう。それが依存をさらに悪化させている。

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    2022年07月21日
  • スマホ依存から脳を守る

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    自分への戒めに
    スマホ依存は脳内借金するようなもの、日常生活を犠牲にして自転車操業のようになっている
    スマホを全て絶つより節制の方が難しくスマホと共存するのは依存症になると難しい

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    2022年07月19日
  • スマホ依存から脳を守る

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    スマホから身を守るための方法を知るために購読。前々から思っていた全絶ちが最もいい方法だと紹介していて、そこに新たな知見はなかったが、スマホ依存から回復するための施設があることは知らなかった

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    2021年06月22日
  • スマホ依存から脳を守る

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    依存症とは、「楽しく」かつ「継続的」に摂取できるものを指す。スポーツ好きという人間も楽しくてやるのだろうが、朝から晩までずっと行うとさすがに疲れてしまう。一方で大麻やアルコールは摂取すると快楽を得られ、なおかつずっと続けることができる。スマホもそうだと筆者は指摘する。スマホでネットサーフィンしたりゲームに興じたりするのも、一つ間違えば依存症になりかねない。最近はe-スポーツが人気だが、私個人的には違和感があった。ゲームはスポーツなのか、と。本書を読んでその違和感がはっきりした。ゲームは依存症になりうる危険性があるのだと。その一点がある限り、e-ゲームを健全なものとして青少年に積極的にPRすべき

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    2021年06月19日
  • スマホ依存から脳を守る

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    ひと言で表すなら、

    「医師が考える スマホが怖い本当の理由」

    内容は、主に以下のような流れ。

    ・依存症のメカニズム
    ・スマホの依存性と、その理由
    ・依存症回復への障壁
    ・スマホ依存から回復する方法

    感想としては、既知の情報ばかりではあったけど、いま一度スマホの依存性を再確認できた。

    スマホがなぜアルコールや喫煙、ギャンブルのように強力な依存性を持っているのか。
    それがわかっていれば、これからの時代にさらなるテクノロジーが現れた時にも、依存性の強弱を自己で判断する助けになると思う。
    そんな意味でも読んでおいて損はないかな。

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    2020年11月02日
  • スマホ依存から脳を守る

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    ネタバレ

    負の強化というのがポイントだということがわかった。
    そして一度依存状態になると、負の強化が形成されるまでの時間が早くなるということも実感とリンクしていた。
    もう少し科学的なメカニズムや最新の知見、薬物依存との違いなど詳細があるともっと面白かった。

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    2020年05月03日